Intel Nova LakeデスクトップCPUの発売順序はこれまでと異なる?ハイエンドモデルは後回しか
2026年発売予定のIntel Nova LakeデスクトップCPU (Nova Lake-S)は、これまでとは異なった発売順序となるかもしれません。
ハードウェアリーカーのRaichu氏は以下のように述べています。
Nova Lakeの16P32Eモデルは、8P16Eモデルよりも四半期ほど遅れて登場する可能性があるようです。 8P16EモデルにはbLLCバージョンが採用される見込みです。 ― Raichu |
近年、Intelは、新世代のデスクトップCPUを発売する際にはハイエンドモデルを含めて投入してきました。例えば、第14世代Raptor Lake RefreshだとCore i9-14900K、Core Ultra第2世代Arrow LakeだとCore Ultra 9 275Kが含まれて発売されました。
しかし、Raichu氏によると、Core Ultra 9に位置する16P-Core + 32E-Core + 4LP E-Coreモデルは、Core Ultra 5に位置する8P-Core + 16E-Core + 4LP E-Coreモデルよりも四半期(3か月)ほど遅れて発売される可能性があるとのこと。
つまり、まずはミドルレンジ帯から発売されて、その数か月後にハイエンドとなるCore Ultra 9が発売されるという、これまでと異なった順序で発売される可能性がある模様です。
Raichu氏の情報が正しければ、Nova LakeデスクトップCPUのCore Ultra 9の購入を検討している人には少々残念なお知らせですね。
なお、現時点でリークされているNova LakeデスクトップCPUのラインナップは以下。
▼Noca Lake-S 暫定ラインナップ&コア構成・消費電力 (※リークに基づく)
- Core Ultra 9
- 16P-Core + 32E-Core + 4LP E-Core / 150W
- Core Ultra 7
- 14P-Core + 24E-Core + 4LP E-Core / 150W
- Core Ultra 5
- 8P-Core + 16E-Core + 4LP E-Core / 125W
- bLLC搭載モデルあり
(大容量L3キャッシュ、AMDで言うところの3D V-Cache / X3Dポジション)
- Core Ultra 5
- 8P-Core + 12E-Core + 4LP E-Core / 125W
- bLLC搭載モデルあり
(大容量L3キャッシュ、AMDで言うところの3D V-Cache / X3Dポジション)
- Core Ultra 5
- 6P-Core + 8E-Core + 4LP E-Core / 125W
- Core Ultra 3
- 4P-Core + 8E-Core + 4LP E-Core / 65W
- Core Ultra 3
- 4P-Core + 4E-Core + 4LP E-Core / 65W
ハイエンドモデルのCore Ultra 9は全コアあわせると52コアにもなり、コンシューマー向けCPUとしては過去最高のコア数です。このコア数の多さから、大幅なマルチスレッド性能の向上が期待されています。