Intel Arc B580、マルチフレーム生成で大幅に性能向上。画質もFSR 3以上。AMD Radeonを脅かすポテンシャル

Arc

Intel Arc XeSS 3 マルチフレーム生成

Intel Arcシリーズに実装されたXeSS 3 Multi-Frame Generation (MFG / 以下、マルチフレーム生成)ですが、かなり良好な模様です。

ドイツメディアのPCGHにより測定されたArc B580でのベンチマーク結果がこちら。

Arc B580: マルチフレーム生成
Arc B580: マルチフレーム生成

上記ベンチマーク結果は、サイバーパンク2077でのリザルトです。上から順に、

  • XeLLオフ / マルチフレーム生成オフ(1倍)
    • レイテンシー69ms / 平均65 fps
  • XeLLオン / 4倍マルチフレーム生成
    • レイテンシー52ms / 平均196 fps
  • XeLLオン / 3倍マルチフレーム生成
    • レイテンシー45ms / 平均139 fps
  • XeLLオン / 2倍フレーム生成
    • レイテンシー42ms / 平均114 fps
  • XeLLオン / マルチフレーム生成オフ(1倍)
    • レイテンシー34ms / 平均64 fps

となっています。

フレーム生成を使用していない状態だと平均65 fpsのところ、4倍マルチフレーム生成を有効にすると、平均196 fpsにまで向上しました。約3倍増しです。(青いバー)

さらに注目点はレイテンシー(Latency / 遅延)です。(オレンジのバー) Intel ArcシリーズにはXeLLと呼ばれる入力遅延を減らすための機能があります。(NVIDIA GeForceで言うところのReflexや、AMD Radeonで言うところのAnti-Lag 2に類する機能)

上記リザルトの一番上、XeLLもマルチフレーム生成も使用していない状態だとレイテンシーは69msですが、XeLLだけを有効にした一番下では34msにまで低下しています。

通常、フレーム生成機能において、生成されるフレームが増えるほどレイテンシーも大きくなるため、Intelはゲーム開発者に対して、フレーム生成機能を使用する際は、同時にXeLLも有効にすることを求めています。

結果、4倍マルチフレーム生成であっても、一番上の69msよりも低い52msという低レイテンシーを保っています。フレームレートもレイテンシーも非常に良好な状態だと言えます。

PCGHによると、画質に関してはDLSS 4.5やFSR 4には及ばないものの、FSR 3以上とのこと。また、快適にプレイするためにはネイティブ(1倍)のフレームレートは60 fps以上が望ましいとされています。

2026年2月18日時点でAMD Radeonシリーズはマルチフレーム生成に対応していません。XeSS 3 マルチフレーム生成による驚異的なフレームレートの向上は、AMDを脅かすほどのポテンシャルを秘めていると言えます。

もちろん、このままAMDも黙ってはいないでしょう。Radeonシリーズにもマルチフレーム生成が実装されることが期待されます。

Posted by にっち