GeForce Game Readyドライバ 576.40 不具合情報
GeForce Game Readyドライバ 576.40 WHQLの不具合情報です。NVIDIA公式の既知の不具合と、海外のGeForceフォーラムで目に付いたユーザー報告を意訳しています。ユーザー報告は全ての環境で発生するものとは限らず、環境依存の可能性もあります。同様の不具合にお悩みの方の参考になりましたら幸いです。
NVIDIA公式: 既知の不具合 (リリースノート + フォーラム)
- GeForce RTX 5000シリーズ環境において、NVIDIAアプリ経由でG-SYNCまたは垂直同期(Vsync)を有効にして、DLSS Multi Frame Generationも有効にすると、ゲームがクラッシュする場合があります。不具合が修正されるまでの一時的な回避策として、NVIDIAアプリでこれらのオプションのいずれかを無効にしてください。いずれも有効にしたい場合はゲーム内で設定してください [New]
- ゲーム中にALT+TABキーを押すと、ゲームがバックグラウンドに入ったまま戻ってこなくなる・操作できなくなる場合があります。不具合が修正されるまでの一時的な回避策として、ゲーム中にALT+TABキーの使用は控えてください。もし、この不具合が発生した場合はPCを再起動すれば直ります [New]
- 『Forza Horizon 5』を長時間プレイするとゲームがクラッシュする場合があります [New]
- 『Ghost of Tsushima Director’s Cut』において、光源周辺でちらつきや表示の乱れが発生します
- 『サイバーパンク2077』でパストレーシングを有効にしてフォトモードでスクリーンショットを撮るとゲームがクラッシュします
- 『F1 23』『F1 24』において、レース終了時にゲームがクラッシュします
- 『EA SPORTS FC 25』をプレイ中、ゲームがクラッシュする場合があります
- GeForce RTX 5000シリーズ環境において、『ドラゴンズドグマ2』で影にちらつきが発生します
- GeForce RTX 5000シリーズ環境において、Webブラウザで動画再生中に、赤や緑の点滅が短時間表示されて映像が乱れる場合があります
- 576.02以降、『鳴潮』をプレイ中にゲームがランダムにクラッシュする場合があります
- 576.02以降、『SCUM』をプレイ中にゲームがランダムにクラッシュする場合があります
- GeForce RTX 5000シリーズ環境において、『ディアブロ II リザレクテッド』(Diablo II Resurrected)でDLSSを使用すると、ブラックスクリーンが発生します
その他の不具合
- AMD Athlon 64 X2やIntel Core 2 Duo / Core 2 Quad以前のPOPCNT命令に対応していない古いCPU環境だと、一部のドライババージョンでブルースクリーンエラーが発生します。具体的には以下。本件に関する詳細はこちらのページをご覧ください。
- 552.44まで → POPCNT非対応の古いCPUでも動作する
- 555.85~565.90 → POPCNT非対応の古いCPU環境だとブルースクリーンが発生する。最悪ブートループでOSが起動しなくなる
- 566.03以降 → POPCNT非対応の古いCPUでも動作する
ユーザー報告の不具合
- NVIDIAアプリ経由でドライバをアップデートすると、画面が真っ黒になって何も反応しなくなります。PCを強制的に再起動後、ドライバのアップデート自体は完了していました
- ↑私のRTX 4090環境でも同じことが起こりました
- ドライバをダウンロードして高速インストールしたところ、ブラックスクリーンになってフリーズしました [RTX 5080]
(※同様の報告複数あり)
- ゲーム中にランダムにクラッシュしたり、複数のモニターでブラックスクリーン(黒い画面)が点滅したりします [RTX 5080]
- ゲームが起動しなかったり、ブラックスクリーンがランダムに発生します。そうなるとPCを再起動するしかありません [RTX 5070 / Windows11 24H2]
- 私の環境では576.40にしても何も改善されず、Windowsを起動すると画面が真っ黒になってフリーズします。PCIe 1.0に設定したら動作します [RTX 5060 Ti / Ryzen 7 2700]
- ドライバをインストールしたところ、ブラックスクリーンが表示されてWindowsにログインできなくなりました。PCIe 2.0に変更するとログイン画面が表示されました [RTX 5070 Ti]
(※同様の報告複数あり)
- 576.40だと『オーバーウォッチ2』で「Your rendering device has been lost」(レンダリングデバイスが失われました)というエラーメッセージが出るようになりました。576.28に戻したところ、ゲームが安定しました [RTX 5070]
- ASUS PG32UQXモニターをDisplayPort接続で使用していますが、ディープスリープから復帰しましせん。RTX 4090ではこんなことはありませんでした [RTX 5090]
- ↑MSI MEG381CQRモニター環境でも同じ不具合が発生しています [RTX 5090]
- 『ストリートファイター6』『Mortal Kombat 1』のシェーダーコンパイル中にPCごとクラッシュします [RTX 5090]
- 576.28以降、『Call of Duty: Black Ops 6』のシェーダーコンパイル中にクラッシュします。この問題が発生しない唯一のドライバは576.26 Hotfixです
(※同様にシェーダコンパイル中にクラッシュする報告複数あり)
- BenQ XL2430モニターがスリープモードに入りません。Dell製のモニターは正常にスリープします [RTX 5070 / Windows11 Pro 24H2]
- 576.28から『バトルフィールド2042』で以下の動画のようにアーティファクトが発生します。576.40でも修正されていません。既知の不具合として認めてください。572.83では発生しません [RTX 5090]
- ↑私のRTX 5080でも発生しています
(※同様の報告複数件あり)
- 576.28でSteamVRのスタッター(カクつき)は修正済みとされていますが、まだカクつきます [RTX 5080]
- SteamVRの不具合はまだ直っていません
(※同様の報告複数あり)
- 576.28と576.40は『インディ・ジョーンズ/大いなる円環』でパストレーシングを有効にすると、一瞬フリーズします。576.02では問題ありません [RTX 4080 / Windows11 Home 24H2]
- 576.40だと『The Elder Scrolls IV: Oblivion Remastered』が頻繁にクラッシュします [RTX 5080]
- 576.40だと、少なくとも私の環境ではすべてのゲームで頻繁にクラッシュするようになりました。576.28にロールバックすると直りました。ただ、576.28もそんなに良いドライバではなく、ときどきfpsが低下します
- ↑私の環境でも発生しました
- 『Twinmotion 2025.1.1』をDirectX 12で起動すると必ずブルースクリーンエラー(ブルースクリーンオブデス / BSoD)が発生します。576.40を含め、576.02以降で発生が確認されています。DirectX 11だと起動はしますが、正常に動作しません [RTX 5060 Ti 16GB]
- 576.40をインストールしたところマウスや画面がランダムにフリーズするようになりました。結局566.36にロールバックしました [RTX 3060 12GB]
- 『モンスターハンターワイルズ』が不安定な不具合は私の環境では修正されました
- 私の環境では『モンスターハンターワイルズ』でFatal D3Dエラーが発生して依然としてクラッシュします
- ↑私もクラッシュします。ただ、エラーコードは出ずにフリーズして、タスクマネージャーから終了させる必要があります
- 576.40でも相変わらず『モンスターハンターワイルズ』の「炎と共に生きる里」のカットシーンでクラッシュします。クラッシュしないのは572.83のみのようです [RTX 5080](※当サイトへの報告)
576.40ドライバ不具合情報・対処方法まとめ
まだまだ多くの既知の不具合があり、ユーザー報告でもさまざまな不具合が報告されています。ただ、ブラックスクリーンに関する不具合は、全盛期に比べたら明らかに少なくなっています。特に、ゲーム中のブラックスクリーン報告は激減しており、かなりの環境で改善されていることが窺えます。もし、ゲーム中のブラックスクリーンにお悩みだった方は、試してみる価値があるかもしれません。
とはいえ、まだまだ不具合が多いことは事実です。何かしらの不具合が発生した場合、以下の対処方法をご検討ください。
▼GeForce RTX 5000シリーズの場合
ブラックスクリーンの不具合が発生する場合は、モニターのリフレッシュレートを下げたり、60Hzに設定してみてください。マルチモニター環境の場合、DisplayPortの位置を変更してみてください。可能ならシングルモニターにして不具合が発生しないか確認してみてください。Windows起動直後や直前にブラックスクリーンが発生してWindowsにログイン(サインイン)できなくなった場合はBIOS / UEFIからPCIeの速度を下げてみてください。以前のドライバの方が安定していれば、そのドライバへとロールバックをお試しください。
▼GeForce RTX 4000シリーズ以前の場合
安定していると評判の高い566.45 Hotfixか566.36 WHQLへのロールバックをお試しください。大体これで解決します。もし、ロールバック前の不具合が継続するようなら、Display Driver Uninstaller (DDU)を使用してドライバをアンイントールしてから、再インストールしてみてください。(このアプリを使用することで、ドライバのデータを完全に削除し、クリーンな状態へと戻せます) 566.45や566.36よりさらに古いドライバを使いたい場合はNVIDIAのサイトよりダウンロードできます。(注: GeForce RTX 5000シリーズは570番台からの対応のため、560番台以前のドライバは使用できません)