ファイルエクスプローラー白画面の不具合、いまだ発生！完全に直ってない。Win11にて継続中。発生条件は
Windows11 25H2およびWindows11 24H2にて、ファイルエクスプローラーに白い画面が表示される不具合は直っていないとの報告が出ています。
事の発端
事の発端は、日本時間で2025年12月2日にWindowsUpdateに配信されたWindows11 25H2およびWindows11 24H2用プレビューリリース(プレビュー更新プログラム)KB5070311。
この更新プログラムをインストールすると、ダークモード環境のファイルエクスプローラーにおいて、ファイルやフォルダーの読み込み時に、一瞬、白い空白の画面が表示される・白く点滅するという不具合が発生していました。
この不具合は「ファイルエクスプローラー起動時」「ホームまたはギャラリーへ移動。またはそこから別のドライブ等に移動」「新しいタブ作成時」「詳細ペインの表示 / 非表示を切り替えたとき」などに発生し、ダークモードユーザーを悩ませていました。
そんな『白画面の不具合』ですが、2025年12月10日にリリースされたセキュリティ更新プログラムKB5072033にて、修正されました。筆者も直っていることを確認しました。
本題: 白画面は直っていないとの不具合報告。その発生条件は
本題です。KB5072033で白画面の不具合は修正されたはずなのに、直っていないとの報告が複数件で出ています。いったいなぜでしょうか。
ユーザー報告によると、ファイルエクスプローラーに白画面が表示される不具合は、実はタブ機能が実装されたあたりからずっと発生していたとのこと。
不具合の発生条件は、ファイルエクスプローラーが最初に開く画面を、デフォルトの『ホーム』ではなく『PC』にしている場合にのみ発生するとのこと。(『フォルダーオプション』 → 『全般』 → 『エクスプローラーで開く』を『PC』に設定)
最初に開く画面を『PC』に設定
「そんなまさか……」と思いながらも、最初に開く画面を『PC』に設定して試してみました。
この設定でファイルエクスプローラーを起動・操作した結果が以下の動画です。
はい、見事に白画面の不具合が発生しました。
ファイルエクスプローラーの初回起動時やタブを開いた際に、白い画面が一瞬表示されました。Windows11 25H2、Windows11 24H2、Windows11 23H2にてこの不具合の発生が確認できました。
この不具合は、最新の更新プログラムをインストールした環境はもちろん、2025年5月で更新プログラムをストップさせている検証環境でも発生しました。つまり、この不具合は、ユーザー報告のとおり昔からあるということです。
不幸中の幸いなのは、この不具合はファイルエクスプローラーが最初に開く画面を『PC』にしているときにだけ発生します。どうしても気になる場合は『ホーム』に変更することで回避できます。
MicrosoftはKB5070311で”新たに”発生しだした「『ホーム』設定に起因する白画面の不具合」をKB5072033にて修正しました。しかし、昔からある「『PC』設定に起因する白画面の不具合」はいまだに残り続けています。
目によろしくなく、とても気になる不具合のため、Microsoftにはこの昔からの不具合も修正していただきたいところです。