GeForceドライバのクラッシュが原因でCS2大会を敗退。優勝賞金50万ドルの獲得チャンスを失う

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Counter-Strike 2

2024年3月17日からデンマークで行われているCounter-Strike 2 (CS2)の大会(PGL Major Copenhagen 2024)にて、意図しないことが原因で1チームが敗退しました。その原因とは、GeForceドライバのクラッシュです。

この大会ではCPUにRyzen 7 7800X3D、グラボにGeForce RTX 4080を搭載したPCを採用しています。悲劇はチームVirtus.proとG2 Esportsとの試合中に起こりました。

2本先取制でVirtus.proが1本目を先取して向かえた2試合目、両チームともに11ポイントという拮抗した状況で、Virtus.proのJame選手のPCのGeForceドライバがクラッシュしました。棒立ちになったJame選手はそのままやられてしまい、有利に進めたG2 Esportsが13-11で勝利を収めました。

そのときの様子が以下。解説者が「Jame...? He's crash! Oh no!」(Jame……? クラッシュしている! なんてこった!)と叫んでいます。

勢いに乗ったG2 Esportsは、その後の3試合目も13-6で勝利を収めて2本先取しました。

大会をプロデュースしているPGLは、X (旧Twitter)で本件についてアナウンスしており、GeForceドライバのクラッシュによりゲームがクラッシュしたことを認めています。また、NVIDIAと協力して不具合の特定と修正に取り組んでいるとのことです。

PGLのポスト


Virtus.pro vs. G2 EsportsにおけるJame選手の状況について明らかにしたいと思います。NVIDIAドライバのクラッシュにより技術的な不具合が発生して、ゲームがクラッシュしました。現在も調査を続けており、NVIDIAと協力して不具合の特定と修正に取り組んでいます。

[Source: PGL

この大会の優勝賞金は50万ドル、日本円にして約7,500万円です。Virtus.proはG2 Esportsに負けたことで9~11位入りが確定し、優勝賞金の獲得チャンスを失いました。