NVIDIA TITAN Ada(プロトタイプ)は実在した!かなりの高性能。実物写真、ベンチマーク結果がリーク
NVIDIA TITAN Adaは実在しました。
遡ること2022年10月、4スロットサイズのFounders Edition GPUクーラーがリークされました。
このGPUクーラーは、GeForce RTX 4090 Ti、TITAN Ada、GeForce RTX 4090のプロトタイプなど、さまざまな噂が出ていました。
2024年12月、ついにこのGPUクーラーを採用したグラボの正体が判明しました。それは、プロトタイプ版のGeForce RTX 4090でした。詳細については以下の記事をご覧ください。
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しかし、ここにきて、この4スロットFounders Editionクーラーは、プロトタイプ版GeForce RTX 4090だけでなく、プロトタイプ版TITAN Adaにも採用されていたことが判明しました。YouTuber兼オーバークロッカーのder8auer氏がプロトタイプ版TITAN Adaの実物を入手しました。
その写真がこちら。
今まで噂でしかなかったTITAN Adaは、プロトタイプ版ではあるもののたしかに実在していました。
注目点は多くあります。1つは、言うまでもなくその巨大なGPUクーラー。冒頭でも述べていますが、Founders Editionながらに4スロットサイズもあります。次に補助電源。なんと、16ピンコネクタを2つ(!)も備えています。
そして一番の注目点はそのスペック。CUDA数は18432基と、AD102 GPUのフルスペックで、VRAMは48GBも搭載されています。GeForce RTX 4090 (16384CUDA / 24GB GDDR6X)より12.5%CUDA数が多く、VRAM容量は2倍となっています。
そのTITAN Adaのベンチマーク結果が以下。
3DMark Time Spy Extremeでのベンチマーク結果は139.3 fps。GeForce RTX 4090 (121.3 fps)とGeForce RTX 5090 (154.8 fps)の丁度中間に位置し、Ada Lovelace世代ながらに高い性能を見せています。また、ベンチマーク中の消費電力は443Wと、16ピンコネクタ x2でありながら、思っていたほど高くありません。むしろGeForce RTX 5090 (537W)よりも低めです。
サイバーパンク2077でのベンチマーク結果も同様に、GeForce RTX 4090とGeForce RTX 5090の間のゲーム性能・消費電力となっています。
結局のところTITAN Adaは実際には製品化されませんでしたが、この性能を見るに、もし発売されていたらウルトラハイエンド志向の人に人気が出ていたかもしれませんね。