AMD、今後もRyzen CPUの温度が上昇するとの見解

CPU

AMD Ryzen

AMDは、今後もRyzen CPUの温度が上昇を続けるとの見解を示しました。

AMDのVP兼GMであるDavid McAfee氏は、QUASARZONEのインタビューで以下のように述べています。

AMDへのインタビュー

Q. (QUASARZONE)
AMDデスクトップCPU製品に関する批判の1つに、CPU温度があります。CPUの消費電力は競合他社よりも低いものの、温度は高いです。この温度の問題は将来的に解決されますか? CCDの横にダミーダイをつけて放熱させるといったことはできませんか?

A. (David McAfee)
私たちはTSMCと緊密に協力してプロセス技術に注力しています。これからさらに微細化されていくと、熱密度は現状維持となるか、さらに深刻化することが予想されています。そのため、高い熱密度を効果的に解消する方法が重要だと考えています。

[Source: QUASARZONE

AMDの見方では、今後もCPU温度の上昇は続くとし、解消する方法が重要だと述べています。

CPU温度が高いのはRyzenだけに限らず、Intelにも同じことが言えます。Blender実行時の温度は以下のような具合です。

Blender実行時のCPU温度 / CPUクーラー: NH-U14S
Blender実行時のCPU温度
CPUクーラー: NH-U14S

Ryzen 9 7950Xが97℃、Core i9-13900Kが102℃を示しており、両社ともにハイエンド帯は100℃前後の温度を見せています。

何十年も前の話をすれば、それこそCPUクーラーなんて不要な時代もありましたが、時代が進むにつれてCPUクーラーが必要になり、クーラーが大型化し、果てはコンシューマー向けであってもハイエンド帯は簡易水冷を使いたくなるほどに温度が高くなっていきました。

この温度上昇の流れは今後も続いていく模様です。

Posted by にっち