PCが約5分でフリーズする不具合。一部の古いPCで発生。Win10 KB5073724やWin11 KB5074109などを機に。回避策あり

WindowsUpdate

Windows Break

一部のWindows11やWindows10環境において、PC起動後、約5分でPCがフリーズするという不具合が発生しています。

不具合概要

日本時間で2026年1月14日以降にWindows Updateに配信された更新プログラムをインストールした一部の古いPC環境において、PC起動後、約5分でPCがフリーズする・ハングアップする不具合が発生しています。

この不具合は、例えばIntel第4世代Haswell、第5世代Broadwellなどの古いPC環境で、尚且つセキュアブート(Secure Boot)を有効にしていると発生する場合があります。(※古いPCでも必ずしも発生するわけではありません。環境によりけりです)

この不具合が発生する環境では、インターネットに接続している場合にのみ発生します。インターネットに接続していないと発生しません。

現時点でこの不具合の発生が確認されているOSは、Windows10とWindows11(Windows11のシステム要件を満たしていないPCにWindows11を無理矢理インストールしている環境)。以下の更新プログラムが不具合発生のトリガーになっていると考えられます。

  • Windows11 25H2 / Windows11 24H2
    KB5078127 (2026年1月25日 緊急リリース(『Outlook (classic)やアプリのフリーズの不具合を修正』)
    KB5077744 (2026年1月18日 緊急リリース(リモートデスクトップの不具合を修正))
    KB5074109 (2026年1月14日 セキュリティ更新プログラム)
  • Windows10 22H2
    KB5073724 (2026年1月14日 セキュリティ更新プログラム)

Windows11 23H2 Enterpriseや、Windows Serverなど、その他のWindows OSでも、2026年1月14日以降の更新プログラムをインストールした古いPC環境であれば発生する可能性があります。

不具合の原因

Microsoftは、2026年1月14日(以降)の更新プログラムに、新しいセキュアブート証明書を受け取るための仕組みを導入しました。これに起因して本不具合が発生しているものと考えられます。

では、更新プログラムをアンインストールすると、不具合が直るのかというと直りません。詳細な仕組みまではわかりませんが、2026年1月14日(以降)の更新プログラムのインストールをきっかけに、タスクスケジューラの『Microsoft\Windows\PI\Secure-Boot-Update』に起因して本不具合が発生している模様です。

この『Secure-Boot-Update』は、2026年6月に失効する古いセキュアブート証明書を、新しいセキュアブート証明書へと更新するためのタスクです。このタスクを無効にすると不具合が発生しなくなるため、これが何かしらの競合を引き起こしてPCをフリーズさせているものとみられます。

対処方法・回避策

本不具合の対処方法・回避策は2つあります。

対処方法A: セキュアブートを無効にする

セキュアブートを無効にすると本不具合は発生しなくなります。セキュアブートの無効化方法はPCによって異なりますので、マザーボードやお使いのPCのマニュアル等をご確認ください。

しかし、いくつか注意点もあります。

  • セキュアブートを無効化することでセキュリティが低下します。
  • BitLocker有効環境でセキュアブートを無効化してPCを起動すると、BitLockerの回復キーの入力を求められる場合があります。BitLockerを使用されている方は、回復キーをメモしてからセキュアブートを無効にするか、BitLocker自体を無効にしてからセキュアブートを無効にください。

対処方法B: セキュアブートを有効のままにしておきたい場合は『Secure-Boot-Update』を無効化

どうしてもセキュアブートを有効にしておきたい場合、タスクスケジューラの『Microsoft\Windows\PI\Secure-Boot-Update』を無効化することで本不具合の発生を防げます。

しかしこちらも注意点があります。

  • 今後のWindows Updateで再び有効化されて再発する恐れがあります。その際は再び無効化する必要があります。
  • 『Secure-Boot-Update』を無効化すると、新しいセキュアブート証明書へと自動的に更新されないはずです。結果、2026年6月にセキュアブート証明書が失効します。
  • VAIOのページによると2026年6月に古いセキュアブート証明書が失効しても「期限切れの証明書は、すでにインストールされているOSには影響せず、引き続きシステムを起動することができる」とされていますが、問題が発生する可能性があるとも記されています。詳細はVAIOのページをご覧ください。
  • 新しいセキュアブート証明書への更新は、手動更新をご検討ください。

どちらの対処方法を取るかの判断はお任せいたします。簡単なのはセキュアブートの無効化です。(あとはもう1つ、最新PCに買い換えるという方法もあります……)