Win10チューニング,WindowsUpdate

WindowsUpdate

2019年6月19日に公開されたWindows10 v1809用更新プログラムKB4501371、v1803用KB4503288、v1709用KB4503281、v1703用4503289、v1609用KB4503294にて、問題になっていた以下の不具合が修正されました。

[ 修正された不具合 ]

該当KB(またはそれ以降のKB)を適用することでこれらの不具合は発生しなくなります。

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WindowsUpdate

2019年5月15日以降に配信されたWindowsUpdateを適用すると、RealtekのBluetoothを搭載した環境でBluetooth機器とペアリングまたは接続できない場合があるという不具合が発生していました。

2019年6月19日に配信された下記の『修正KB』(またはそれ以降のKB)を適用することでこの不具合は発生しなくなります。

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Windows10 v1809にて、2019年3月13日以降に公開された更新プログラムを適用すると、EdgeまたはUWPアプリケーションから印刷を行うと0x80070007eエラーで印刷に失敗する場合がある不具合が発生していました。

2019年6月19日に配信された下記の『修正KB』(またはそれ以降のKB)を適用することでこの不具合は発生しなくなります。

Win10
バージョン
不具合発生KB修正KB不具合内容
v1809KB4503327
(2019年6月12日公開)
KB4497934
(2019年5月22日公開)
KB4494441
(2019年5月15日公開)
KB4495667
(2019年5月4日公開)
KB4501835
(2019年5月1日公開)
KB4493509
(2019年4月10日公開)
KB4490481
(2019年4月3日公開)
KB4489899
(2019年3月13日公開)

KB4501371
(2019年6月19日公開)

【不具合概要】
Microsoft EdgeまたはUWPアプリケーションから印刷を行うと0x80070007eというエラーが表示される場合があります。


【回避策】
Internet Explorer等のその他のブラウザからは正常に印刷が行えます。

長い間放置されていましたが、3ヶ月の時を経て、2019年6月19日公開のKB45013671でやっと修正されました。

更新履歴
① 不具合がKB4495667以外でも発生することが判明したため本文を修正・加筆。
② 2019年5月15日公開のKB4494441を加筆。
③ 2019年5月22日公開のKB4497934を加筆。
④ 2019年6月12日公開のKB4503327を加筆。
⑤ 修正に伴い修正KBを加筆、本文を修正。

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2019年5月22日以降にWindowsUpdateに配信されたWindows10用更新プログラムを適用後、Internet Explorer 11が開かなくなる場合があるという不具合が発生していました。

2019年6月12日に配信された下記の『修正KB』(またはそれ以降のKB)を適用することでこの不具合は発生しなくなります。

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2019年5月30日、Windows10 v1903に更新プログラムKB4497935が配信されました。KB4497935には多数の修正が含まれており、v1903公開当初からの不具合もいくつか修正されました。修正された公開当初からの不具合は以下になります。

< 修正されたv1903公開当初からの不具合 >

  • 外付けUSBメモリやSDメモリカードを接続しているとv1903へのアップデートに失敗する場合がある。
  • ディスプレイの向きがデフォルトから変更されていると(横向きから縦長にしていたり)、Direct3D (D3D)アプリケーションやゲームがフルスクリーンモードにならない場合があります。例えば、3DMarkがこの不具合の影響を受けます。

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【Win10】 Windows10 v1903 May 2019 Updateの不具合情報等の記事一覧

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Windows10 v1903に新たな既知の不具合が2件追加されました。

  • v1903のインストール時にOSの言語を変更した環境だと、Windows Sandboxが0x80070002エラーで起動に失敗する場合があります。
  • v1903にアップデート後、dynabook PC向けアプリ『dynabookスマートフォンリンク』が正常に機能しなくなる場合があります。Microsoftはdynabookと解決に取り組んでおり、この問題が解決するまでは該当PCにv1903は配信されません。

上記にお心当たりのある方はお気をつけくださいませ。

2019/7/12追記
2019/7/11時点でdynabookの不具合は解決しました。他の不具合については以下の記事をご覧くださいませ。

【アプデ/10】 Win10 v1903、既に多数の既知の不具合がリストアップ

2019/8/31追記
2019/8/31時点でWindows Sandboxの不具合も解決しました。

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【Win10】 Windows10 v1903 May 2019 Updateの不具合情報等の記事一覧

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dynabook、NEC、富士通はWindows10 v1903 May 2019 Updateへアップデート時の注意事項や不具合情報などを公開しました。詳細は下記のリンク先へどうぞ。

dynabook
Windows 10 May 2019 Update アップデート情報

NEC
Windows 10 をお使いのお客様へアップデート時のご注意
NEC ビジネスPC Windows 10 May 2019 Update 対応情報

富士通
Windows 10 May 2019 Update(Windows 10, version 1903)の提供について

該当メーカーのPCをお使いの方は目を通しておいた方が良いでしょう。

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【Win10】 Windows10 v1903 May 2019 Updateの不具合情報等の記事一覧

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Windows10 v1903 May 2019 Update環境でタスクマネージャから高負荷なアプリケーションの表示が消えるという不具合が発生しています。例えば、OCCTをぶん回してCPU使用率を100%にすると、

< ストレステスト実行前 >

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これまで、Windows10に大型アップデートを適用すると各種設定が初期化されてきました。

【Win10】 悲報 Windows10 v1809 October 2018 Updateでもアップデート後に各種設定の初期化は健在
【Win10】 悲報 Windows10 April 2018 Updateでもアップデート後に各種設定の初期化は健在
【Win10】 悲報 Windows10 Fall Creators Updateでもアップデート後に各種設定の初期化は健在
【Win10】 悲報 Windows10 Creators Updateでもアップデート後に各種設定の初期化は健在
【Win10】 Windows10Anniversary Updateの注意点
【Win10】 Windows10TH2へのアップデート問題

2019年5月22日に公開された『v1903 May 2019 Update』ではこの問題は解決しているでしょうか。答えはNoです。いつものごとく自分の環境で軽く調べたところ、下記の初期化を確認しました。

  • 一部のレジストリが初期化されている。
    メニューの表示速度を変更する『HKEY_CURRENT_USER\Control Panel\Desktop\MenuShowDelay』の設定を『0』にしていたのがデフォルトの『400』に戻されているのを確認。
  • レジストリに追加した『NtfsDisableLfsUpgrade』が消されているのを確認。
    関連記事
    【Win】 Win7 ⇔ Win10間でファイルのやり取りをした外付けSSDなどが読み込めなくなる
  • 削除や無効化したタスクスケジューラの中身が再び初期設定の有効になっている。『Application Experience』、『Autochk』、『Customer Experience Improvement Program』、『Diagnosis』、『DiskDiagnostic』などの有効化を確認。
  • 無効化したサービスが再び初期設定の有効になっている。『Workstation』、『Windows Search』などの有効化を確認。

Windows10が発売されてからそろそろ4年になろうとしていますが、未だにこの初期化問題は改善されていません。これからアップデートをされる方で、初期化されたら困る変更箇所は、元に戻せるよう必ずメモしておきましょう。

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【Win10】 Windows10 v1903 May 2019 Updateの不具合情報等の記事一覧

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MicrosoftはWindows10 v1903 May 2019 Updateの提供を開始しました。試してみたい方は下記の直リンクからISOファイルをどうぞ。

Windows10 64bit用 v1903 May 2019 Update
https://software-download.microsoft.com/db/Win10_1903_V1_Japanese_x64.iso?t=4e668b33-b37b-409f-8bf8-9fcc2d52925b&e=1558550949&h=8913197b5cae15217a2124a30830e44f

Windows10 32bit用 v1903 May 2019 Update
https://software-download.microsoft.com/db/Win10_1903_V1_Japanese_x32.iso?t=4e668b33-b37b-409f-8bf8-9fcc2d52925b&e=1558550949&h=f0054e4f37c175e53bee372c0d6a8710

この直リンクは2019年5月23日AM03:49まで有効です。

それ以降はMS公式ページからどうぞ。Windowsからアクセスすると直接ISOのダウンロードはできず、Media Creation Toolのダウンロードを案内されますが、ブラウザのユーザーエージェントをMAC等にすれば直接ISOのダウンロードができます。

MACのユーザーエージェント
Mozilla/5.0 (Macintosh; Intel Mac OS X 10_12_6) AppleWebKit/604.1.38 (KHTML. like Gecko) Version/11.0 Safari/604.1.38

以下、大型アップデート時の注意点になります。

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2019年5月15日にWindows10 v1809に配信されたKB4494441に、環境によっては2回インストールされるという既知の不具合が追加されました。

しかしながら、Microsoftによると、更新プログラムの適用には環境によって複数回のダウンロードおよび再起動が必要になることもあり、インストール自体は正常に行われるため、特に何もする必要はないとのこと。悪影響はないようで一安心です。

ユーザーからすれば更新履歴に『(2)』と書かれていれば 「何か問題があったのか」 と気になってしまうところです。Microsoftは更新履歴を正しく反映するよう(詳細は書かれていないものの、おそらく『(2)』と表示されないよう)改善作業を進めているとのことです。

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2019年5月4日に配信されたWindows10 v1809用更新プログラムKB4495667に新たな既知の不具合が追加されました。Microsoftによると、この更新プログラムを適用後、 ExcelでMS UI GothicまたはMS PGothicフォントを使用しているとレイアウトが崩れる場合があるとのこと。

対処方法としては、別のフォントを使用するか、KB4495667をアンインストールすることでこの不具合を回避できます。アンインストールした場合は再び入ってこないようにKB4495667を非表示にしておきましょう。非表示入りにはMicrosoft公式ツールの『wushowhide.diagcab』でもできますが、サードパーティ製の『Windows Update MiniTool』の方が直感的にわかりやすく高機能で便利です。

Microsoftは修正に取り組んでおり、5月中旬に解決策を提供予定とのことです。

< Update 1:修正 [2019/5/15更新]
2019年5月15日に配信されたKB4494441にて修正されました。KB4494441(またはそれ以降のKB)を適用することでこの不具合は発生しなくなります。

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2019年3月13日以降にWindowsUpdateに配信されたWindows10用更新プログラムを適用後、Internet Explorerからリンクをクリックしてもアプリケーションが起動しない不具合が発生していました。

2019年5月4日にv1809に配信されたKB4495667で、全てOSバージョンで修正されました。下記の『修正KB』(またはそれ以降のKB)を適用することでこの不具合は発生しなくなります。

Win10
バージョン
不具合発生KB修正KB不具合内容
v1809
(修正済)
KB4501835
(2019年5月1日公開)
KB4493509
(2019年4月10日公開)
KB4490481
(2019年4月3日公開)
KB4489899
(2019年3月13日公開)
KB4495667
(2019年5月4日公開)

【不具合概要】
これらの更新プログラムをインストール後、Internet Explorerからリンクをクリックしてもアプリケーションが起動しない場合があります。


【回避策】
リンクを右クリックをして新しいウィンドウ、またはタブで開くことでこの不具合を回避(アプリケーションを起動)できます。

または、Internet Explorerでローカルイントラネットおよび信頼済みサイトに対して保護モードを有効にします。

1. [ツール] → [インターネット オプション] → [セキュリティ]の順に選択します。
2. [セキュリティ設定を表示または変更するゾーンを選択してください]設定内で[ローカル イントラネット]を選択し、[保護モードを有効にする]を選択します。
3. [信頼済みサイト]を選択し、[保護モードを有効にする]を選択します。
4. [OK]を選択してブラウザを再起動します。
v1803
(修正済)
KB4493464
(2019年4月10日公開)
KB4489894
(2019年3月20日公開)
KB4489868
(2019年3月13日公開)
KB4493437
(2019年4月26日公開)
v1709
(修正済)
KB4493441
(2019年4月10日公開)
KB4489890
(2019年3月20日公開)
KB4489886
(2019年3月13日公開)
KB4493440
(2019年4月26日公開)
v1703
(修正済)
KB4493474
(2019年4月10日公開)
KB4489888
(2019年3月20日公開)
KB4489871
(2019年3月13日公開)
KB4493436
(2019年4月26日公開)
v1607
(修正済)
KB4493470
(2019年4月10日公開)
KB4489889
(2019年3月20日公開)
KB4489882
(2019年3月13日公開)
KB4493473
(2019年4月26日公開)
v1507
(修正済)
KB4489872
(2019年3月13日公開)
KB4493475
(2019年4月10日公開)

更新履歴
① 2019年4月10日、4月3日、3月20日分の更新プログラムを加筆。MicrosoftのKBページ内容変更につきタイトルおよび本文を変更・修正。v1507以外は未だ修正されず。
② 2019年4月26日分の更新プログラムを加筆。
③ v1809用2019年5月1日分の更新プログラムKB4501835を加筆。
④ v1809用2019年5月4日分の更新プログラムKB4495667を加筆。それに伴い本文を修正。

Win10チューニング,WindowsUpdate

Avira社のアンチウイルスソフトをインストールしている環境に2019年4月10日配信のWindows Updateを適用すると、PCが数分間フリーズするといった報告が出ています。Avira社によると、以下のソフトウェアをインストールしている環境が影響を受けるとのことです。

  • Avira Free Security Suite
  • Avira Prime
  • Avira Free Antivirus
  • Avira Antivirus Pro

全ての環境で発症するとは限りませんが、もし、この症状が出た場合、以下のいずれかの方法で対処が可能です。

    1. Aviraをアンインストールする
    2. 2019年4月10日配信KBをアンインストールする

    OS2019年4月10日配信KB
    Windows7KB4493448(セキュのみ)、KB4493472(ロールアップ)
    Windows8.1KB4493467(セキュのみ)、KB4493446(ロールアップ)
    Windows10KB4493509(v1809)、KB4493464(v1803)、KB4493441(v1709)、KB4493474(v1703)、KB4493470(v1607)、KB4493475(v1507)

    (※ただし、2019年4月10日配信の更新プログラムはセキュリティパッチのため、アンインストールすると脆弱性が未修正のままになることには注意が必要です)

より詳細な情報および続報はAvira社のページにてご確認ください。

この他にもWindows7 / 8.1ではSophos社のアンチウイルスソフトがインストールされていると、OSが起動しなくなるといった致命的な不具合報告も出ています。

どうも2019年4月度のWindowsUpdateは一部のアンチウイルスソフトと相性が悪いようです。同様の症状が出た場合、アンチウイルスソフトとの相性を疑ってみてください。

更新履歴
① Avira社の公式発表に伴い、内容の修正・加筆。
② Avira社のページのリンク先間違いを修正。

Win10チューニング,WindowsUpdate

MicrosoftはWindows10の次期大型アップデートの名称を『May 2019 Update』に決定したことを発表しました。『May 2019 Update』は2019年5月下旬より提供が予定されています。

以下、大型アップデート時の注意点になります。

大型アップデートの初公開時には過去例外なく何かしらの不具合が付いて回っています。大事なことなので繰り返しますが過去例外なくです。不具合に悩まされたくない場合は、すぐに適用せずに遅らせることを推奨します。参考までに、v1809 October 2018 Updateのときはこんな有様でした。

また、これまで、Windows10に大型アップデートを適用すると各種設定が初期化されてきました。

今回も例に漏れず何かしらの設定が初期化されるでしょう。Microsoftがこの問題を解決しないかぎり、年2回の大型アップデートが予定されているWindows10は、約半年毎に再設定が必要になってきます。初期化されたら困る変更箇所は、元に戻せるよう必ずメモしておきましょう。

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2019年4月3日にリリースされたWindows10 v1809用更新プログラムKB4490481にて、複数のオーディオデバイスを搭載している環境で、オーディオデバイス用アプリケーションが動作しなくなる不具合が修正されました。

KB4490481(またはそれ以降のKB)を適用することでこの不具合は発生しなくなります。

備考:
2019年4月3日時点ではリリースされはしたものの、WindowsUpdateには降ってこない様子です。試してみたい方はMicrosoft Updateカタログよりどうぞ。

なお、2019年3月13日配信のKB4489899より発生している、Internet Explorerからリンクをクリックしてもアプリケーションが起動しない不具合は未だ修正されず、依然として継続しているため注意が必要です。この不具合の回避策は非常に簡単で、リンクを右クリックして新しいウィンドウ、または新しいタブで開くことアプリケーションを起動できます。

対処方法を知っていればどうということはありませんが、知らなかったらハマるかもしれませんので頭の片隅に留めておいた方が良いかもしれません。

更新履歴
① 備考を加筆。

Win10チューニング,WindowsUpdate

2019年3月13日にWindowsUpdateに配信されたWindows10 v1809用KB4489899にて、2019年3月1日配信のKB4482887で発生していたゲームパフォーマンスが低下する不具合が修正されました。KB4489899(またはそれ以降のKB)を適用することでこの不具合は発生しなくなります。

しかし、Microsoftによると、KB4489899を適用後、複数のオーディオデバイスを搭載している環境で、オーディオデバイス用アプリケーションが動作しなくなる場合があるとのこと。判明している範囲で動作しなくなる可能性のあるアプリケーションは以下になります。

  • Windows Media Player
  • Realtek HD Audio Manager
  • Sound Blaster Control Panel

Microsoftは一般的な解決策として、[設定] → [システム] → [サウンド] → [アプリの音量とデバイスの設定]で、アプリケーションごとのオーディオ設定を『既定』に変更するか、または各アプリケーションごとの設定で使用するオーディオデバイスを『デフォルトのオーディオデバイス』に変更するよう案内しています。

また、Microsoftによると、この不具合は2019年3月1日配信のKB4482887から発生していたとのこと。以前はKB4482887のページにこの不具合は掲載されていませんでしたが、ページの最終更新日が2019年3月13日になっており、この不具合が追加されていました。

過去にKB4482887を入れてこの不具合が発生した方は、今回のKB4489899でも同様の不具合が発生するものと思われます。DTMerの方や複数のオーディオデバイスを搭載されている方はお気をつけくださいませ。

2019/4/3追記
オーディオアプリが動作しなくなる不具合は2019年4月3日配信のKB4490481にて修正されました。詳細は下記の記事をご覧くださいませ。

更新履歴
① 上記不具合は以前はKB4482887のページには掲載されていませんでしたが、MicrosoftによりKB4482887でも発生する旨が加筆されました。それに伴い、記事内容を修正いたしました。

Win10チューニング,WindowsUpdate

2019年3月1日にWindowsUpdateに配信されたWindows10 v1809用KB4482887には、Spectre Variant 2 (CVE-2017-5715)への新たな緩和策『Retpoline』が含まれており、今後、有効化されることでパフォーマンスアップが謳われていましたが、皮肉なことにパフォーマンスアップとは正反対の新たな不具合が見つかりました。

Microsoftによると、この更新プログラムをインストール後、『Destiny 2』など、一部のゲームにおいてグラフィックスやマウスのパフォーマンスが低下する場合があるとのことです。

2019年3月9日時点で、この不具合に対する回避策はKB4482887のアンインストール以外にありません。もし、ゲームが重くなったと感じたらKB4482887のアンインストールをお試しくださいませ。

アンインストール後は再び入ってこないようにKB4482887を非表示にしておきましょう。非表示入りにはMicrosoft公式ツールの『wushowhide.diagcab』でもできますが、サードパーティ製の『Windows Update MiniTool』の方が直感的にわかりやすく高機能で便利です。

備考:
メッセージで頂いた情報によると以下のゲームでもフレームレートの低下や、マウスカーソルの吹っ飛びが発生したそうです。

  • オーバーウォッチ
  • Goat simulator
  • LEFT ALIVE

これらのゲームをされている方はご注意くださいませ。

2019/3/13追記
この不具合は2019年3月13日配信のKB4489899にて修正されました。詳細は下記の記事をご覧くださいませ。

Win10チューニング,WindowsUpdate

更新履歴
① 適用対象CPUを加筆。

2019年3月1日にWindowsUpdateに配信されたWindows10 v1809用KB4482887ですが、Microsoftによると、この更新プログラムにはSpectre Variant 2 (CVE-2017-5715)への新たな緩和策として、『Retpoline』と呼ばれるGoogleが開発した技術が含まれており、これを有効にすることでパフォーマンスアップが見込めるとのことです。

これまでのSpectre Variant 2への緩和策だと、酷い場合でストレージに対して約40%ものパフォーマンスダウンが見られました。しかし、『Retpoline』を使用した場合、Googleによれば 「パフォーマンスへの影響は無視できるレベル」 と伝えられており、最大でも1.5%程度のパフォーマンスダウンに留まるそうです。

MicrosoftはKB4482887のページで 「『Retpoline』を有効にすることでパフォーマンスが向上する可能性があります」 と案内していますが、肝心の有効化の方法は書かれていません。Microsoftのブログでは 「現在、『Retpoline』はデフォルトで無効になっています。今後、数ヶ月の間に、クラウド設定を通じて段階的に『Retpoline』を有効にします」 と案内しているため、ユーザー側では制御できないのかもしれません。 (機能自体は実装されているものの無効化されており、今後、Microsoftの判断で有効化される感じでしょうか)

なお、Microsoftによると、『Retpoline』のWindowsへの実装は難しく、Windows10 v1809以降のみが実装対象になるとのことです。また、『Retpoline』の適用対象となるCPUは、全てのAMD CPUと、Broadwell以前のIntel CPUのみとなり、Skylake以降では安全に使用できないことから適用対象外とされています。

2019/3/8追記
KB4482887を適用後、ゲームが重くなるという不具合が発生しています。詳細は下記の記事をご覧くださいませ。