富士通製の古いPCが起動しなくなる不具合。2025年6月のWindows Updateに起因。Windows10にて発生。富士通が公式アナウンス
日本時間で2025年6月11日に配信されたWindows Updateを実行すると、一部の古い富士通製PC環境において、PCが起動しなくなるという不具合が発生しています。
不具合概要
富士通製の古いPC環境において、2025年6月11日のWindows Update後からPCが起動しなくなったとの報告が相次いでいます。
本件について、富士通は以下のアナウンスをしました。
2025年6月13日 Windows 10環境のデスクトップパソコン・PCワークステーションの一部でWindows Update後に起動できなくなる問題について 平素は、富士通製品をご愛顧いただきまして、誠にありがとうございます。 2015年から2018年に販売した当社製デスクトップパソコン・PCワークステーションの一部機種において、6月11日に公開のWindows Update後にパソコンが起動できなくなる場合がある事が判明しました。6月13日以降、一時的に該当のWindows Update配信を停止いたしました。 本現象については情報が更新され次第、本ページにてお知らせいたします。 ― 富士通 |
SNS上での報告によると、この不具合の影響を受けた環境では以下の症状が報告されています。
- Windows10が完全に起動しない
- 富士通のメーカーロゴが表示されてそこから進まない
- BIOS / UEEFIにも入れない
- CMOSクリアしても効果なし
この不具合は、以下のWindows10用セキュリティ更新プログラムに起因しています。
- Windows10 22H2 / 21H2
KB5060533 (2025年6月11日公開 セキュリティ更新プログラム) - Windows10 1809 (Windows Server 2019 / Windows10 Enterprise LTSC 2019等)
KB5060531 (2025年6月11日公開 セキュリティ更新プログラム) - Windows10 1607 (Windows Server 2016 / Windows10 Enterprise LTSC 2016等)
KB5061010 (2025年6月11日公開 セキュリティ更新プログラム) - Windows10 1507(初期バージョン) (Windows10 LTSB 2015等)
KB5060998 (2025年6月11日公開 セキュリティ更新プログラム)
対処方法・回避策
現状、この不具合が発生した際の復旧方法は判明していません。富士通からの続報が待たれます。