CPU

AMDはEPYCのラインナップを正式に発表しました。といっても2017年6月16日にリークされた内容と価格以外はまったく同じです。

コア/スレッドベースクロックターボクロックTDP価格
EPYC 760132C/64T2.2 GHz3.2 GHz180W?
EPYC 755132C/64T 2.0 GHz 3.0 GHz180W?
EPYC 750132C/64T2.0 GHz 3.0 GHz155/170W$3,400
EPYC 745124C/48T2.3 GHz3.2 GHz180W?
EPYC 740124C/48T2.0 GHz3.0 GHz155/170W$1,850
EPYC 735116C/32T2.4 GHz2.9 GHz155/170W?
EPYC 730116C/32T2.2 GHz2.7 GHz155/170W?
EPYC 728116C/32T2.1 GHz2.7 GHz155/170W$650
EPYC 72518C/16T2.1 GHz2.9 GHz120W$475
EPYC 7551P32C/64T2.0 GHz3.0 GHz180W$2,100
EPYC 7401P24C/48T2.0 GHz3.0 GHz155/170W$1,075
EPYC 7351P16C32T2.4 GHz2.9 GHz155/170W$750

(※TDPが2つあるCPUはメモリによって変わるため。DDR4-2400 ⇒ TDP155W、DDR4-2666 ⇒ TDP170W。TDPが1つのCPUはDDR4-2666での数値)

リーク情報より若干高くはなっていますが、それでもこの価格設定は半端ない! 比較にIntelの22コアCPU Xeon E5-2699 v4を持ってくると、こちらはMSRP $4,115に設定されています。

EPYCでこの価格帯となると、THREADRIPPERはいくらで登場してくるのか楽しみですね。

CPU,マザーボード

・Skylake-XとKaby Lake-Xの国内価格

PCワンズにSkylake-XとKaby Lake-Xの予約価格が掲載されました。

 Core i9-7900X (10C20T 3.3GHz) 税込124,980円

 Core i7-7820X (8C16T 3.6GHz) 税込74,980円

 Core i7-7800X (6C12T 3.5GHz) 税込49,800円

 Core i7-7740X (4C8T 4.3GHz) 税込42,980円

 Core i5-7640X (4C4T 4.0GHz) 税込30,980円

国内価格で見ても10C20Tモデルは前世代のi7-6950Xからは大幅な値下がりですね。しかし、どうしても脳裏にチラつくのがAMDのRYZENシリーズ。

8C16TのRYZEN 7 1800X@3.6GHzは市場価格税込5.5万円前後、8C16Tのままに低クロック化した1700@3.0GHzは税込3.7万円前後となっており、競合他社と比較するとまだまだ強気な価格設定という印象は拭えません。

・今のところ最安値のX299マザーボードはMSIのX299 SLI PLUS?


(Source:PC Watch)

 MSIは、Intel X299チップセットを搭載したマザーボード4製品を6月27日に発売する。価格はすべてオープンプライス。

 ラインナップは、エンスージアストゲーマー向けの「X299 GAMING M7 ACK」、高性能ゲーミング向けの「X299 GAMING PRO CARBON AC」、エントリーゲーミング向けの「X299 TOMAHAWK」、そしてPROシリーズの高性能モデル「X299 SLI PLUS」の4製品。税別店頭予想価格は順に54,980円前後、45,480円前後、35,980円前後、32,980円前後の見込み。

『X299 SLI PLUS』を税込にすると35,618円。価格が出てきているマザーだと今のところこれが最安値でしょうか。

2017/6/21追記
ASRockからも『X299 SLI PLUS』と同額となる税込35,618円の『X299 Killer SLI/ac』が発表されました。

CPU,マザーボード

エルミタージュ秋葉原にて、X299マザーボード及びCPUの発売日が報じられました。


(Source:http://www.gdm.or.jp/crew/2017/0619/211478)

ふむふむ、前情報どおりですね。

えっ!!?!?

えーっと…………。とりあえず死亡フラグのやる夫を置いておきますね。

CPU,PCゲーム全般


(Source:PC Perspective / Guru3D)

PC系メディア各所で一斉にSkylake-Xのベンチマークが公開されました。Cinebenchや消費電力、温度などの基本的な部分は既に記事にしているため、詳細は下記の記事をご参照くださいませ。

 【CPU】 Skylake-X 10C20TモデルCore i9-7900Xの各種ベンチマーク公開
 【CPU】 Skylake-Xの話題2本、AVX有効時は定格でも温度がヤバイ | 当たりとハズレの差がヤバイ

この記事ではゲームベンチマークのみに焦点を当てたいと思います。i9-7900X@3.3GHz vs i7-6950X@3.0GHz、新旧10C20Tモデル対決の結果をどうぞ! まずはPC Perspectiveで公開されたゲームベンチマークから。

CPU

・AVX有効時は定格でも温度がヤバイ
海外メディアのVideoCardzはX299のレビュアーガイドを入手し、その内容を公開しました。そこには10C20Tのi9-7900Xの定格(3.3GHz)での温度が記されており、


:空冷 :Cooler Master Liquid 240(簡易水冷) :Corsair H110(簡易水冷)

Prime95ではなかなかの爆熱っぷりを見せています。5.0GHzでPrime95を回していた動画はAVXが無効のバージョンでしたが、この爆熱っぷりから見てこちらは間違いなくAVXが有効でしょう。AVXを使う場合は、温度に要注意ですね。

・当たりとハズレの差がヤバイ

CPU


(Source:https://twitter.com/CPCHardware/status/876193860946468865)

フランスのPC系雑誌Canard PC Hardwareは、ツイッターで 「AMDはエラッタを修正したB2ステッピングのZenを計画しており、PCIeコントローラなどのハードウェアバグが修正される」 と伝えています。

B2ステッピングのZenは別の名前で登場するのか、それとも既存のRYZENシリーズの中に紛れ込んでおみくじ状態になるのか、詳細は判明していません。

しかし、Canard PC HardwareのAMD関連リークは2016年12月の雑誌で 「Zenは空冷で5GHzイケる」 と盛大にぶっ飛ばしたこともあるので、今回のリークがどこまで本当なのかは定かではありません。鵜呑みにはせず、噂ということでひとつ。

2017/6/28追記
この噂は真実でした。EPYCはB2ステッピングであることが判明しました。

CPU


(Source:HEXUS)

海外メディアのHEXUSでSkylake-Xの10C20TモデルCore i9-7900Xの各種ベンチマークが公開されました。Broadwell-Eの10C20TモデルCore i7-6950Xからどれくらい伸びたのか。

正直、全てにおいてi9-7900Xが勝つかと思いきや、意外や意外、i7-6950Xが勝っている場面も結構あります。サクッと結果をどうぞ!

CPU


(Source:AMD EPYC 7000 series specs and performance leaked)

PCゲーマー勢にはあまり関係ありませんが、IntelでいうところのXeonポジションとなるAMD EPYCのラインナップがリークされました。

コア/スレッドベースクロックターボクロックTDP暫定価格帯
EPYC 760132C/64T2.2 GHz3.2 GHz180W$4,000
EPYC 755132C/64T 2.0 GHz 3.0 GHz180W-
EPYC 750132C/64T2.0 GHz 3.0 GHz155/170W$3,200
EPYC 745124C/48T2.3 GHz3.2 GHz180W$2,400
EPYC 740124C/48T2.0 GHz3.0 GHz155/170W$1,700
EPYC 735116C/32T2.4 GHz2.9 GHz155/170W$1,100
EPYC 730116C/32T2.2 GHz2.7 GHz155/170W$800
EPYC 728116C/32T2.1 GHz2.7 GHz155/170W$600
EPYC 72518C/16T2.1 GHz2.9 GHz120W$400
EPYC 7551P32C/64T2.0 GHz3.0 GHz180W$2,000
EPYC 7401P24C/48T2.0 GHz3.0 GHz155/170W$1,000
EPYC 7351P16C32T2.4 GHz2.9 GHz155/170W$700

TDPが2つある理由は不明だとか。16C32TのTHREADRIPPER搭載PCは3.6GHzで出荷するとDELLは言っていましたが、EPYCのクロックは控えめとなっています。

価格帯に関してはソース元で 「これくらいになるはず」 といった表現がされていることから、どこまで正確な数値なのかはわかりませんが、ここからTHREADRIPPERの価格を予想するのもおもしろいかもしれませんね。

2017/6/21追記
EPYCが正式に発表されました。価格帯以外はリーク情報と完全に一致していました。詳細はこちらへどうぞ!

CPU


(Source:GLOBALFOUNDRIES on Track to Deliver Leading-Performance 7nm FinFET)

<ザックリ意訳>
GLOBALFOUNDRIESは2018年前半に7nm Leading-Performance(7LP) FinFETプロセスの生産を立ち上げ、2018年後半から量産を開始することを発表した。14nm FinFETと比較して40%以上のパフォーマンス向上と、チップ面積を半減することができるという。


上記内容が海外メディアのTECH POWER UPで報じられました。2018年後半からの量産となると、実際の製品が登場するのは2019年頃でしょうか。

そして、GLOBALFOUNDRIESというとRYZENのダイを製造しています。2019年頃にはAMDから7nmの何かしらのCPUが見られるかもしれませんね。

これとか。

2017/9/26追記
Zen 2は2019年になるようです。詳細は下記の記事へどうぞ。
【CPU】 Zen 2は2019年に登場か?AMDのロードマップがリーク

CPU,マザーボード

つい先日、DELLからRYZEN THREADRIPPER搭載のPCが2017年7月27日に発売予定とのアナウンスがありましたが、CPUやマザー単品での発売はもう少し先になるようです。

海外メディアのKitGuruによると、

我々の得た情報によると、RYZEN THREADRIPPERは2017年8月10日頃にローンチされるようだ。

とのこと。

2017年8月といえばSkylake-Xの12C24Tモデルi9-7920Xの発売も予定されており、同月にTHREADRIPPERとSkylake-Xの両方がぶつかりあうことになります。

CPU


(Source:Geekbench)

Geekbenchに新たなRYZEN THREADRIPPERの名称が上がってきました。そこには『AMD Ryzen Threadripper 1950X』と表記されています。

これまでに出てきた製品名っぽい個体は計2点。

 AMD Ryzen Threadripper 1950X 16-Core
 16C32T / ベースクロック:3,400MHz / ターボクロック:不明
 AMD Ryzen Threadripper 1920 12-Core
 12C24T / ベースクロック:3,200MHz / ターボクロック:不明

これがそのまま製品版に使われるかは分かりませんが、THREADRIPPERは19xxという名称になるのかもしれませんね。

CPU,マザーボード

DELLはE3 2017でTHREADRIPPER搭載のハイエンドPC『ALIENWARE Area-51 Threadripper Edittion』を発表しました。発売日は2017年7月27日とのこと。となるとTHREADRIPPER単品やX399マザーの発売もその付近になってきそうですね!

会場ではES版の『AMD ZD1840A8UGAF4』が搭載されているデモ機が展示されていました。


(Source:http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1064829.html)

このES版は先日その存在が確認されましたが、16C32Tで定格3.4GHzってとんでもないですね! 『AMD ZD1840A8UGAF4』のTBは3.7GHzといわれていましたが、このデモ機では3.8GHzで動作しています。

4gamerによると、実際の製品版では全コア3.6GHz駆動する状態で出荷するとのこと。これがOC状態なのか真の定格なのかはわかりませんが、いずれにしても半端ない!

2017/6/14追記
CPU単品での販売は2017年8月になる模様。