Nova Lake、デュアルbLLCはあるとのリーク。あるのかい、ないのかい、どっちなんだい?kopite7kimi氏とJaykihn氏とで情報に齟齬

Intel Nova LakeデスクトップCPU (Nova Lake-S)に、デュアルbLLCモデルがあるとの情報が再び出てきました。
bLLCとはBig Last Level Cacheの略称で、AMDで言うところの3D V-Cache的な役割を持ったキャッシュといわれています。このbLLCにより、ゲーム性能の大幅な向上が期待されます。bLLCは、Nova LakeデスクトップCPUに実装が予定されています。
そんなbLLCですが、2025年8月、YouTubeチャンネルのMoore’s Law is DeadがNova LakeにはデュアルbLLCモデルがあると報じました。
しかしつい先日、確度の高さに定評のあるハードウェアリーカーJaykihn氏は「私の知る限りデュアルbLLCの計画はありません」と述べ、デュアルbLLCの存在を否定しました。Nova LakeでもAMDの3D V-Cache / X3Dモデルと同様に、片方のコンピュートダイにのみ、bLLCを搭載する手法が取られるかに思われました。
そして今回、状況はさらに反転しました。別のハードウェアリーカー、kopite7kimi氏は以下のように述べています。
kopite7kimi:
まだ100%確定ではありません。 質問: kopite7kimi: |
kopite7kimi氏によると、まだ100%確定ではないもののデュアルbLLCモデルはあるとのこと。そしてさらに、その詳細なSKUまでリークされました。bLLCモデルとしては以下の4SKUが現時点では予定されているとのことです。
▼シングルbLLCモデル (bLLCサイズ: 144MB)
- 8P-Core + 12E-Core = 計20コア
- 8P-Core + 16E-Core = 計24コア
▼デュアルbLLCモデル (bLLCサイズ: 288MB (144MB x2))
- (8P-Core + 12E-Core) + (8P-Core + 12E-Core) = 計40コア
- (8P-Core + 16E-Core) + (8P-Core + 16E-Core) = 計48コア
kopite7kimi氏もJaykihn氏と同様に確度の高いリーカーです。しかし、双方の主張には齟齬が見られます。現時点では、どちらの主張が正しいのかは定かではありません。
デュアルbLLCは存在するのか否か、そして存在するのであれば、シングルbLLCとデュアルbLLCとでゲーム性能にどこまで影響するのかがPCゲーマーにとっては非常に気になるところでしょう。




























