メモリ不足・価格は、当分の間、改善の兆し無し。Micronの新ファブが本格稼動するのは2028年

メモリ

Micron DDR5メモリ

DDR5メモリ不足とそれに伴うメモリ価格の高騰は、当分の間、改善の兆しがない模様です。海外メディアのWCCF TECHが報じました。

私たちはMicronのモバイルおよびクライアント事業部マーケティング担当VPであるChristopher Moore氏に現状のメモリ不足についてインタビューを行った。

Crucialコンシューマー事業の撤退により、Micronは「一般消費者を見捨てた」といった印象が広まったが、Christopher Moore氏によると、実際にはOEM等を通じて今でも消費者向けのサプライチェーンに深く関わっているという。例えば、DellやASUSといったOEM / PCメーカーなどに、LPDDR5メモリを供給をしている。

Micronは、コンシューマー向けメモリを供給するためにさまざまなPCブランドと交渉している。しかし、年々増加し続けるAI需要を無視することもできないというのが現状だ。

AMDが公開したData Center AI Accelerator TAM (Total Addressable Market)
AMDが公開したData Center AI Accelerator TAM
(Total Addressable Market)

そして、ファブの拡張計画について、Christopher Moore氏は以下のように語った。

製造能力を大幅に拡大するためには、新たなクリーンルームのスペースを増やす必要があります。それには長い時間がかかります。私たちは3年前にアイダホ州でID1施設の建設を開始しました。当初は2027年末に稼動予定でしたが、2027年半ばへと前倒ししました。

しかし、顧客を受け入れ、装置が完全に稼動し、意味のある製造・量産が開始されるのは2028年になる見込みです。

― Micron VP, Christopher Moore

Christopher Moore氏によると、新たなファブの建設は進んでいるものの、2028年以降でないと意味のある効果をもたらさないという。

Micronとのインタビューでハッキリしたことは、少なくとも消費者目線で見たかぎり、メモリ / DRAM不足が早期に解消する見込みはないということだ。

― WCCF TECH

非常に残念ながら、メモリ価格が下がることは当分ない模様です。むしろ、AI需要の高まりとともに、さらに高騰していくことが見込まれています

DDR5 / DDR4メモリのアップグレードや、PCの自作を検討していて、できるかぎり安く買いたい方は、1日でも早く確保しておいた方が良さそうです。

Posted by にっち