Zen 4デスクトップAPU、Ryzen 7000Gシリーズの発売が近づく。出荷記録がリーク

CPU

AMD Ryzen

Zen 4世代のデスクトップAPU、Ryzen 7000Gシリーズの発売が近づいている模様です。海外メディアのVideoCardzが報じました。

リーカーのharukaze5719氏により、Ryzen 7000Gシリーズの出荷記録がリークされた。出荷記録には以下の3モデルが記されている。

AMD Ryzen 7000G - 出荷記録

▼AMD Ryzen 7000G

  • Ryzen 5 PRO 7500G (100-000001183-00)
  • Ryzen 5 7500G (100-00000931-00)
  • Ryzen 3 7300G  (100-000001187-00)

これらのTDPはいずれも65Wとされている。Ryzen 7000GシリーズはソケットAM5に対応し、PhoenixまたはPhoenix 2のシリコンダイを採用する。

このほか、TDP28WのノートPC向けAPU Ryzen 8000Uシリーズの出荷記録もリークされた。

AMD Ryzen 8040U - 出荷記録

▼AMD Ryzen 8040U

  • Ryzen 7 8840U (100-000001325-00)
  • Ryzen 5 8540U (100-000001326-00)
  • Ryzen 5 PRO 8540U (100-000001331-00)
  • Ryzen 3 8440U (100-00000XXX-00)

Ryzen 8000UシリーズはCPUにZen 4アーキテクチャを採用する。シリコンダイはPhoenixの改良版であるHawk Pointとなる可能性が高い。

出荷記録が出てきたことから、どちらのシリーズも発売が近づいていることを示唆している。

[Source: VideoCardz

ついにZen 4世代のデスクトップAPU Ryzen 7000Gシリーズの発売が近づいているようです。ワンチップでどこまでやれるのか非常に気になるところです。

ノートPC向けのRyzen 9 7940HS (Radeon 780M)ではRDNA 3世代のGPUコアを12基搭載し、iGPUでありながらdGPUのGeForce GTX 1050 Tiを超える性能を見せていたため、デスクトップ版にも期待が高まります。

また、今回、Ryzen 8040Uシリーズなるモデルが出てきました。AMDは2023年5月に公開したロードマップで、Zen 5世代のネーミングはRyzen 8000シリーズになることを明らかにしていましたが、Ryzen 8040Uシリーズで8000番台を使用されてしまいました。

AMD - 2024年までのCPUロードマップ
AMD - 2024年までのCPUロードマップ

8000番台を使用されたことに加え、これまでのRyzenデスクトップCPUシリーズは、1000 (Zen)、2000 (Zen+)、3000 (Zen 2)、5000 (Zen 3)、7000 (Zen 4)と、Zen+を除いてすべて1000番飛ばしだったことを考えると、Zen 5デスクトップCPUのネーミングはRyzen 9000シリーズへと変更される可能性がありそうです。

Zen4

Posted by にっち