グラボをケチャップやチーズなどで冷却するとどうなるの?冷やせるのか、冷やせないのか。普通のグリスとの比較は

GPU

Radeon R7 240

グラフィックスカードを冷却するために、グリスの代わりにケチャップやポテト、チーズに歯磨き粉などをサーマルペーストとして使用するとどうなるのでしょうか。ドイツのComputerBaseフォーラムにて、食品や日用品をグリス代わりに使った冷却テストが行われました。

犠牲になった、もとい、テストに使用されたグラボはAMD Radeon R7 240。ストレステストはFurMarkを実行。参考までに、メジャーなサーマルペースト、ARCTIC MX-4を使用した際の最高温度は49度でした。

ポテト、スライスチーズ、ペナテンベビークリーム

Radeon R7 240 - ポテトで冷却: 105度
ポテトで冷却

Radeon R7 240 - チーズで冷却: 105度
チーズで冷却

Radeon R7 240 - ベビークリームで冷却: 105度
ベビークリームで冷却

最高温度は105度に達し、サーマルスロットリングが発生
最高温度は105度に達し、サーマルスロットリングが発生

ポテト、スライスチーズ、ペナテンベビークリームを使用した際の最高温度は105度に達し、サーマルスロットリングが発生しました。残念ながらポテトやチーズ、ベビークリームはグリスの代わりにはならないようです。

歯磨き粉、ケチャップ

Radeon R7 240 - 歯磨き粉で冷却: 90度
歯磨き粉で冷却

Radeon R7 240 - ケチャップで冷却: 71度
ケチャップで冷却

ケチャップは71度を維持
ケチャップは71度を維持

歯磨き粉を使用した際の最高温度は90度に達したものの、サーマルスロットリングは発生しませんでした。

また、ケチャップはさらに優秀で、最高温度71度を維持しました。もちろん、こちらもサーマルスロットリングは発生していません。

全リザルトと結論

上記のほか、シルバーグリスやサーマルパッドなども含めた、すべてのリザルトがこちら。

冷却最高温度備考
ARCTIC MX-449℃ 
Corsair TM3054℃ 
Amasan T1263℃ 
シルバーグリス65℃ 
ARCTIC TP-2 0.5mm79℃ 
ARCTIC TP-2 1mm105℃サーマルスロットリング
ARCTIC TP-2 1.5mm105℃サーマルスロットリング
ARCTIC TP-3 1mm61℃ 
ARCTIC TP-3 1.5mm68℃ 
EC360 Blue 0.5mm105℃サーマルスロットリング
EC360 Gold 1mm76℃ 
EKWB 0.5mm105℃サーマルスロットリング
Alphacool
Apex 11W/ml 1mm
66℃ 
Thermal Grizzly
Minus Pad 8 1.5mm
105℃サーマルスロットリング
アルミ付き熱伝導性
両面粘着パッド
105℃システムシャットダウン
銅テープ105℃サーマルスロットリング
銅ペースト105℃サーマルスロットリング
スライスチーズ105℃サーマルスロットリング
ポテト105℃サーマルスロットリング
ベビークリーム105℃サーマルスロットリング
歯磨き粉90℃ 
ケチャップ71℃ 

ケチャップが案外冷やせています。厚手のサーマルパッドを使用するくらいなら、ケチャップの方が冷えます。しかしながら、言うまでもないことですが、使用は避けるべきでしょう。

また、サーマルパッドも、ものによっては105度に達しているため、グラボのGPUコアへの使用は避けた方が無難です。

大多数の人が予想できていたでしょうが、ケチャップやポテト、チーズに歯磨き粉といった食品・日用品類はGPUの冷却には不向きです。GPUコアの冷却は、普通のサーマルペーストを使用するのがベスト、という結論になりました。

Posted by にっち