Microsoft、『ローカル セキュリティ機関の保護』の不具合を認める。対処方法は1度再起動
Microsoftは、『ローカル セキュリティ機関の保護』(Local Security Authority / LSA)に不具合が発生していることを発表しました。
不具合概要
Windows11バージョン22H2および21H1環境において、『ローカル セキュリティ機関の保護』が有効(オン)にも関わらず、「この変更を適用するにはデバイスを再起動してください。」「ローカル セキュリティ機関の保護がオフになっています。デバイスが脆弱である可能性があります。」という警告が表示がされて、再起動後もこの警告が表示され続ける場合があります。
この不具合は以前から発生していましたが、今回、Microsoftが不具合を認めした。
Microsoftによると、この不具合は、Microsoft Defender用更新プログラム『Update for Microsoft Defender Antivirus antimalware platform - KB5007651 (Version 1.0.2302.21002)』をインストールしたWindows11 22H2 / 21H2環境でのみ発生するとのこと。
この不具合が発生しているかどうかは、『設定』 → 『プライバシーとセキュリティ』 → 『Windows セキュリティ』 → 『Windows セキュリティを開く』を選択 → 『デバイス セキュリティ』 → 『コア分離の詳細』 → 『ローカル セキュリティ機関の保護』を見てください。上記画像のような表示がされていて、再起動後も同じ表示がされるようであればこの不具合が発生しています。
対処方法・回避策
Microsoftによると、『ローカル セキュリティ機関の保護』をオンにして1回再起動すれば内部的には有効になるため、その後はこの警告を無視しても良いとのこと。
また、Microsoftは本不具合の修正に取り組んでおり、今後のアップデートで修正を予定しています。
2023/4/27追記
本不具合が修正されました。が、新たに『ローカル セキュリティ機関の保護』の設定画面が表示されなくなるという問題が発生しています。詳細は以下の記事をご覧ください。