Intel Nova Lake、AMD X3D 3D V-Cacheに対抗か。bLLCと呼ばれる大容量キャッシュを搭載か
Intelは、AMDのX3Dモデルこと3D V-Cacheに対抗すべく、bLLCと呼ばれる大容量キャッシュをNova LakeデスクトップCPU (Nova Lake-S)に搭載すると囁かれています。海外メディアのWCCF TECHが報じました。
Intelはこれまで、CPUに3D V-Cacheのようなキャッシュを実装することを否定してはいなかった。Intelの前CEOであるPat Gelsinger氏は、2023年9月に、CPUダイにスタックキャッシュメモリを搭載する計画について話をしていた。 また、数か月前には、Intel Tech Communications ManagerであるFlorian Maislinger氏が、サーバー向けCPUに追加のキャッシュタイルを搭載した製品を投入する計画を明かした。 そして今回、Intelのコンシューマー向けCPUとなるNova Lakeに、AMD X3Dのようなモデルが投入される可能性が浮上してきた。X (旧Twitter)ユーザーのHaze氏は以下のように述べている。 上記ポストは、以前にchi11eddog氏がリークしたNova Lakeのコア構成に言及したもので、Haze氏によると、8P-Core + 16E-Core + 4LP E-Coreおよび8P-Core + 12E-Core + 4LP E-Coreモデル(Core Ultra 5に位置するモデル)には、bLLCが搭載されたモデルがあるという。bLLCとはbig Last Line Cacheの略称で、つまるところ大容量L3キャッシュを意味する。 Haze氏の情報が事実であれば、ついにIntelもPCゲーマーの声に耳を傾け、X3Dに対抗したモデルを準備しているということになる。 ― WCCF TECH |
Ryzen 7 9800X3Dなどの3D V-Cache搭載モデルはゲーム性能が非常に高く、現状、PCゲームを最重要視するならX3Dモデルを買っておけば間違いないと言えるほどに強力です。
Haze氏の情報の確度は定かではありませんが、もしこの情報が本当なら、AMDのX3Dモデルとどこまで戦えるのか、超えることができるのか、PCゲーマーにとっては中々に気になるところではないでしょうか。