SanDisk、NAND契約価格を50%も値上げか。今後のSSD価格は

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SanDiskは、SSDなどに使用されるNANDフラッシュメモリの契約価格を50%も値上げする模様です。台湾メディアのDigiTimesが報じました。

SanDiskがNAND契約価格を50%引き上げるという

NANDフラッシュメモリの単価上昇と販売数量増加を背景に、メモリ製品を扱う企業の2025年第3四半期決算は好調な結果となった。Innodisk、Transcend、Apacerなどが発表した決算報告は、前年同期比で数倍の伸びを示した。

市場関係者によると、NANDフラッシュメモリの供給逼迫の影響を受け、米大手企業のSanDiskは顧客に対して2025年11月のNANDフラッシュメモリの契約価格を50%引き上げると通知したという。

― DigiTimes

2025年9月にSanDiskは全製品10%以上値上げすることを通知しました。そして今回、2025年11月のNANDフラッシュメモリの契約価格をさらに50%値上げすると報じられました。

こういった値上げはSanDiskだけに限った話ではありません。Western DigitalもHDD製品を値上げし、Micronもメモリ / DRAMを値上げしました。そのほかのNAND / DRAM / ストレージ関連企業も値上げを行っています。これらの値上げは主にAI需要の高まりによるものです。

DDR5メモリやHDD製品なんかはコンシューマー向け市場でもすでに大幅な値上がりが見られます。

あるDDR5メモリの価格推移
あるDDR5メモリの価格推移

まだこの影響を受けていない製品もありますが、今後、値上がりしていくことが見込まれます。

また、今のところSSD価格は比較的安定していますが、時間が経つにつれて値上げの影響を受けた製品が市場に出回ってくると考えられます。

SSDの購入を検討されている方は、早いうちに買っておいた方が良さそうです。

Posted by にっち