【Windows11】 WindowsUpdate 2026年4月 不具合情報 - セキュリティ更新プログラム KB5083769 [Update 8]

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日本時間で2026年4月15日にWindowsUpdateに配信されたWindows11 25H2 / Windows11 24H2用KB5083769の不具合情報およびその回避策・解決策です。

更新履歴 [記事初公開日: 2026/4/15]
① 既知の不具合に『BitLocker関連の不具合』を加筆。 [2026/4/15]
② ユーザー報告に『KB5083769のインストールに失敗する不具合』を加筆。 [2026/4/17]
③ ユーザー報告に『ブートループの不具合』を加筆。 [2026/4/20]
④ 既知の不具合『BitLocker関連の不具合』の回避策からKIRでの対処方法を削除。詳細は回避策項目参照。 [2026/4/22]
⑤ 既知の不具合に『リモートデスクトップの警告が正常に表示されない不具合』を加筆。 [2026/4/24]
⑥ ユーザー報告に『Volume Shadow Copyサービス(VSS / Volume Shadow Copy Service)に関連した不具合』を加筆。 [2026/4/27]
⑦ 更新プログラムのハイライト・修正された脆弱性や不具合に、Vulnerable Driver Blocklist / VSS関連の不具合について加筆。ユーザー報告の『Volume Shadow Copyサービス(VSS / Volume Shadow Copy Service)に関連した不具合』内容を改訂。 [2026/5/3]
⑧ ユーザー報告に『AutoCADがフリーズする不具合』を加筆。 [2026/5/8] [New]

Windows11 25H2 / Windows11 24H2用セキュリティ更新プログラム: KB5083769

基本情報

KB5083769はWindows11 バージョン25H2およびWindows11 バージョン24H2用のセキュリティアップデートを含む累積更新プログラムです。このセキュリティ更新プログラム(セキュリティパッチ)をインストールすることで脆弱性が修正されます。

▼更新プログラムのハイライト・修正された脆弱性や不具合

  • Windowsの脆弱性を修正
  • セキュアブートに関連する以下のアップデートを行いました
    • Windowsセキュリティの『デバイス セキュリティ』 → 『セキュア ブート』に、新しいセキュアブート証明書が適用済みかどうかがわかるステータスが表示されるようになりました。詳細は『新しいセキュアブート証明書が適用済みかWindowsセキュリティからわかるように』をご覧ください。なお、この機能は商用PCやサーバーではデフォルトで無効になっています
    • 新しいセキュアブート証明書へと更新後、BitLocker回復モードに入る可能性があった不具合を修正
    • 信頼性の高いデバイスターゲティングデータが追加され、新しいセキュアブート証明書を自動的に受信できるPCの範囲が拡大しました。PCは、十分な更新成功シグナルを示した後にのみ、新しい証明書を受け取ります。引き続き、段階的かつ管理されたロールアウトが維持されます
  • WindowsがQUIC経由でSMB圧縮を使用する際の信頼性が向上
  • リモートデスクトップファイル(.rdp)を利用したフィッシング攻撃に対する保護が強化されました。.rdpファイルを開くと、リモートデスクトップは接続前に要求されたすべての接続設定を表示し、各設定はデフォルトでオフ(無効)になっています。また、初めて.rdpファイルを開く際には、セキュリティ警告が一度だけ表示されます。詳細は、「Understanding security warnings when opening Remote Desktop (RDP) files」をご覧ください
  • 『システム』 → 『回復』 → 『この PC をリセット』を実行後、『個人用ファイルを保持する』または『すべて削除する』を選択すると、リセットに失敗する場合がある不具合を修正。この不具合は2026年3月11日にリリースされたホットパッチKB5079420をインストールした環境で発生する場合がありました
  • KB5083769には、2026年3月27日に配信されたプレビューリリース(プレビュー更新プログラム)KB5079391(配信終了)、2026年4月1日に配信された帯域外更新プログラムKB5086672の内容が含まれています
  • [2026/5/3] 既知の脆弱なカーネルドライバをVulnerable Driver Blocklistへと追加。これにより、psmounterex.sysに依存するバックアップアプリ等でVolume Shadow Copyサービス(VSS)に関連したエラーが発生し、アプリが正常に動作しなくなる場合があります。本件の詳細は別記事『MS、VSSの不具合について説明。KB5083769やKB5082200等での仕様変更に起因。対象OSはWindows11、Windows10、Windows Server』をご覧ください。

不具合情報

KB5083769には以下の既知の不具合とユーザー報告の不具合があります。

既知の不具合
不具合概要回避策

KB5083769をインストール後、以下の5つの条件すべてを満たすPC環境において、BitLocker回復画面が表示されてBitLocker回復キーの入力が求められます。

  1. OSドライブでBitLockerが有効になっている
  2. グループポリシーの『コンピューターの構成』 → 『管理用テンプレート』 → 『Windows コンポーネント』 → 『BitLocker ドライブ暗号化』 → 『オペレーティング システムのドライブ』 → 『ネイティブのUEFIファームウェア構成のTPMプラットフォーム検証プロファイルを構成する』が設定されており、『PCR 7』が検証プロファイルに含まれている
  3. 『システム情報』(msinfo32.exe)で『PCR7 構成』が『バインド不可』になっている
  4. PCのセキュアブート署名データベース(DB)にWindows UEFI CA 2023証明書が含まれており、2023年署名のWindows Boot Managerをデフォルトとして使用できる状態にある
  5. PCがまだ2023年署名のWindows Boot Managerを実行していない

この不具合は、企業や組織などのIT部門によって管理されていない個人用PCでは発生する可能性は低いとされています。(つまり、発生するとしたら企業や組織などのPC)

この不具合の回避策としては、KB5083769のインストール前に『ネイティブのUEFIファームウェア構成のTPMプラットフォーム検証プロファイルを構成する』を未構成にする方法があります。詳細は以下のリンク先をご覧ください。

KB5083769にBitLocker関連の不具合。インストール後、BitLocker回復画面が表示される場合あり

また、もう1つの回避策として、KB5083769のインストール前にこの不具合の発生を防ぐKnown Issue Rollback (KIR)をインストールすることで回避できます。KIRは企業や組織向けとされており、入手するにはMicrosoftのビジネス向けサポートにお問い合わせください。

< Update 4 > [2026/4/22]
Microsoftは上記『回避策B』のKIRでの回避策を削除しました。削除した理由は明らかにされていません。おそらくはKIRによる修正が上手くいかなかったものと思われます。本不具合の対処方法として、2026年4月22日時点では『回避策A』のみが案内されています。

.rdpファイルを開いた際に表示される警告メッセージが正常に表示されない場合があります。テキストが重なって表示されたり、ボタンが部分的に隠れて表示される場合があります。

この不具合はマルチモニター環境で、各モニターのスケーリングが違う場合に発生します。

詳細は以下の記事参照。
リモートデスクトップの警告が正常に表示されない不具合。KB5083769やKB5082200などに起因。Windows11、Windows10、Windows Serverにて発生

一時的な対処方法として、各モニターのスケーリングを同じにするか、マウスでボタンの選択が困難な場合はTABキーでオプションを移動し、スペースキーで選択をしてください。

スケーリングの変更は『設定』 → 『システム』 → 『ディスプレイ』 → 『拡大/縮小』からできます。

ユーザー報告
不具合概要回避策

刷新された新しいスタートメニューにおいて、インストールしたアプリがスタートメニューに登録されない、アンインストールしたアプリがスタートメニューから消えない場合があります。

この不具合はスタートメニューにフォルダを作成するアプリでのみ発生します。

詳細は以下の記事参照。
新しいスタートメニューに不具合。勝手に上に移動したり、インストールしたアプリが表示されないなど。KB5067036以降を適用したWindows11 25H2 / 24H2で発生

PCを再起動するか、タスクマネージャーから『スタート』(StartMenuExperienceHost.exe)を『タスクの終了』、または『エクスプローラー』(explorer.exe)を『再起動』すればスタートメニューにインストールしたアプリが表示され、アンインストールしたアプリが消えます。

ダークモード環境のファイルエクスプローラーにおいて、最初に開く画面を、デフォルトの『ホーム』ではなく『PC』にしていると、表示に問題が発生します。(『フォルダーオプション』 → 『全般』 → 『エクスプローラーで開く』を『PC』に設定)

最初に開く画面を『PC』に設定
最初に開く画面を『PC』に設定

具体的には、ファイルエクスプローラーの初回起動時やタブを開いた際に、白い画面(何も無い白い空白)が一瞬表示されます。

目によろしくなく、人によってはかなり気になる不具合と言えるでしょう。

この不具合は、ファイルエクスプローラーにタブ機能が実装されたあたりからずっと発生しているといわれています。

詳細は以下の記事参照。
ファイルエクスプローラー白画面の不具合、いまだ発生!完全に直ってない。Win11にて継続中。発生条件は

本不具合が気になる場合、一時的な対処方法として、ファイルエクスプローラーが最初に開く画面をデフォルトの『ホーム』に設定することで、白画面が発生しなくなくなります。

または、ダークモードではなく、ライトモードに変更することでもこの現象を回避できます。

一部のPC環境において、KB5083769をインストールできない、0x800f0983、0x80070020、0x800736b3、0x800f0991、0x800f081f、0x800719e4といったエラーコードが表示されてインストールに失敗するとの不具合報告が複数件出ています。

なお、この不具合はあくまでも一部のPC環境でのみ発生しているものであり、すべてのPC環境で発生するものではありません。

詳細は以下の記事参照。
KB5083769をインストールできない不具合。0x800f0983や0x80070020エラー等で失敗。解決策あり

Windows11のシステム要件を満たした通常のWindows11 PCの場合は、『設定』 → 『システム』 → 『回復』 → 『Windows Update で問題を解決する』をお試しください。

その後、Windows Updateを実行して成功するかご確認ください。

(注: システム要件を満たしていないWindows11非対応PCでは絶対にこの手順を実行しないでください。失敗します)

もし、上記手順で上手くいかなかった場合や、システム要件を満たしていないWindows11非対応PC環境の場合は『Windows Updateのエラーを簡単に修正する方法』をお試しください。

ごく一部のPC環境において、KB5083769のインストールに起因してPCがブートループに陥ったり、奇妙なピクセル化した画面が表示されるといった報告が少数件出ています。

詳細は以下の記事参照。
KB5083769のインストールに起因してブートループの不具合。一部ユーザーが報告

Windows回復環境からKB5083769をアンインストールすることでWindowsが起動するようになったと報告されています。詳細な手順は左記リンク先記事をご覧ください。

2026年4月のセキュリティ更新プログラム以降をインストール後、Windows11のサービス『Volume Shadow Copy』(VSS / Volume Shadow Copy Service)に関連した不具合が発生し、一部アプリのバックアップ機能が正常に動作しなくなる場合があります。

Acronis社のAcronis Cyber Protect Cloudや、Macrium社のMacrium Reflect 8.1等で本不具合が報告されています。

[2026/5/3]

この不具合は仕様変更(脆弱性のあるドライバをMicrosoftがブロックしたため)に伴うものです。Microsoft側で修正されることはありません。アプリ側での修正・アップデートが必要です。

本件の詳細については以下の記事をご覧ください。

MS、VSSの不具合について説明。KB5083769やKB5082200等での仕様変更に起因。対象OSはWindows11、Windows10、Windows Server

[New]

KB5083769以降をインストールすると、Autodeskのアプリ、AutoCAD、Advance Steel、Civil 3D製品がフリーズします。

詳細は以下の記事参照。
KB5083769によりAutoCADがフリーズする不具合。Windows11で発生。Autodeskが修正プログラムをリリース

Autodeskは本不具合を修正するHotfixプログラムをリリースしました。AutoCAD 2024~2027はHotfixプログラムを適用することで本不具合は発生しなくなります。