非サポートPCにWindows11をクリーンインストールする方法
Windows11は要求スペックを満たしていないとインストールができません。しかし、要求スペックを満たしていなくてもちょっとした手順を踏めばインストールができます。
本記事では、CPUが非対応だったりTPM 2.0等のハードウェア要件を満たしていない非サポートPCにWindows11をクリーンインストールする方法をご紹介いたします。
注意事項: WindowsUpdateをいつまで受け取れるかはわからない
まず最初に注意事項です。Microsoftは、非サポートPCにWindows11をインストールした場合、「WindowsUpdateを受け取ることが保証されなくなる」と述べています。
2021年10月6日時点では、『悪意のあるソフトウェアの削除ツール』(KB890830)や、『Microsoft Defender Antivirusのセキュリティインテリジェンス更新プログラム』(KB2267602)などの更新プログラムが降ってきていますが、いつ、Microsoftの気が変わってWindowsUpdateが提供されなくなるかはわからないため、その点、ご注意ください。
非対応環境にWindows11をインストールする場合、メインPCとしては使用せず、あくまでも実験的なご利用をおすすめいたします。
なお、本記事の方法はクリーンインストールになります。すでにお使いのWindows10からWindows11へとアップグレードしたい場合は以下の記事をご覧ください。
TPM 2.0 / CPUチェックを回避してWindows10からWindows11へとアップグレードする方法
ただし、上記リンク先の方法だとTPM 2.0とCPUチェックは回避できますが、TPM 1.2以上が必須になります。(本記事のクリーンインストール方法ではTPMを完全にバイパスするためTPM 1.2も不要です)
非サポートPCにWindows11をクリーンインストールする方法
まずはWindows11のISOファイルをダウンロードして、USBメモリにインストールメディアを作成してください。作成したら、以下のテキストをメモ帳等にコピーして『bypass.reg』というファイル名でインストールメディアのルートフォルダに保存してください。
Windows Registry Editor Version 5.00 |
次にインストールメディアからブート(起動)してください。
最初のこの画面で[SHIFT] + [F10]キーを押してください。すると、
コマンドプロンプトが起動しますので、『regedit』と入力してエンター。
レジストリエディターが起動しますので、『ファイル』 → 『インポート』を選択。
インストールメディア(USBメモリ)を選択して『開く』。
最初に作成した『bypass.reg』を選択して『開く』。
「D:\bypass.reg に含まれるキーと値が、レジストリに正常に追加されました。」と表示されたら『OK』をクリック。
これで非サポートPCにもWindows11がインストールできるようになりました。ここまで完了したらレジストリエディターとコマンドプロンプトを閉じてください。
あとは、
最初の画面に戻ってきたら、『次へ』を選択して、
『今すぐインストール』 → プロダクトキーがあれば入力して(Windows7以降のプロダクトキーがあればライセンス認証できます)、後から認証する場合は『プロダクト キーがありません』を選択すれば、インストールが進みます。