Windows10 v1903以降、プリンターの動作に不具合

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Microsoftは、Windows10 v1903以降全てのバージョンで、プリンターの動作に不具合があることを発表しました。

Windows起動前にプリンターの電源を入れておかないと動作しない

既知の不具合

プリンターをUSB接続したWindows10 v1903以降の環境において、Windowsをシャットダウンしてプリンターの電源を切り、Windowsを再起動すると、プリンターポートのリストにUSBプリンターポートが表示されなくなって(プリンターの電源を入れても)印刷ができなくなります。

プリンターポートのリストは『スタート』 → 『設定』 → 『デバイス』 → 『プリンターとスキャナー』 → ウィンドウ右側『関連設定』項目の『プリント サーバー プロパティ』 → 『プリント サーバーのプロパティ』ウィンドウの『ポート』タブから見ることができます。

本不具合はv1903、v1909、v2004の全てのエディションで発生が確認されています。

回避策

Windowsの起動前に、接続したプリンターの電源を入れておくことでこの不具合は回避できます。

MicrosoftはこれがWindows10の不具合であることを認識しており、今後のバージョンで修正を予定しています。

備考: 上記発表にはこの不具合が発生するKB番号が書かれておらず、v1903 ~ v2004の初期状態から発生するのか、それとも、何月度かの更新プログラムを適用した時点で発生するのかは不明。

印刷しようと思ったときに遭遇すると地味にうざい不具合ですが、不幸中の幸いにも、Windowsの起動前にプリンターの電源を入れておくことでこの不具合は回避できるとのこと。プリンターをお使いの方はお気をつけくださいませ。

もし、回避策でも直らない場合は

もしかしたら上記回避策でも直らない場合があるかもしれません。その場合は、WindowsUpdateに配信された以下の2020年6月度の更新プログラムをアンインストールすることで印刷できるようになります。

  • Windows10 v2004
    KB4557957
  • Windows10 v1909 / v1903
    KB4560960

詳細は以下の記事をご覧くださいませ。

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