Ryzen 9 PRO 9965X3Dの輸送記録が掲載。このCPUはいったい

AMD未発表のRyzen 9 PRO 9965X3DなるCPUの輸送記録が税関データサイトに掲載されました。それがこちら。
2025年11月15日付けで税関データサイトに掲載された輸送記録には、製品名である『Ryzen 9 PRO 9965X3D』のほか、製品ID『100-000001999』やソケット『AM5』、TDP『170W』、コア数『16CORE』といったことが記されています。
注目点の1つは『DVT』と記されている部分。少し技術的な話になりますが、EVT (Engineering Validation Test / 技術検証試験 / エンジニアリング検証テスト) → DVT (Design Validation Test / 設計検証試験 / デザイン検証テスト) → PVT (Production Validation Test / 製造検証試験 / 製造検証テスト)と進んで、その後、量産段階のPP (Pre-Production / 少量生産) → MP (Mass Production / 大量生産)に入ります。
つまるところ、このRyzen 9 PRO 9965X3Dは、2025年11月15日時点ではDVT段階となります。
さて、ではいったいRyzen 9 PRO 9965X3DとはどういったCPUなのでしょうか。AMDからまだ発表されていないため詳細は不明ですが、そのネーミングからある程度の推測はできます。
Ryzen 9000シリーズのPROモデルは、現時点で以下の3モデルしかありません。
- Ryzen 9 PRO 9945
- 12コア24スレッド / ベースクロック3.4GHz / ブーストクロック5.4GHz / L3 64MB / TDP65W
- Ryzen 7 PRO 9745
- 8コア12スレッド / ベースクロック3.8GHz / ブーストクロック5.4GHz / L3 32MB / TDP65W
- Ryzen 5 PRO 9645
- 6コア12スレッド / ベースクロック3.9GHz / ブーストクロック5.4GHz / L3 32MB /TDP65W
おわかりいただけたでしょうか。Ryzen 9000シリーズのPROモデルには16コア32スレッドモデルが不在です。Ryzen 9 PRO 9965X3Dは、その不在部分を埋めるために16コア32スレッドの最上位モデルとしての投入が見込まれます。
また、X3Dと記されていることから、64MBの3D V-Cacheも1基搭載され、通常のL3キャッシュ32MB x2 (2CCD分)で、合計L3キャッシュは128MBになるでしょう。(Ryzen 9 9950X3D2のように、最後に『2』がついていないことから、3D V-Cacheは1基が見込まれます)
- Ryzen 9 PRO 9965X3D
- 16コア32スレッド / 動作クロック不明 / L3 (3D V-Cache含む) 128MB / TDP170W
これまでRyzen 9000シリーズPROモデルは、通常版のRyzen 9000シリーズをベースにしていました。しかし、今回のPROモデルは、通常版ではなく3D V-Cache / X3Dモデルを採用しているのはなかなか興味深いところです。
Ryzen 9 PRO 9965X3Dがいつの登場になるかは定かではありませんが、そう遠くないうちに、AMDからの発表が期待されます。
























