GeForce RTX 4090の発火・融解の原因が判明か。12VHPWR変換ケーブルに起因。2種類のうち1種類に問題あり

GeForce

12VHPWR

GeForce RTX 4090の12VHPWRコネクタが発火・融解する原因が判明した模様です。

GamersNexusの調査によると、その原因は『8ピン - 12VHPWER変換ケーブル』。GeForce RTX 4090に付属する変換ケーブルは2種類あり、そのうちの1種類が発火や融解の恐れがあるとされています。

安全なケーブルかそうでないかを見分けるにはケーブルを少し分解する必要があります。変換ケーブルのコネクタ周りのテープを外し、スリーブを少し下げて、ケーブルに書かれている文字が、

コネクタ周りのテープを剥がす

スリーブを少し下げる

『300V』であれば問題なし

『300V 14AWG』と記されていればあれば問題ありません。

しかし、

『150V』と記されていたら発火・融解の恐れがある

『150V』と記されていたらそれは発火・融解の恐れがあります。

GamersNexusがボードパートナーから聞いた話によると、『300V』のケーブルが使用されるのは仕様通りとのこと。しかし、『150V』のケーブルは仕様外の可能性がある模様です。また、『150V』と『300V』とでは以下のような構造の違いもあります。

『150V』と『300V』の構造の違い
『150V』と『300V』の構造の違い

igor’sLABの調査によると、『150V』の方は品質や設計に問題があり、曲げたときなどに破損しやすく、発火・融解に繋がる恐れがあると言われています。一方、『300V』の方は、GamersNexusやTecLabがさまざまな最悪のケースでテストを行っても発火や融解に至ることはありませんでした。

GamersNexusのアンケート調査によると、130件中、7件が『150V』のケーブルだったそうです。確率にして約5.4%。約20台に1台は『150V』の変換ケーブルが使用されていることになります。GeForce RTX 4090を変換ケーブルでお使いの方はお気をつけください。

なお、上記はあくまでもメディアによる調査であることはご留意ください。もしかしたら、変換ケーブル以外にも何かしらの要因があるかもしれません。より詳細な情報は、NVIDIAからの発表が待たれます。