デュアル3D V-CacheのRyzen 9000X3Dは登場しないとの情報。どっちが正しい?
先日、ハードウェアリーカーのchi11eddog氏により、デュアル3D V-Cache製品のRyzen 9000X3DシリーズデスクトップCPUがリークされましたが、別のリーカーはそのような製品は登場しないと述べています。
まず、先日のchi11eddog氏によるリークが以下。
- 8コア16スレッド / TDP120W / L3キャッシュ96MB
- 16コア32スレッド / TDP200W / L3キャッシュ192MB
chi11eddog氏はRyzen 9000シリーズ / Ryzen 9000X3DシリーズデスクトップCPUのコードネーム『Granite Ridge』の新製品として、上記の2製品が登場・発売すると述べています。
前者はRyzen 7 9800X3D (L3 96MB)と同じスペックです。そして後者はRyzen 9 9950X3D (L3 128MB)よりもL3キャッシュが64MB多なっています。つまり後者は、3D V-Cache (64MB)が1基多くなっており、2基の3D V-Cacheを搭載したモデルであることが見て取れます。
しかし、中国語圏フォーラムChiphellのリーカー、wjm47196氏は、chi11eddog氏のリークに真っ向から反論しています。wjm47196氏は以下のように述べています。
フェイクです。そんなもの(デュアル3D V-CacheのRyzen 9000X3D製品)は登場しません。 8C16Tモデルに関してはRyzen 7 9800X3Dと同じスペックのため、一目でフェイクだとわかります。もしかしたら2026年に低スペック・低クロックのRyzen 7 9700X3Dが発売される可能性は無きにしも非ずですが、TDPが120Wというのは考えられません。 ― wjm47196 |
chi11eddog氏とwjm47196氏、はたしてどちらの情報が正しいのでしょうか。デュアル3D V-CacheのRyzen 9000X3Dシリーズは発売されるのでしょうか。実際にどうなるかは時間が経てばわかるでしょう。