Microsoft、『ROG Xbox Ally X』『ROG Xbox Ally』を発表!ASUSと共同開発した『Xbox』を冠する携帯ゲーム機。上位モデルはRyzen AI Z2 Extreme搭載
Microsoftは、ASUSと共同開発をした『Xbox』および『ROG』ネーミングを冠する携帯ゲーム機(ハンドヘルドPC / 携帯ゲーミングPC)、『ROG Xbox Ally X』および『ROG Xbox Ally』を発表しました。
『ROG Xbox Ally X』および『ROG Xbox Ally』の各スペックは以下。
ROG Xbox Ally X | ROG Xbox Ally | |
CPU | Ryzen AI Z2 Extreme (8C16T) | Ryzen Z2 A (4C8T) |
アーキテクチャ | Zen 5 | Zen 2 |
iGPU | RDNA 3.5 16CU | RDNA 2 8CU |
NPU | ○ (最大50 AI TOP) Copilot+ PC準拠 | × |
メモリ | 24GB LPDDR5X-8000 | 16GB LPDDR5X-6400 |
SSD | 1TB NVMe M.2 2280 | 512GB NVMe M.2 2280 |
ディスプレイ | 7インチIPS 120Hz 1920x1080 FreeSync Premium | 7インチIPS 120Hz 1920x1080 FreeSync Premium |
バッテリー | 80Wh | 60Wh |
重量 | 715g | 670g |
『ROG Xbox Ally X』は上位モデル、『ROG Xbox Ally』は下位モデルに位置します。上位モデルの前者はCPUがZen 5世代の8C16TでiGPUはRDNA 3.5世代の16CUですが、下位モデルの後者はZen 2世代の4C8TでiGPUはRDNA 2世代の8CUと、スペックに結構大きな差があります。快適さを重視するなら迷わず前者を選ぶべきでしょう。
両モデルの共通仕様として、OSには本製品向けにカスタマイズされたWindows11 Homeを採用。これにより、Windows11の汎用性・自由度を維持しつつも『Xbox』を冠した携帯ゲーム機としての優れた体験ができるとされています。
例えば、ホーム画面でゲームライブラリを閲覧したり、ゲームの起動や終了、フレンドとのチャット、アプリの起動、設定の調整などが簡単に行えるとされています。
さらに、Xboxフルスクリーンモードでは、ゲームライブラリが一括表示され、XboxやGame Pass、Battle.netをはじめとする主要なPCゲームストアのゲームにすばやくアクセスできます。この新機能により、Xboxのライブラリはもちろん、Game Passの数百本のタイトルや、他のPCゲームストアからインストールしたすべてのゲームが、いつでも手元で楽しめるとのこと。言い換えるなら、SteamやEpic Games Storeのゲームも楽しめると受け取れます。
また、Microsoftは、「これらのデバイスはWindowsを搭載しているため、他では手に入らないゲームにもアクセスでき、PCゲーミングならではの自由さと多様性を存分に楽しめます」と述べており、普通にWindows11の携帯ゲーミングPCとして使用できることを強く示唆しています。
『ROG Xbox Ally X』および『ROG Xbox Ally』は2025年のホリデーシーズンに発売が予定されています。