Ryzen 9000Gシリーズは8000Gのリフレッシュになる?Zen 5デスクトップAPUはRyzen 10000Gシリーズか
AMDのデスクトップAPU、Ryzen 9000Gシリーズに関する新たな情報が入ってきました。
Ryzen 9000GシリーズとRyzen 10000Gシリーズ
中国語圏フォーラムChiphellのリーカー、クーイーバオダローボ氏は以下のように述べています。
Zen 5デスクトップAPUは次の次の世代になります。次の世代のAPU (Ryzen 9000Gシリーズ)はRyzen 8000Gシリーズのリブランドです。 ― クーイーバオダローボ |
クーイーバオダローボ氏によると、Ryzen 9000GシリーズデスクトップAPUは既存のRyzen 8000Gシリーズのリブランド製品(リフレッシュ製品)になるとのこと。
そしてZen 5世代のデスクトップAPUはRyzen 8000Gシリーズの次の次の世代、つまり、Ryzen 10000Gシリーズとして登場する模様です。
正直なところ、今更Ryzen 8000Gシリーズをリフレッシュするという話に関しては「ん~?」って感じですが、Zen 5デスクトップAPUが1000番飛ばして、Ryzen 10000Gシリーズになるという部分に関しては腑に落ちます。
というのも、Zen 4世代のデスクトップAPUはRyzen 7000Gとはならず、Ryzen 8000Gとして発売されました。Zen 5世代でも1000番飛ばしてRyzen 10000Gシリーズとして発売されても不思議ではありません。
Zen 5デスクトップAPUのスペック・性能
AMDは以前からソケットAM5 Ryzenデスクトッププロセッサー製品として、Gorgon Pointと呼ばれる製品を投入することを同社の技術資料ポータルサイトにて明らかにしています。
Gorgon Pointは、既存のZen 5モバイルAPUで採用されているStrix Pointから動作クロックを向上させたリフレッシュモデルのコードネームです。つまるところ、このGorgon PointがZen 5世代のデスクトップAPUとして採用される模様です。
- Strix Pointダイ: モバイル
- Gorgon Pointダイ: モバイルおよびデスクトップ
(※今後、変更がなければ)
Gorgon Point (Ryzen 10000Gシリーズ(仮))とRyzen 8000Gシリーズを比較すると以下のような具合。
Ryzen 10000G (仮) | Ryzen 8000G | |
アーキテクチャ | Zen 5 | Zen 4 |
コードネーム | Gorgon Point | Phoenix |
CPU | 最大12C24T | 最大8C16T |
iGPU | RDNA 3.5 最大16CU | RDNA 3 最大12CU |
Gorgon Point / Ryzen 10000Gシリーズ(仮)はCPU部分が最大12コアになり、iGPU部分がRDNA 3.5へと刷新されて最大16CU搭載されます。Ryzen 8000Gシリーズと比較するとCPUもiGPUもかなりのアップグレードになります。
上述していますが、Gorgon PointはStrix Pointのリフレッシュモデルのため、Strix Point (Ryzen AI 300シリーズモバイルAPU(365~375))もCPUコア数 / iGPU CU数は同じです。