Win10チューニング,WindowsUpdate

2017年10月11日に配信されたWindows10 Creators Update(Ver.1703)用パッチKB4041676割と深刻な不具合が出ています。

USB Typc-Cコネクタシステムソフトウェアインターフェイス(UCSI)を搭載する環境にKB4041676を適用すると、OSのシャットダウン時にブルースクリーンやブラックスクリーンが表示される場合があるとの情報がKB4041676のページに掲載されました。

RAMディスクを使っている人なんかは特に要注意ですね。OS終了時にRAMの内容をストレージに書き込むタイプのRAMディスクソフト(SoftPerfect RAM Diskなど)だと、この不具合のせいでRAMディスクの中身が吹っ飛ぶ危険性があります。

この問題の回避策は下記のいずれかになります。

  • KB4041676をアンインストールする
    (:ただしKB4041676で修正された脆弱性が放置されることになる)
  • BIOSでUCSIを無効にする

セキュリティ面を考えれば後者が無難な選択でしょう。

Win10チューニング,WindowsUpdate

この記事は2017年9月2日に書いたものです。『Fall Creators Update』の1週間前ということでageておきます。


Microsoftは2017年2回目のWindows10大型アップデート『Fall Creators Update』を、10月17日(現地時間。日本時間だと10月18日?)より配信することを発表しました。これまでの経緯から考えるに、10月17日にすぐ配信されるのではなく、順次配信されるものと思われます。

今回の大型アップデートではMRヘッドセットのサポートや、新しいデザインのUI『Fluent Design System』の採用などが予定されています。

注意点として、これまでにTH2、Anniversary Update、Creators Updateと大型アップデートがありましたが、その全てでWindows10のレジストリや各種設定が初期化されました。

 【Win10】 悲報 Windows10 Creators Updateでもアップデート後に各種設定の初期化は健在
 【Win10】 Windows10Anniversary Updateの注意点
 【Win10】 Windows10TH2へのアップデート問題

大型アップデートを経験したWindows10ユーザの方には今更ですが、勝手に初期化されては困る変更箇所は、元に戻せるようにメモしておくことをおすすめいたします。変更箇所が多いと覚えておくのも大変でしょうし、約半年毎に大型アップデートが来ますしね……。

あと、バグに悩まされたくない方は大型アップデートのインストールはしばらく様子見することをおすすめいたします。詳しくは下記の記事を是非ともご一読くださいませ。

 【Win10】 Windows10 Creators Updateのインストールに関する留意事項

↑はCreators Updateのときの記事ですが、全大型アップデートで同じことが言えます。

Win10チューニング,WindowsUpdate

2017年9月13日に配信されたWindows10 Creators Update用パッチKB4038788割と深刻な不具合が出ています。主に2点。

Windows,WindowsUpdate

Windows8.1でMSアカウントに紐付けができない不具合が発生しています。この問題は2017年9月13日に報告されて以降、今も解決していません。

米MS社員のYolvi Ell氏によると、この問題は2017年9月度のアップデートが原因とのことです。しかし、具体的なKB番号は書かれていないため、どのKBが原因なのかはわかりません。

下記の9月度のパッチを導入済みの場合、アンインストールすることで解決するかもしれません。しないかもしれません。お困りの方は試してみる価値はあるかと思います。

 <2017年9月に配信されたWindows8.1用パッチ>
 KB4038793
 2017年9月13日にMSカタログで公開された『セキュリティのみの品質更新プログラム
 KB4036586
 2017年9月13日にMSカタログで公開された『IE11の累積的なセキュリティ更新プログラム』
 KB4038792
 2017年9月13日にWUクライアントに配信された『セキュリティマンスリー品質ロールアップ
 KB4038774
 2017年9月20日に配信された『マンスリー品質ロールアップのプレビュー
 (過去のパッチが詰め合わせになっているため、プレビューにも同様の不具合が混入しているはずです)

この問題は日本MSコミュニティと米MSコミュニティで話題になっており、進展があれば米MSコミュニティの方でMS社員より報告されるとのことです。

 日本MSコミュニティ
 Microsoftアカウントを紐づけできない
 米MSコミュニティ
 Switching from Local Account to Microsoft Account

関連記事
【アプデ】 2017年9月20日、『マンスリー品質ロールアップのプレビュー』KB4038803 / KB4038774(テレメトリ入り)が配信
【アプデ】 WindowsUpdate 2017年9月度 注意事項と各KBメモと直リンク

Windows,WindowsUpdate

2017年9月13日に配信されたWindows7 / 8.1用KBのザックリまとめです。この記事は足りないKBや不具合等が見つかった場合に随時更新いたします。

今回のアップデートでInternet Explorerに若干の仕様変更が入っています。アドレスバー横に検索窓が表示されて、タブの表示方法が変更されました。 (タブを右クリックして『別の行にタブを表示』で表示方法を変えることができます)

以下、2017年9月13日配信分のザックリ説明&ファイルの直リンクになります。(OfficeやSkype等のMS製品類は割愛しています)

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更新履歴
① .NETのセキュリティのみのパッチへのリンクを追記
② IEの仕様変更を↑に記載
③ FLASHパッチ(KB4038806)適用でFLASHから音が出なくなるかもしれない旨を追記。詳細はこちらの記事をご参照くださいませ
④ Win7用KB4038779(セキュのみ)、KB4038777(ロール)からワードパッドがクラッシュする問題を削除。日本語ページには 「ワードパッドがクラッシュ」 すると書いていますが、英語ページには 「この問題は7月に発生し、今回のパッチで修正されました」 と書かれています。おそらく英語ページの方が正しいでしょう。そのうち日本語ページも書き換えられると思います。
Win8.1用KB4038793
(セキュのみ)、KB4038792(ロール)からNPS認証問題を削除。当初、KBの説明ページに問題があると書かれていましたが 「この問題は修正された」 と書き換わりました。
⑤ DELLのWindows7 ProマシンにKB4038777(ロール)をインストールすると、アクティベーションが解除される不具合が出ています。詳細は下記の記事にまとめました。
【アプデ】 DELLのPCにWin7用ロールアップKB4038777を適用すると、アクティベーションが解除される場合がある
⑥ Win7用.NETパッチ
KB4041083 / KB4040973とWin8.1用.NETパッチKB4041085 / KB4040972に不具合を追記。
⑦ Win8.1でMSアカウントに紐付けできない不具合が出ています。詳細は下記の記事をご参照くださいませ。
【アプデ】 Windows8.1でMicrosoftアカウントに紐付けできない不具合が発生
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Windows,WindowsUpdate

2017年9月20日、WindowsUpdateに非セキュリティアップデートの『マンスリー品質ロールアップのプレビュー』が配信されました。

詳細は記事内に書いていますが、DELLマシンの方はKB4038803を適用しない方が良いでしょう。KB4038777と同様にアクティベーションが解除される危険性があります。

以下、Windows7 / 8.1向けのザックリ説明になります。

Windows,WindowsUpdate

DELLのWindows7 Professionalマシンに2017年9月度のWindows7用『セキュリティマンスリー品質ロールアップKB4038777を適用すると、アクティベーションが解除される場合があります。KB4038777を適用すると、System32にあるDELLのOEMフォルダが削除されてしまい、それが起因してこの不具合が生じているようです。

この不具合を回避する方法の一つとして、WindowsUpdate前にOEMフォルダを別の場所にコピーしておき、KB4038777の適用後にOEMフォルダが削除されていれば元の場所に再度コピペして、コマンドプロンプト(管理者)から

Slmgr /upk
Slmgr /ilc oem.xrm-ms
Slmgr /ato

を実行することで無理矢理再認証することができるそうです。が、自分はこれをやったわけではないので上手く行くかどうかはわかりません。何かあっても対処できる自信が無ければおすすめしません。

他にアクティベーションの解除を防ぐ確実な方法KB4038777をインストールしないことです。修正されるまで待ちましょう。セキュリティが気になる場合は、『セキュリティのみの品質更新プログラム』のKB4038779を適用するのも手ですが、こちらもKB4038777と同様の不具合を抱えているかどうかは定かではありません。

関連記事
【アプデ】 WindowsUpdate 2017年9月度 注意事項と各KBメモと直リンク

PCゲーム全般,WindowsUpdate

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(Source:Microsoft finally gets ...)

Windows10 Creators Update以降、一部の環境でOverwatch、Battlefield 1、Rocket Leagueなどのゲームでランダムにスタッターが発生したり、フレームレートが低下する問題が発生しているようです。

詳しい原因などは明らかにされていませんが、Microsoftはやっとこの問題を特定し、Insider Preview Build 16273で修正されるとのことです。なお、製品版のWindows10は2017年10月17日から配信されるFall Creators Updateで修正予定となっています。

Windows,WindowsUpdate

数日前に、Windows7のマルチモニタ環境での表示バグを修正するKB4039884が公開されました。そのKB4039884ですが、同じ番号のまま2017年8月30日付けで再度公開されました。しかし、以前のものとどこがどう違うのかは説明されていません。

特に問題がなければわざわざインストールする必要はありませんが、試してみたい方は↓からどうぞ。注意点として、以前のKB4039884をインストール済みの場合はアンインストールしておく必要があります。

 KB4039884 v2 (Windows7系用) ファイル直リンク:64bit / 32bit / 7系その他のエディション
 マルチモニタ環境での表示異常修正パッチ その2

< Update 1 >
メッセージでいただいた情報によると、以前のKB4039884はインストールが上手くいかない場合があるようです。今回のKB4039884 v2だと上手くいくようになっているそうです。以前のKB4039884で失敗した方はKB4039884 v2をお試しくださいませ。

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【アプデ】 Windows7のマルチモニタ表示バグを修正するKB4039884が公開
【アプデ】 WindowsUpdate 2017年8月度 注意事項と各KBメモと直リンク

Windows,WindowsUpdate

Windows7に2017年8月度以降のWindowsUpdateを適用すると、マルチモニタ環境で表示がおかしくなる問題が発生していましたが、これを修正するパッチKB4039884が公開されました。

パッチはMicrosoft Updateカタログのみでの配信となります。バグにお悩みの方は↓からダウンロードをどうぞ!

 KB4039884 (Windows7系用) ファイル直リンク:64bit / 32bit / 7系その他のエディション
 マルチモニタ環境での表示異常修正パッチ

< Update 1 >
KB4039884 v2が公開されました。↑のv1はインストールが上手くいかない場合があります。詳細は下記の記事へどうぞ。
【アプデ】 Windows7のマルチモニタ表示バグを修正するKB4039884が公開 その2

Windows,WindowsUpdate


(Source:Windows-Update: Microsoft gibt Unterlassungserklärung ab)

1~2年前のあらすじ。Microsoftは『Get Windows 10』という大多数の人に望まれていないキャンペーンを展開し、Win7/8.1でWindowsUpdateの設定が自動のままだと、Windows 10本体を勝手にダウンロードしたりインストールして世界を混乱させました。

 【Win】 WUを自動にしているとWin10を勝手にDLされることが判明
 【Win】 WU自動設定ユーザにWin10が勝手にDLされる件 続報
 【Win】 悲報 各所で勝手にWindows10になる現象が多発している模様
 【Win】 悲報 各所で勝手にWindows10になる現象が多発している模様 2nd season

覚えていますでしょうか。転送量に制限のあるWi-Fiユーザがこれをくらって即死したり、あまりにも卑劣なやり方をしたりと、Microsoftに対して最悪の印象を与えてくれたキャンペーンでした。

この件について、今更と言いますか、やっとと言いますか、ドイツで大きな動きがありました。

Microsoftはこの件でドイツのバーデン=ヴュルテンベルク消費者センターに訴えられており、2回の敗訴を経て 「ユーザの同意を得ずに新しいOSをインストールしない」 ことに同意しました。これによりMicrosoftは、今後ドイツでは『Get Windows 10』に類する狂った行動が制限されることになります。

ドイツさんグッジョブ!

ただしこれはあくまでもドイツだけでの措置になります。Microsoftが他国でもこの同意に則った行動を取るかは定かではありません。

Windows,WindowsUpdate

2017年8月16日、WindowsUpdateに.NETの非セキュリティアップデートと、同じく非セキュリティアップデートの『マンスリー品質ロールアップのプレビュー』が配信されました。以下、Windows7 / 8.1向けのザックリ説明&直リンクになります。