GeForce RTX 5090環境に別途PhysX専用グラボを搭載するとどうなるの?フレームレートへの影響は

GeForce RTX 5090環境に別途PhysX専用グラボを搭載すると、フレームレートにはどのような影響が出るのでしょうか。
前置き: PhysXとGeForce RTX 5000シリーズについて
GeForce RTX 5000シリーズでは32bitのPhysXがサポートされなくなり、32bit PhysXを有効にするとパフォーマンスが大幅にダウンしました。(CPUで32bit PhysXが処理されるため) この問題に対処すべく、NVIDIAは591.44ドライバ以降、一部の人気ゲームの32bit PhysXをGeForce RTX 5000シリーズでサポートしました。
サポートされたゲームタイトルの一部としては、
- バットマン:アーカム・シティ (Batman: Arkham City)
- バットマン:アーカム・ビギンズ (Batman: Arkham Origins)
- バットマン アーカム・アサイラム (Batman: Arkham Asylum)
- メトロ2033 (Metro 2033)
- メトロ ラストライト (Metro: Last Light)
などがあります。
これらのゲームタイトルではGeForce RTX 5000シリーズ環境でもGPUでPhysXの処理ができるようになりました。
本題: PhysX有効時、PhysX専用グラボの有無でフレームレートはどう変わるのか
GPUでPhysX処理を行っても、PhysXが無効の状態と比較して、ゲームタイトルによってはフレームレートが40~70%低下することがあります。
そこで本題です。PhysX有効時のフレームレートの低下を軽減するために、PhysX専用グラボを別途搭載すると、フレームレートにはどのような影響出るかという検証が海外メディアのTom’s Hardwareにより行われました。(備考: PhysXは別のグラボに処理を丸投げすることができます。通常のグラフィックはメイングラボ、PhysXだけは別グラボといったように)
メイングラボとしてGeForce RTX 5090を使用し、PhysX専用グラボにGeForce RTX 5060を使用した場合(5090 + 5060)と、使用しなかった場合(5090のみ)のベンチマーク結果がこちら。
『バットマン:アーカム・シティ』ではPhysXを有効にしたGeForce RTX 5090のみだとAvg 147 fpsのところ、PhysX専用グラボとしてGeForce RTX 5060を搭載することでAvg 244 fpsへと大幅に向上しました。
『バットマン:アーカム・ビギンズ』も同様に、GeForce RTX 5090のみだとAvg 197 fpsのところ、PhysX専用グラボとしてGeForce RTX 5060を搭載することでAvg 247 fpsへと大幅に向上しました。しかし、1% Low fpsはPhysX専用グラボを搭載した方がわずかに低下しました。
上記ゲームタイトルにおいては、別途PhysX専用グラボを搭載することで、PhysX有効時のパフォーマンスが大幅に向上するという結果となりました。留意点として、ほかのゲームタイトルでもここまでの大幅な向上があるかは定かではありません。あくまでも一例として見ておいてください。
1台のPCにグラボを2枚搭載するというのは中々難しいかもしれませんが、グラボが余っていて、電源の容量にも余裕があって、PhysXゲームをより高フレームレートで遊びたいという人は、別途PhysX専用グラボを搭載するのを検討してみてもよいかもしれません。



























