【アプデ】 WindowsUpdate 2018年8月度 注意事項と各KBメモと直リンク [Update 3: IE11で不具合]

Windows,WindowsUpdate

2018年8月15日に配信されたWindows7 / 8.1用KBのザックリまとめです。この記事は足りないKBや不具合等が見つかった場合に随時更新いたします。

今月のWin7用『ロールアップ』も2018年5月度6月度7月度に引き続き、ネットワークドライバが死亡する不具合入りです。過去にこの不具合にやられた人は、今月も発生するでしょう。お気をつけくださいませ。逆にこれまで何もなかった場合は今月も何もないと思われます。この不具合はWin7の『ロールアップ』でのみ発生します。Win8.1およびWin7用『セキュリティのみ』では発生しません。にしても4ヶ月も放置とは、この会社やる気なさすぎでしょう。

あと、今月のWin7/8.1用『セキュリティのみ』はテレメトリ(Consent.exe)入りとなっています。避けている方はお気をつけくださいませ。

< Update 3: IE11で不具合 >
Microsoftは2018年8月23日付けで、Win7用ロールアップKB4343900および『Internet Explorer 11の累積的なセキュリティ更新プログラム』KB4343205に既知の不具合を追加しました。KB4343900またはKB4343205を適用後、Internet Explorer 11でリダイレクト時に空白のページが表示されるなどの不具合が出ています。

以下、2018年8月15日配信分のザックリ説明&ファイルの直リンクになります。(OfficeやSkype等のMS製品類は割愛しています)

更新履歴
① Win7/8.1の各『セキュリティのみ』と『ロールアップ』にIntel CPUの脆弱性『L1TF』について加筆。
② Win7用ロールアップKB4343900にIE11の不具合を加筆。
③ Microsoft Updateカタログ産
『Internet Explorer 11の累積的なセキュリティ更新プログラム』KB4343205にIE11の不具合を加筆。

 

Microsoft Updateカタログに配信分セキュリティのみの品質更新プログラム』&IE11

KB4343899 (Windows7系用) ファイル直リンク:64bit / 32bit / 7系その他のエディション
(※:このパッチにテレメトリ有)
Win7系用『セキュリティのみの品質更新プログラム』です。 「余計なものは一切不要。当月分のOSのセキュリティアップデートだけでいい」 という方はこのパッチを手動DLしてご利用くださいませ。このパッチをインストールすれば『セキュリティマンスリー品質ロールアップ』はインストール不要です。

なお、このパッチにはテレメトリ入りファイルとなるConsent.exeが混入しています。Consent.exeについてはこの記事この記事のKB3025394をご覧くださいませ。このパッチは『テレメトリ関連等を含むMSカタログ産『セキュリティのみの品質更新プログラム』(備考4参照)』入りとします。

このパッチにはIntel CPUの脆弱性『L1 Terminal Fault(L1TF)』の緩和策が含まれています。L1TFについては下記の記事をご覧くださいませ。

【CPU】 Intel CPUに新たな脆弱性『L1 Terminal Fault(L1TF)』。2018年8月度のWUで緩和策を実装

 

KB4343205 (Windows7系用) ファイル直リンク:64bit / 32bit / 7系その他のエディション
(※:このパッチに不具合有)
Win7系用『Internet Explorer 11の累積的なセキュリティ更新プログラム』です。

このパッチには既知の不具合があります。

[ 既知の不具合 ]

  • Internet Explorer 11でリダイレクト時に何もないページが表示される場合がある。また、Active Directory Federation Services (AD FS)やSingle sign-on (SSO)でサイトを開くと、サイトが応答しなくなる場合がある。

 

KB4343888 (Windows8.1系用) ファイル直リンク:64bit / 32bit / 8.1系その他のエディション
(※:このパッチにテレメトリ有)
Win8.1系用『セキュリティのみの品質更新プログラム』です。 「余計なものは一切不要。当月分のOSのセキュリティアップデートだけでいい」 という方はこのパッチを手動DLしてご利用くださいませ。このパッチをインストールすれば『セキュリティマンスリー品質ロールアップ』はインストール不要です。

なお、このパッチにはテレメトリ入りファイルとなるConsent.exeが混入しています。Consent.exeについてはこの記事この記事のKB3025394をご覧くださいませ。このパッチは『テレメトリ関連等を含むMSカタログ産『セキュリティのみの品質更新プログラム』(備考4参照)』入りとします。

このパッチにはIntel CPUの脆弱性『L1 Terminal Fault(L1TF)』の緩和策が含まれています。L1TFについては下記の記事をご覧くださいませ。

【CPU】 Intel CPUに新たな脆弱性『L1 Terminal Fault(L1TF)』。2018年8月度のWUで緩和策を実装

 

KB4343205 (Windows 8.1系用) ファイル直リンク:64bit / 32bit / 8.1系その他のエディション
(※:このパッチに不具合有)
Win8.1系用『Internet Explorer 11の累積的なセキュリティ更新プログラム』です。

このパッチには既知の不具合があります。

[ 既知の不具合 ]

  • Internet Explorer 11でリダイレクト時に何もないページが表示される場合がある。また、Active Directory Federation Services (AD FS)やSingle sign-on (SSO)でサイトを開くと、サイトが応答しなくなる場合がある。

    備考:IEパッチとなるKB4343205はWin7/8.1共にKB番号が共通です。上記既知の不具合はWin7用ロールアップKB4343900にも記載されていますが、Win8.1用ロールアップKB4343898には書かれていません。そのため、Win8.1では発生しないかもしれません。あるいはWin8.1用ロールアップKB4343898への記載漏れというのも考えられます。どっちかは不明です。

 

KB4345679 (Windows7系用) ファイル直リンク:64bit:3.5.1(KB4344177)/4.5.2(KB4344173)/4.6&4.6.1&4.6.2&4.7&4.7.1&4.7.2(KB4344167)//32bit:3.5.1(KB4344177)/4.5.2(KB4344173)/4.6&4.6.1&4.6.2&4.7&4.7.1&4.7.2(KB4344167)|7系その他のエディション
Win7用.NETの『セキュリティのみ』のパッチです。3.5.1用、4.5.2用、4.6~4.7.2用と分かれているため、必要なものだけどうぞ。全部をひとまとめにしたものはありません。

『セキュリティのみ』にバグ修正は含まれていませんが、『ロールアップ』は不具合率が高いため、お使いの.NET環境が安定している場合は『セキュリティのみ』の使用を推奨します。

インストールが上手くいかない場合、D3DCompiler_47.dllを入れることで上手くいくようになります。 (D3DCompiler_47.dll(KB4019990)直リンク: 64bit / 32bit)

 

KB4345681 (Windows8.1系用) ファイル直リンク:64bit:3.5(KB4344178)/4.5.2(KB4344171)/4.6&4.6.1&4.6.2&4.7&4.7.1&4.7.2(KB4344166)//32bit:3.5(KB4344178)/4.5.2(KB4344171)/4.6&4.6.1&4.6.2&4.7&4.7.1&4.7.2(KB4344166)|8.1系その他のエディション
Win8.1用.NETの『セキュリティのみ』のパッチです。3.5用、4.5.2用、4.6~4.7.2用と分かれているため、必要なものだけどうぞ。全部をひとまとめにしたものはありません。

『セキュリティのみ』にバグ修正は含まれていませんが、『ロールアップ』は不具合率が高いため、お使いの.NET環境が安定している場合は『セキュリティのみ』の使用を推奨します。

 

WindowsUpdateクライアントに配信分

KB4343900 (Windows7系用)
(※1:このパッチにテレメトリ関連有)
(※2:『セキュリティのみの品質更新プログラム』をインストールしている場合、このパッチはインストール不要)
(※3:このパッチに不具合有)
このパッチは『セキュリティマンスリー品質ロールアップ』と呼ばれるパッチで、WindowsおよびIE11のセキュリティアップデートと、非セキュリティアップデートが抱き合わせされたパッチです。

セキュリティマンスリー品質ロールアップ』は過去のパッチが累積されているため、過去に混入したテレメトリが入っています。テレメトリを避けてセキュリティアップデートを適用したい人は、このパッチは非表示にしてMicrosoft Updateカタログ産の『セキュリティのみの品質更新プログラム』を適用してください。

このパッチは『テレメトリ関連等を含むセキュリティマンスリー品質ロールアップリスト(備考3参照)』入りとします。

このパッチにはIntel CPUの脆弱性『L1 Terminal Fault(L1TF)』の緩和策が含まれています。L1TFについては下記の記事をご覧くださいませ。

【CPU】 Intel CPUに新たな脆弱性『L1 Terminal Fault(L1TF)』。2018年8月度のWUで緩和策を実装

このパッチには既知の不具合があります。

[ 既知の不具合 ]

  • 一部環境でネットワークインターフェイスコントローラが動作しなくなる。この不具合に遭遇した場合、下記の手順でドライバを再インストールするようMicrosoftは案内しています。

    1. ネットワーク デバイスを確認するには、devmgmt.msc を起動します。[そのほかのデバイス] に表示されることがあります。

    2. NIC を自動的に再検出してドライバーをインストールするには、[操作] メニューから [ハードウェア変更のスキャン] を選択します。

    a. または、デバイスを右クリックして [更新] を選択して、ネットワーク デバイスのドライバーをインストールします。 次に、[ドライバー ソフトウェアの最新版を自動検索] または [コンピューターを参照してドライバー ソフトウェアを検索] を選択します。

    原文ママです。意味不だと思うので少しだけ補足。『1.』は[Winキー] + [Rキー]で『ファイル名を指定して実行』を開き『devmgmt.msc』を入力するということです。その後の 「[そのほかのデバイス] に表示されることがあります」 は 「本来は[ネットワーク アダプター]のカテゴリ内に表示されるべきデバイスが[ほかのデバイス]の中に表示されることがある」 という意味です。ネットワークデバイスを見つけたら、『2.』の手順でドライバを入れなおせば直るとのことです。

  • Internet Explorer 11でリダイレクト時に何もないページが表示される場合がある。また、Active Directory Federation Services (AD FS)やSingle sign-on (SSO)でサイトを開くと、サイトが応答しなくなる場合がある。

 

KB4343898 (Windows8.1系用)
(※1:このパッチにテレメトリ関連有)
(※2:『セキュリティのみの品質更新プログラム』をインストールしている場合、このパッチはインストール不要)
このパッチは『セキュリティマンスリー品質ロールアップ』と呼ばれるパッチで、WindowsおよびIE11のセキュリティアップデートと、非セキュリティアップデートが抱き合わせされたパッチです。

セキュリティマンスリー品質ロールアップ』は過去のパッチが累積されているため、過去に混入したテレメトリが入っています。テレメトリを避けてセキュリティアップデートを適用したい人は、このパッチは非表示にしてMicrosoft Updateカタログ産の『セキュリティのみの品質更新プログラム』を適用してください。

このパッチは『テレメトリ関連等を含むセキュリティマンスリー品質ロールアップリスト(備考3参照)』入りとします。

このパッチにはIntel CPUの脆弱性『L1 Terminal Fault(L1TF)』の緩和策が含まれています。L1TFについては下記の記事をご覧くださいませ。

【CPU】 Intel CPUに新たな脆弱性『L1 Terminal Fault(L1TF)』。2018年8月度のWUで緩和策を実装

 

KB890830ファイル直リンク: 7/8.1共用 64bit / 32bit | その他のエディション
いつもの悪意のソフトウェア削除ツール。

 

KB4343902 (Windows8.1系用) ファイル直リンク:64bit / 32bit | その他のエディション
Win8.1用Flashのセキュリティアップデート。

 

KB4345590 (Windows7系用)
Win7にのみ配信。.NETの『セキュリティと品質ロールアップ』。このパッチには.NETのバグ修正が含まれているものの、.NETの『セキュリティと品質ロールアップ』はこれまでに描画異常文字の『□□□』化現象などが発生しており、不具合発生率は高めです。お使いの.NET環境が安定しているのであれば『セキュリティのみ』の適用を推奨します。.NETの『セキュリティのみ』に関しては記事上部に掲載していますのでそちらをご覧くださいませ。

(『セキュリティと品質ロールアップ』をMSカタログから手動でダウンロードする場合はMSカタログ: KB4345590へどうぞ。ダウンロードページには複数のファイルがあるため、どのパッチがどのバージョン用になるかはこちらページでご確認ください。全部をひとまとめにしたものはありません。必要なものだけどうぞ。もし、インストールが上手くいかない場合、D3DCompiler_47.dllを入れることで上手くいくようになります。 (D3DCompiler_47.dll(KB4019990)直リンク: 64bit / 32bit))

 

KB4345592 (Windows8.1系用)
Win8.1にのみ配信。.NETの『セキュリティと品質ロールアップ』。このパッチには.NETのバグ修正が含まれているものの、.NETの『セキュリティと品質ロールアップ』はこれまでに描画異常文字の『□□□』化現象などが発生しており、不具合発生率は高めです。お使いの.NET環境が安定しているのであれば『セキュリティのみ』の適用を推奨します。.NETの『セキュリティのみ』に関しては記事上部に掲載していますのでそちらをご覧くださいませ。

(『セキュリティと品質ロールアップ』をlMSカタログから手動でダウンロードする場合はMSカタログ: KB4345592へどうぞ。ダウンロードページには複数のファイルがあるため、どのパッチがどのバージョン用になるかはこちらページでご確認ください。全部をひとまとめにしたものはありません。必要なものだけどうぞ)

 

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