ここ数年でサーバーCPU市場のシェア率が激変。AMDがIntelに追いつきそうな勢い

CPU

Intel vs AMD

ここ数年でサーバーCPU市場のシェア率が激変しています。海外メディアのTechPowerUpが報じました。

わずか数年の間に、AMDはサーバー市場において弱小企業からIntelにとって最大の競合相手へと変貌を遂げた。2017年、AMDのサーバー向けCPUのシェア率はほぼ0%だった。一方、Intelは99.9%だった。

しかし、2024年時点でこのシェア率に大きな差が出ている。Intelは62.7%のところ、AMDは36.1%となり、サーバー市場の約3分の1を占めるまでに成長した。

サーバーCPUシェア率: Intel vs. AMD vs. ARM
サーバーCPUシェア率: Intel vs. AMD vs. ARM

転機となったのはZenアーキテクチャの登場だ。このアーキテクチャの登場により、AMDのサーバー向けCPU EPYCシリーズがシェアを獲得していった。

BofAのデータをもとにしたIDCとMercury Researchのアナリストによると、AMDは2027年にはシェア率を40.4%まで伸ばし、Intelは47.7%まで落ちると予測している。なお、これらの数字は販売台数ではなく売上ベースのものであることは留意されたい。

― TechPowerUp

2025年以降のグラフはあくまでも予測のため、今後、実際にどうなるかはわかりませんが、かつては圧倒的だったIntelの地位が揺らいでいるのは間違いありません。

Posted by にっち