【Windows10】 WindowsUpdate 2025年9月 不具合情報 - セキュリティ更新プログラム KB5065429

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日本時間で2025年9月10日にWindowsUpdateに配信されたWindows10用セキュリティ更新プログラムKB5065429の不具合情報およびその回避策・解決策です。

更新履歴
初版。

Windows10 22H2用セキュリティ更新プログラム: KB5065429

基本情報

KB5065429はWindows10 バージョン22H2用のセキュリティアップデートを含む累積更新プログラムです。この更新プログラムを適用することで脆弱性が修正されます。

▼更新プログラムのハイライト・修正された脆弱性や不具合

  • Windowsの脆弱性を修正
  • 日本時間で2025年8月13日以降にリリースされたセキュリティ更新プログラム以降をインストールしたWindows環境において、Office Professional Plus 2010やAutoCAD製品(2022~2026の各エディションやCivil 3D等)等、特定のアプリを起動すると、『ユーザー アカウント制御』(User Account Control / UAC)が表示されて管理者権限を要求されるという現象が発生しています。この現象に対処すべく、IT管理者は特定のアプリに対して『ユーザー アカウント制御』を表示させないように設定できるようになりました。設定方法については『Unexpected UAC prompts when running MSI repair operations after installing the August 2025 Windows security update』のページをご覧ください(※英語ページです。日本語ページもありますが機械翻訳です)
  • 日本時間で2025年8月13日以降にリリースされたセキュリティ更新プログラム以降をインストールすると、NDIを使用した配信がひどくカクついたりラグったり切断されたりする不具合を修正。この不具合は、NDI Toolsや、NDIプラグイン(DistroAV)を使用したOBS Studioなど、NDIを使用する配信アプリが影響を受けていました
  • SMBサーバーの署名およびSMBサーバーのEPAに対するSMBクライアントの互換性を監査できるようになりました。詳細は『CVE-2025-55234 | Windows SMB Elevation of Privilege Vulnerability』のページをご覧ください
  • 簡体字中国語IMEの不具合を修正。一部の拡張文字が空白のボックスとして表示される場合がありました
  • KB5065429には2025年8月27日に配信されたプレビューリリースKB5063842の内容が含まれています

補足情報

上記の『更新プログラムのハイライト・修正された脆弱性や不具合』にも記している通り、今回の更新プログラムでは、AutoCAD等の起動時に『ユーザー アカウント制御』が表示される問題への対処(特定アプリだけUACを非表示に設定できるように)が含まれています。この問題にお困りだった方は上記リンク先をご覧ください。

また、NDIを使用したOBS等での配信時にラグったりカクつきが発生する不具合も修正されています。本更新プログラムをインストールすることでこの不具合は発生しなくなります。

不具合情報

2025年9月10日時点でKB5065429に不具合は確認されていません。