非サポートPCにWindows11をクリーンインストールする方法
Windows11は要求スペックを満たしていないとインストールができません。しかし、要求スペックを満たしていなくてもちょっとした手順を踏めばインストールができます。
本記事では、CPUが非対応だったりTPM 2.0等のハードウェア要件を満たしていない非サポートPCにWindows11をクリーンインストールする方法をご紹介いたします。
最初に注意事項: WindowsUpdateをいつまで受け取れるかはわからない
まず最初に注意事項です。Microsoftは、非サポートPCにWindows11をインストールした場合、「WindowsUpdateを受け取ることが保証されなくなる」と述べています。
非対応環境にWindows11をインストールする場合、メインPCとしては使用せず、あくまでも実験的なご利用をおすすめいたします。
なお、本記事の方法はクリーンインストールになります。すでにお使いのWindows10からWindows11へとアップグレードしたい場合や、Windows11 22H2からWindows11 23H2へとアップデートしたい場合は以下の記事をご覧ください。方法は複数あります。お好みの方法でどうぞ。
- 非対応PCをWindows11 22H2から23H2にする方法。簡単に可能
- 非対応PCのWindows11を最新バージョンへとアップデートする方法。アプリや個人設定も引き継ぎ可能。ただし、無理矢理の裏技
- イネーブルメントパッケージの手動ダウンロードリンク。KB5027397をインストールしてWindows11 23H2へとサクッとアップデート
- TPM 2.0 / CPUチェックを回避してWindows10からWindows11へとアップグレードする方法 (※TPM 1.2以上が必須)
非サポートPCにWindows11をクリーンインストールする方法
まずはWindows11のISOファイルをダウンロードして、USBメモリにインストールメディアを作成してください。作成したら、以下のテキストをメモ帳等にコピーして『bypass.reg』というファイル名でインストールメディアのルートフォルダに保存してください。
Windows Registry Editor Version 5.00 |
次にインストールメディアからブート(起動)してください。
最初のこの画面で[SHIFT] + [F10]キーを押してください。すると、
コマンドプロンプトが起動しますので、『regedit』と入力してエンター。
レジストリエディターが起動しますので、『ファイル』 → 『インポート』を選択。
インストールメディア(USBメモリ)を選択して『開く』。
最初に作成した『bypass.reg』を選択して『開く』。
「D:\bypass.reg に含まれるキーと値が、レジストリに正常に追加されました。」と表示されたら『OK』をクリック。
これで非サポートPCにもWindows11がインストールできるようになりました。ここまで完了したらレジストリエディターとコマンドプロンプトを閉じてください。
あとは、
最初の画面に戻ってきたら、『次へ』を選択して、
『今すぐインストール』 → プロダクトキーがあれば入力して、後から認証する場合は『プロダクト キーがありません』を選択すれば、インストールが進みます。