Intel、3D V-Cacheに対抗か。2025年にキャッシュタイルを実装。ただし
Intelは、AMDの3D V-Cacheに対抗する模様です。
IntelテックコミュニケーションマネージャーであるFlorian Maislinger氏は、YouTuber兼オーバークロッカーのder8auer氏のインタビューにおいて以下のように述べました。
AMDのCPUは特定のターゲット層、つまり、PCゲーマー向けに作られています。この技術(3D V-Cache)はPCゲーマーに多くの利点をもたらしますが、同時に妥協や欠点を伴うことも私たちは理解しています。また、AMDのX3D CPUは、アプリケーションに対してはそれほど強力ではないように思えます。 私たちはこのことを認識しており、技術的なことを理解しています。来年、私たちはキャッシュタイルを搭載したCPUを投入する予定です。しかし、これは一般向けのデスクトップCPUではありません。 (中略) サーバー市場は、デスクトップCPU市場とは潜在的な市場規模が異なります。 (中略) 私たちにとって、それ(ゲーム)はそこまで大きな市場ではありません。実際、私たちはゲーム用途ではないCPUを非常に多く販売しています。 ― Intel Tech Communications Manager, Florian Maislinger |
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Florian Maislinger氏によると、AMDの3D V-Cacheとは少しアプローチが違うものの、2025年には大容量のキャッシュタイルとしてCPUに搭載した製品が登場するとのこと。しかし、デスクトップCPU向けでなくサーバー向け、つまり、Xeon系列に搭載される模様です。
また、Intelにとってゲーム市場はそこまで大きくはないとも言及しています。言い換えるなら、サーバー市場の方が利益率が高いのでしょう。
いつかこのキャッシュタイルがデスクトップCPU・PCゲーム向けとしても活用される日は来るのでしょうか。