トラックボールにおすすめな潤滑剤

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潤滑剤とM570t

トラックボールを使用しているとだんだんと滑りが悪くなっていきます。通常はボールを取り出して、中に溜まった埃を除去すれば滑りは良くなりますが、それでも改善しない場合は潤滑剤を使用する時期です。

ではいったいどの潤滑剤が良いのか。ネット上に様々な情報がありますが、個人的におすすめな上記画像の3点をご紹介。

ボナンザ ワンタッチ 50g

ボナンザワンタッチ

塗って拭き取った直後に使用すると滑りは悪くストレスになります。しかし、5~6時間ほど使用した頃には馴染んできて購入時と同等の滑りになります。

毎日8時間以上トラックボールを使用した場合、効果は概ね4~5日持続。新品トラックボールの滑りを100点とするなら、塗り拭きした直後は50点、5~6時間もしたころには100点といった具合です。

ちなみに、時間をかけて塗り拭きすればさらに良くなります。おすすめは2度塗りです。まず1回塗って、ほんのわずかにベトつくけどティッシュに染みができない程度に拭き取って、30分以上かけてしっかりと乾かしてください。そして2回目も同様に塗って拭き取ったら、また30分以上かけてしっかりと乾かしてください。

すると、付けた瞬間から100点の滑りで、数時間もすればさらに馴染んで限界突破して120点の滑りになります。めちゃくちゃ快適なので超おすすめです。効果は2度塗りでも変わりなく4~5日程度です。

なお、3度塗りも試しましたが滑りっぷりは2度塗りと変わりありませんでした。

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ボナンザ(BONANZA) ボナンザ ワンタッチ 50g

KURE シリコンスプレー

KUREシリコンスプレー

これはヤバイです。神の滑りです。塗って拭き取った直後から150点の圧倒的な滑りを体感できます。ただし、持続時間が短いという欠点があります。せいぜい4~5時間でしょうか。2~3時間使った頃から滑りが悪くなっていくのが感じ取れます。

トラックボールを酷使する人であれば日に2~3度散布することになるかもしれません。それでも中毒になるレベルでの圧倒的な滑りっぷりは感動ものです。

2度塗りや長時間乾かしても効果はありませんので、塗ったら水気がなくなるまでしっかりと拭き取ってご使用ください。

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KURE [ 呉工業 ] シリコンスプレ- (420ml) [ For Mechanical Maintenance ] 潤滑・離系剤 [ 工具箱の必需品 ] [ KURE ] [ 品番 ] 1046

Plexus (プレクサス)

プレクサス

シリコンスプレーほどではないものの、こちらも塗って拭き取った直後からスムーズな滑りを体感できます。

新品トラックボールの滑りを100点とするなら、塗り拭きした直後から90点。毎日8時間以上トラックボールを使用した場合、効果は概ね1週間前後持続。即効性と持続性に優れた潤滑剤です。

2度塗りや長時間乾かしても効果はありませんので、塗ったら水気がなくなるまでしっかりと拭き取ってご使用ください。

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プレクサス(Plexus) クリーナーポリッシュ (国内正規品) PL368 [HTRC 2.1]

効果が薄い場合

潤滑剤を使用してもあまり効果が得られない場合があります。例としてLogicool M570tの内部ですが、

M570tの内部

ボールと接触する赤丸の突起部分が磨耗しすぎていると、潤滑剤を使用しても思ったほど滑りは回復しません。そうなってくると寿命です。ペンタブの芯みたいに交換できれば良いのですが、残念ながらできません。

ほぼ毎日トラックボールを使用している自分の体感では、M570tの場合、3年くらい使えば潤滑剤ではどうしようもならなくなるくらいに磨耗する感じです。

そのときは、あれこれどうこうしようとするよりも、入力機器は消耗品と割り切って新調した方が良いです。

まとめ

で、結局どれが良いかですが、時間をかけて2度塗りの手間を惜しまないならボナンザワンタッチを選んでおけば間違いありません。あとは、即効性と持続性が欲しいならPlexus、神の滑りを体感したいならシリコンスプレー、といった感じになります。

滑りっぷりだけを見ればシリコンスプレーがぶっちぎりなのですが、持続時間があまりにも短いためメンテナンス頻度が高いところが悩みどころです。

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ボナンザ ワンタッチ 50g

KURE シリコンスプレー

プレクサス(Plexus) クリーナーポリッシュ