Backblaze、2020年のHDD故障率公開

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2020年HDD故障率

Backblazeは、データセンターで稼動しているハードディスク(以下、HDD)を対象に、2020年のHDD故障率を公開しました。

2020年のHDD故障率

2020年のHDD故障率

対象となるのは2020年1月1日から12月31日まで使用された162,530台のHDD。全体的にSeagateの故障率が高く、多くの製品で1%を超えています。HGSTは非常に良好で、1%を超えているのは『HUH721212ALE604』の1製品のみで、他は全て0.5%未満となっています。

東芝も優れた数値を見せており、『MG07ACA14TA』は0.91%で他は全て0%。しかし、『MD04ABA400V』と『MG07ACA14TEY』の2製品はデータサンプルが少ないことには留意が必要です。

各社ごとの全ドライブの平均故障率はSeagateが1.94%、HGSTが0.46%、東芝が0.22%。

2018~2020年の年別HDD故障率

2018~2020年の年別HDD故障率

2018年から2020年までの年別HDD故障率で見ると、Seagateの『ST4000DM000』および『ST12000NM0007』が3年連続で高い故障率を見せています。3年間での平均故障率は『ST4000DM000』が1.84%、『ST12000NM0007』が1.91%。

HGSTの『HMS5C4040BLE640』は3年連続で0.5%以下となっており、3年間での平均故障率は0.35%と良好な数値を示しています。

2013~2020年のHDD生涯故障率

2013~2020年のHDD生涯故障率

2013年から2020年までのHDD生涯故障率で見ると、各社ごとの全ドライブの平均故障率はSeagateが2.15%、HGSTが0.59%、東芝が0.39%となりました。

Posted by にっち