GeForce Game Readyドライバ 576.52 不具合情報
GeForce Game Readyドライバ 576.52 WHQLの不具合情報です。NVIDIA公式の既知の不具合と、海外のGeForceフォーラムで目に付いたユーザー報告を意訳しています。ユーザー報告は全ての環境で発生するものとは限らず、環境依存の可能性もあります。同様の不具合にお悩みの方の参考になりましたら幸いです。
NVIDIA公式: 既知の不具合 (リリースノート + フォーラム)
- NVIDIAアプリにおいて、『DLSS オーバーライド - モデルプリセット』を『最新』、『DLSS オーバーライド - フレーム生成』を『3D アプリケーション設定を使用する』に設定すると、ゲーム内の設定に関係なく強制的に2倍のフレーム生成モードになります [New]
- 『Ghost of Tsushima Director’s Cut』において、光源周辺でちらつきや表示の乱れが発生します
- 『サイバーパンク2077』でパストレーシングを有効にしてフォトモードでスクリーンショットを撮るとゲームがクラッシュします
- 『EA SPORTS FC 25』をプレイ中、ゲームがクラッシュする場合があります
- 『Forza Horizon 5』を長時間プレイするとゲームがクラッシュする場合があります
- GeForce RTX 5000シリーズ環境において、『ドラゴンズドグマ2』で影にちらつきが発生します
- GeForce RTX 5000シリーズ環境において、Webブラウザで動画再生中に、赤や緑の点滅が短時間表示されて映像が乱れる場合があります
- 576.02以降、『鳴潮』をプレイ中にゲームがランダムにクラッシュする場合があります
- GeForce RTX 5000シリーズ環境において、『Enshrouded』の起動後にゲームがクラッシュします
- NVIDIAアプリに対応していないアプリを追加し、Smooth Motionを有効にすると、ほかのアプリにも強制的に適用されます
- 『バトルフィールド2042』において、ライト周辺にランダムな四角形のアーティファクトが表示される場合があります
- NVIDIAコントロールパネルの『3D 設定の管理』で設定を変更すると、シェーダーディスクキャッシュの再構築が発生する場合があります
- 『Gray Zone Warfare』の起動時にゲームがクラッシュする場合があります
その他の不具合
- AMD Athlon 64 X2やIntel Core 2 Duo / Core 2 Quad以前のPOPCNT命令に対応していない古いCPU環境だと、一部のドライババージョンでブルースクリーンエラー(ブルースクリーンオブデス / BSoD)が発生します。具体的には以下。本件に関する詳細はこちらのページをご覧ください。
- 552.44まで → POPCNT非対応の古いCPUでも動作する
- 555.85~565.90 → POPCNT非対応の古いCPU環境だとブルースクリーンが発生する。最悪ブートループでOSが起動しなくなる
- 566.03以降 → POPCNT非対応の古いCPUでも動作する
ユーザー報告の不具合
- 古いPC環境にGeForce RTX 5000シリーズを搭載すると、ドライバをインストールできません
(※同様の報告複数あり) - NVIDIA: ↑現在この不具合を調査しています。フィードバックのほとんどが古いマザーボード環境で、それらのマザーボードを入手できないため調査が難航しています。また、フィードバックも数件しか届いていません。もしあなたがこの不具合にお困りでしたら、こちらページの手順に従ってフィードバックをいただけましたら幸いです
- RTX 5090を使用していますがモニター(MSI Optix MEG381CQR Plus)がスリープに入ると、復帰しません。RTX 4090のときはこんなことはありませんでした
- ROG Swift PG32UQXモニターがディープスリープから復帰しません。DisplayPortで接続して、G-SYNC UltimateとHDRを有効にしています [RTX 5090]
- 依然として『モンスターハンターワイルズ』がランダムにクラッシュします。カプコンのクラッシュレポートツールが開くこともあれば、フリーズしたままになることもあります [RTX 5070 Ti]
- 576.52にしてから『モンスターハンターワイルズ』のプレイ中にブルースクリーンエラーが発生するようになりました。私の場合、576.40にロールバックしたら正常に動作するようになりました [RTX 5070 Ti / Windows11]
- RTX 5070 Tiを使用していますが、いまだに頻繁にランダムにブラックスクリーンが発生します [Ryzen 7 9800X3D / Dell U4025QWモニター(5120x2160@120Hz、HDMI 2.1接続)]
- RTX 5060 Tiに変えてから3週間経ちますが、起動時にブラックスクリーンになります。PCIeの速度を落としたら起動しますが、PCやゲームが重くなります
- ↑私も4000シリーズから5000シリーズに変えたときに同じ不具合が発生しました。BIOS / UEFI設定でCSMが有効になっていないか確認してみてください。CSMが有効になっていたら無効にして、Resizable BARを有効にしてみてください
- RTX 5080環境でG-SYNC + Vsync (垂直同期)有効時、Game Barでスクリーンショットを撮ったりするとPCごとクラッシュします。RTX 4070 Tiのときはこんなことはありませんでした [Windows11 23H2 / Core i7-13700KF]
- 576.40以降、『Counter-Strike 2』や『オーバーウォッチ2』のパフォーマンスが大幅に低下しています
- ゲームがラグくなってスムーズに動作しません [RTX 4070 SUPER / Ryzen 5 5600X]
- 576.52をインストール後、フルスクリーンでゲームをするとすべてのゲームでひどいカクが発生します。ボーダーレスウィンドウにすると問題ありません。ドライバのロールバックをしたらフルスクリーンでもカクつきが発生しなくなりました [ノートPC / RTX 4060 Laptop GPU]
- 『F1 23』『WWE 2K25』を起動するとゲームがカクつき、その後クラッシュします [ノートPC / RTX 2060]
- 576.40も576.52もブラックスクリーンが発生します
- ↑私もです。576.28では発生しません
- モニター(165Hz / DisplayPort接続)が1~2秒ほど真っ黒になることがあります [RTX 5070 Ti]
- Samsung S95Cテレビを使用していますが、572.60以降、すべてのドライバで0.5~1秒ほどの短いブラックスクリーンが発生します。1時間に2回発生することもあれば10時間に1回程度のこともあります。RTX 5090とRTX 4090、両方で発生が確認できました [Windows11 23H2 / Ryzen 7 9800X3D]
- 4K + HDRで『アサシン クリード オリジンズ』をプレイすると、ロード時やアリーナで黒いバーや四角がちらつきます [RTX 5080]
- Frame Generation + HDRを有効にして『アサシン クリード シャドウズ』をプレイするとチラつきが発生します
- いまだに『フォートナイト』がランダムにクラッシュします [RTX 5070 Ti]
- 『バトルフィールド2042』が10分ほどでクラッシュします。576.40に戻すとクラッシュしません [RTX 5090 / Ryzen 9 9950X3D]
- ドライバのインストール中に画面が真っ黒になったまま戻らなくなりました。5分後、PCの電源を強制的に落としました。ドライバのインストール自体は成功したようです [RTX 4070]
(※同様の報告複数あり)
- 今回のドライバも含め、ほとんどのゲームで50~100 fpsほど低下します。572.83が一番マシです。例えば『The Last of Us Part II』ではわずかなカクつきが発生しますがそれでも150 fps以上保ちます。576.02以降では60 fps台にまで落ちます。また、私の環境では572.83だけがブラックスクリーンが発生せず、ファンが突然100%になったりもしません
- 576.52だと『Clair Obscur: Expedition 33』が頻繁にクラッシュします。576.40だと正常に動作します
- 576.52だとゲームがクラッシュします。576.28にロールバックしたところクラッシュしなくなりました [RTX 4070 Ti]
- 576.52にアップデート後、ノートPC (ASUS TUF Gaming F15 FX506HCB / RTX 3050)にDisplayPort経由で外部モニターを接続すると、ノートPCがフリーズしたり、ブラックスクリーンが表示されるようになりました。576.28などの以前のドライバでは発生しません
- 576.52にしてからYouTubeで動画を見ているだけでブルースクリーンエラーが発生するようになりました。576.40にロールバックしました [RTX 3060]
576.52ドライバ不具合情報・対処方法まとめ
2025年5月21日時点で13件の既知の不具合が確認されています。ユーザー報告ではさまざまな不具合が寄せられていますが、前回の576.40同様に、ブラックスクリーンに関する不具合報告は全盛期より大幅に少なくなっています。
上記のような不具合や、何かしらの不具合が発生した場合、以下の対処方法をお試しください。
▼GeForce RTX 5000シリーズの場合
ブラックスクリーンが発生する場合は、モニターのリフレッシュレートを下げたり、60Hzに設定してみてください。マルチモニター環境の場合、DisplayPortの位置を変更してみてください。可能ならシングルモニターにして不具合が発生しないか確認してみてください。Windows起動直後や直前にブラックスクリーンが発生してWindowsにログイン(サインイン)できなくなった場合はBIOS / UEFIからPCIeの速度を下げてみてください。その他、何かしらの不具合が発生した場合、以前のドライバの方が安定していれば、そのドライバへとロールバックをお試しください。
▼GeForce RTX 4000シリーズ以前の場合
安定していると評判の高い566.45 Hotfixか566.36 WHQLへのロールバックをお試しください。大体これで解決します。もし、ロールバック前の不具合が継続するようなら、Display Driver Uninstaller (DDU)を使用してドライバをアンイントールしてから、再インストールしてみてください。(このアプリを使用することで、ドライバのデータを完全に削除し、クリーンな状態へと戻せます) 566.45や566.36よりさらに古いドライバを使いたい場合はNVIDIAのサイトよりダウンロードできます。(注: GeForce RTX 5000シリーズは570番台からの対応のため、560番台以前のドライバは使用できません)