AMD Software: Adrenalin Edition 25.10.2公開。BF6をサポートや複数の脆弱性を修正 [Update 2]

RADEON

AMD Software: Adrenalin Edition

『Battlefield 6』(バトルフィールド6 / BF6)、『Vampire: The Masquerade - Bloodlines 2』をサポートしたAMD Software: Adrenalin Edition 25.10.2ドライバ(旧名: Radeon Software)が公開されました。

更新履歴 [記事初公開日: 2025/10/30]
① 記事冒頭に『最初に』の項目を加筆。重要なことを記していますので、ぜひ目を通してください。 [2025/10/31] [New]
② AMDによると、当初のリリースノートに記載されていた「Radeon RX 7900シリーズグラフィックス製品において、USB-C経由での充電が無効化されています」という内容は誤りだったとのこと。リリースノートからこの内容が削除されました。その旨、加筆。 [2025/10/31] [New]

最初に [2025/10/31] [New]

本ドライバから、正式にサポートされるOSはWindows11のみとなりました。ただ、Windows10で動作しなくなったわけではありません。今のところ動作します。

また、Radeon RX 6000シリーズおよびRadeon RX 5000シリーズのメインサポートが打ち切られて、メンテナンスモードへと移行しました。

これらの詳細については以下の記事をご覧ください。

サポートの追加・最適化されたゲームタイトル

AMD Software: Adrenalin Edition 25.10.2ドライバには、以下のゲームタイトルのサポートの追加・最適化が含まれています。

▼新たにサポートされたゲーム

  • Battlefield 6 (バトルフィールド6 / BF6)
  • Vampire: The Masquerade - Bloodlines 2

その他のサポート・重要なお知らせ [2025/10/31] [New]

▼Work Graphsに対応

  • Radeon RX 9000シリーズグラフィックス製品がWork Graphsに対応

▼重要なお知らせ

  • AMD Software: Adrenalin Editionを以前のバージョンにロールバックする際はAMD Cleanup Utilityを使用してください
  • Radeon RX 7900シリーズグラフィックス製品において、USB-C経由での充電が無効化されています。この機能が必要なユーザーは、AMD Software: Adrenalin Edition バージョン25.3.1の使用を推奨いたします (2025/10/31追記: AMDによるとこの内容は誤りだったとのこと。リリースノートから削除されました)
  • SBIOSで設定可能なMagic string (マジックストリング)を使用することで、ドライバが無効化すべきコーデック(HEVC、H264、VP9、AV1を含む)を判別します。この機能はRadeon RX 7000シリーズおよびRadeon RX 9000シリーズグラフィックス製品で利用可能です
  • 新しいゲームのサポートと拡張されたVulkan (Expanded Vulkan)の拡張機能のサポートはRadeon RX 7000シリーズおよびRadeon RX 9000シリーズで利用可能です
    (※つまり、Radeon RX 6000シリーズとRadeon RX 5000シリーズは対象外)

▼追加されたVulkan拡張機能

新たにサポートされた製品

AMD Software: Adrenalin Edition 25.10.2ドライバでは、新たに以下の製品がサポートされています。

  • Ryzen AI 5 330

AMD Software: Adrenalin Edition 25.10.2ドライバ対応製品

AMD Software: Adrenalin Edition 25.10.2ドライバは、以下の製品をサポートします。

  • Radeon RX 9000シリーズ
  • Radeon AI PRO R9000シリーズ
  • Radeon RX 7000シリーズ
  • Radeon RX 6000シリーズ
  • Radeon RX 5000シリーズ
  • Radeon iGPU内蔵CPU。対象かどうかはドライバ検索ページよりご確認ください

対応製品リストに以下のVega / Polarisグラボ・GPUは含まれていません。

  • Radeon VII
  • Radeon RX Vegaシリーズ
  • Radeon Pro Duo
  • Radeon RX 500 / RX 400シリーズ
  • Radeon 600 / 500シリーズ

AMD Software: Adrenalin Edition 25.10.2ドライバで修正された不具合

AMD Software: Adrenalin Edition 25.10.2ドライバでは、以下の不具合が修正されています。

  • Radeon RX 7900シリーズグラフィックス製品環境において、『The Last of Us Part II』をプレイすると、ゲームがクラッシュする不具合を修正
  • Ryzen AI 300シリーズやRyzen 8000シリーズなどの一部のAMD Ryzenプロセッサー環境において、『FBC: Firebreak』をプレイすると、ゲームがクラッシュする不具合を修正
  • Radeon RX 7000シリーズグラフィックス製品環境において、『GTFO』をプレイ中に表示がおかしくなる不具合を修正
  • Radeon RX 7000シリーズなど一部のAMD Radeonグラフィックス製品において、80Hzまたは90Hzのリフレッシュレートで特定のVRヘッドセットを使用してゲームをプレイすると、スタッター(カクつき)が発生する不具合を修正
  • Radeon RX 9070シリーズグラフィックス製品環境において、『NBA 2K25』をマイキャリアモードでプレイすると、ゲームがクラッシュする不具合を修正
  • Radeon RX 9070シリーズやRadeon RX 7000シリーズなど一部のAMD Radeonグラフィックス製品において、『バルダーズ・ゲート3』(Baldur’s Gate 3)をプレイ中にカクつきが発生する不具合を修正
  • Radeon RX 6000シリーズグラフィックス製品環境において、『シリアス・サム4』(Serious Sam 4)をプレイ中にテクスチャがちらついたり表示がおかしくなる不具合を修正
  • Radeon RX 9070シリーズおよびRadeon RX 7000シリーズグラフィックス製品において、『VTOL VR』をプレイすると、左目側の影の表示がおかしくなる不具合を修正
  • 以下の脆弱性を修正
    • CVE-2023-4969 (RDNAのみ)、CVE-2024-21969 (RDNAのみ)、CVE-2024-36323、 CVE-2024-36325、CVE-2024-36333、CVE-2025-61964、CVE-2025-61965、CVE-2025-61966、CVE-2025-61967、CVE-2025-61968

既知の不具合

AMD Software: Adrenalin Edition 25.10.2ドライバには、以下の既知の不具合があります。

  • 『サイバーパンク2077』において、パストレーシングを有効にした状態だと、セーブやロード中にゲームがクラッシュしたりドライバのタイムアウトが発生する場合があります。AMDは開発者と協力してできるだけ早く修正できるよう取り組んでいます
  • Ryzen AI 9 HX 370環境において、『Battlefield 6』をプレイ中に、ゲームがクラッシュしたりドライバのタイムアウトが発生する場合があります
  • Radeon RX 7000シリーズ環境において、Roblox Player (Car Zone Racing & Drifting)をプレイ中にタスクの切り替えすると、ゲームがクラッシュしたりドライバのタイムアウトが発生する場合があります
  • 一部のAMD グラフィックス製品環境において、『Battlefield 6』を『AMDビデオ&ストリーミング』(AMD Record & Stream)を使用してプレイすると、テクスチャがちらついたり表示がおかしくなる場合があります
  • Radeon RX 9070 XTなどの一部のAMDグラフィックス製品において、『Counter-Strike 2』(DX11)をプレイ中に、Radeon Anti-Lag 2オプションが利用できない場合があります。この問題が発生した場合の一時的な回避策として、Vulkan APIの使用を推奨します

AMD Software: Adrenalin Edition 25.10.2ドライバ ダウンロードリンク

ドライバのダウンロードは以下のリンクからどうぞ。

  AMD Software: Adrenalin Edition 25.10.2

GPU,RADEON,ドライバ

Posted by にっち