【Windows11】 WindowsUpdate 2022年5月 不具合情報 - プレビューリリース KB5014019 [Update 2]

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Windows11 - WindowsUpdate

2022年5月25日にWindowsUpdateに配信されたWindows11用更新プログラムKB5014019の不具合情報です。

月例の翌週以降に公開・配信される更新プログラムは『プレビューリリース』と呼ばれており、新たなセキュリティアップデートを含んでおらず、不具合の修正や機能改善のみの更新プログラムとなっています。特に問題がなければ次の月例に同梱されます。

『プレビューリリース』は文字通りに早期公開のプレビュー版なため、すぐにでも適用したい不具合の修正がない場合や、人柱になりたくない場合はスルーを推奨いたします。不具合の修正内容の詳細については各更新プログラムのリンク先よりご確認くださいませ。

以下、2022年5月25日に公開された更新プログラムの不具合およびその回避策・解決策になります。『.NET Framework』など、その他の更新プログラムやWindows Server固有の不具合は割愛しています。

更新履歴
① トレンドマイクロ社製アンチウイルスソフトが正常に動作しなくなる既知の不具合を加筆。 [2022/5/27]
② Microsoft EdgeのIEモードタブが応答しなくなる既知の不具合を加筆。 [2022/6/27] [New]

Windows11 21H2用プレビューリリース: KB5014019

基本情報

KB5014019はWindows11 バージョン21H2用のプレビューリリースと呼ばれる累積更新プログラムです。この更新プログラムを適用することで、機能の改善や不具合の修正などが施されます。ただし、あくまでもプレビュー版であることには注意が必要です。

この更新プログラムに新たな脆弱性の修正は含まれておらず、インストールしなくてもセキュリティ上の問題はありません。

▼機能改善や修正された不具合・更新プログラムのハイライト

  • ファイルのコピーが遅くなる不具合を修正
  • ディスプレイモードを変更後、ディスプレイの明るさの設定が維持出来ない不具合を修正
  • Microsoft OneDriveを使用中に、ユーザーがサインアウトするとシステムが応答しなくなる不具合を修正
  • Windowsにサインインおよびサインアウト時、一部環境においてブラックスクリーンがが表示される不具合を修正
  • TPM (Trusted Platform Module)ドライバに影響し、システムの起動時間を増加させる恐れのある不具合を修正
  • 2022年4月26日に公開されたプレビューリリースKB5012643以降をインストールすると、特定のGPUを使用しているWindows環境において、Direct3D 9を使用する一部のアプリで、アプリが予期せず終了したり、何かしらの問題が発生する不具合を修正
  • 2022年1月12日にリリースされたKB5009566以降をインストールした環境で、コントロールパネルの『バックアップと復元 (Windows 7)』からシステム修復ディスク(CDまたはDVD)を作成すると、システム修復ディスクから起動できない場合がある不具合を修正
  • Input Method Editor (IME)が前のテキストを変換している最中に文字を入力すると、その文字が破棄される不具合を修正
  • Windowsスポットライトにより、新しい写真がデスクトップの背景として表示されます。この機能を有効にするには、『設定』 → 『個人用設定』 → 『背景』 → 『背景をカスタマイズ』へと進んで、『Windows スポットライト』を選択してください。
  • スタートメニューを選択して文字入力を開始したときに、検索ボックスに自動的にフォーカスが当たらない不具合を修正
  • タスクバーのウィジェットアイコンにマウスカーソルをあわせると、ウィジェットが別のモニターに表示される不具合を修正
  • タスクバーが左寄せのときにウィジェットアイコンをクリックまたはタップすると、ウィジェットアイコンがアニメーションします
  • タスクバーが中央に配置されていると、デフォルトのウィジェットアイコンのレンダリングに影響を与える不具合を修正
  • ディスプレイのスケーリングが100%より大きい場合、検索結果のアプリアイコンがぼやける不具合を修正
  • 追加のスクリーンタイムのリクエストを送信するときに、子アカウントのファミリーセーフティの認証に関するエクスペリンスを改善
  • IEモードでウィンドウフレームに影響を与える不具合を修正
  • インターネットショートカットが更新されない不具合を修正
  • TextInputHost.exeが動作しなくなり不具合を修正
  • Microsoft Visioの図形検索に影響するsearchindexer.exeの不具合を修正
  • AnyCPUアプリケーションを32ビットプロセスとして実行してしまう不具合を修正
  • パフォーマンスモニターのパフォーマンスレポートに、アプリケーションカウンターのセクションが表示されない不具合を修正
  • グループポリシーのテンプレートに影響する不具合を修正
  • 低整合性レベル(LowIL)アプリケーションがヌルポートに印刷するときに印刷エラーが発生する不具合を修正
  • セッションを終了すると、リモートデスクトップクライアントアプリケーションが動作を停止する場合がある不具合を修正
  • Microsoft Defender Application Guard (MDAG)、Microsoft Office、Microsoft Edgeのマウスカーソルの動作や形状の向きに影響を与える不具合を修正。この不具合は、仮想グラフィック処理装置(GPU)をオンにしたときに発生しました

追加情報

Microsoftは、非対応環境にWindows11をインストールした場合、WindowsUpdateを受け取ることが保証されなくなると述べていますが、2022年5月25日時点では非対応環境にも更新プログラムが降ってきています。

不具合情報

KB5014019には以下の既知の不具合があります。

既知の不具合
不具合概要回避策

新しい日本語IMEを使用していると、アプリケーションにおいて、ローマ字/カナ入力モードが自動的に切り替わらない場合があります。

開発者向け情報: アプリケーションが『ImmSetConversionStatus』関数、またはVK_KANAキーエミュレーションを使用している場合、この不具合の影響を受けます。

詳細は以下の記事参照。
新しいIMEにまた不具合。入力モードが自動で切り替わらない。対処方法あり

以下のいずれかの対処方法をご検討ください。

< 対処方法A >
手動で入力モードを変更する。

< 対処方法B >
以前のバージョンのIMEを使用する。『設定』 → 『設定の検索』に「日本語 IME の設定」と入力して『日本語 IME の設定』を開く → 『全般』 → 一番下の『以前のバージョンの Microsoft IME を使う』をオンに変更することでこの不具合を回避できます。

『以前のバージョンの Microsoft IME を使う』をオンに変更

2022年4月26日に公開されたプレビューリリースKB5012643以降をインストールすると、DiscordやRazer Synapse、ExpressVPNなど、さまざまなアプリが起動しなくなったり正常に動作しなくなる場合があります。

この不具合は、.NET Framework 3.5で作成されたアプリケーションが影響を受け、Windows Communication Foundation (WCF)やWindows Workflow (WWF)といった.NET Framework 3.5のコンポーネントを使用しているアプリ・プログラムで発生します。

詳細は以下の記事参照。
KB5013943にアプリが起動しない・動作しない不具合。多数の不具合報告で阿鼻叫喚。対処方法あり

この不具合にお困りの場合は、以下の手順を実行することで直ります。

回避策:
スタートボタンを押してサーチボックス(『検索するには、ここに入力します』)に『Windows 機能』と入力してください。すると『Windows 機能の有効化または無効化』というダイアログが表示されますので、それを選択。

『.NET Framework 3.5 (.NET 2.0 および 3.0を含む)』『Windows Communication Foundation HTTP アクティブ化』『Windows Communication Foundation 非HTTP アクティブ化』の計3つにチェックを入れて『OK』を押してください。(もし、最初からチェックが入っている場合は、一度、チェックを外して『OK』を押してください。そののち、再びチェックを入れて『OK』を押してください)

『Windows の機能』から『.NET 3.5』ほかを有効化

以下のウィンドウが表示されたら、『Windows Update でファイルを自動ダウンロードする』を選択してください。

『Windows Update でファイルを自動ダウンロードする』を選択

自動的にダウンロードとインストール(変更を適用)が始まって、待っていればじきに完了します。これで不具合は発生しなくなり、起動・動作しなくなったアプリも正常に使えるようになります。

Microsoftは、不具合の解決に取り組んでおり、今後のアップデートにて修正を予定しています。

KB5014019をインストールすると、トレンドマイクロ社製アンチウイルスソフト、ウイルスバスターシリーズや、Apex Oneシリーズ、Deep Securityシリーズなどが正常に動作しなくなる恐れがあります。

具体的には、ランサムウェア対策を担うUMH (User Mode Hooking)ドライバが停止する恐れがあります。

詳細は以下の記事参照。
ウイルスバスターなどが正常に動作しなくなる不具合。Windows11やWindows Server 2022で発生。KB5014019やKB5014021に起因

この不具合にお困りの場合は、KB5014019をアンインストールすることで直ります。アンインストール手順は左記の記事をご覧ください。

この不具合はトレンドマイクロ側の問題です。現在、トレンドマイクロは不具合の修正に取り組んでいるとのことです。

[New]

2022年5月25日公開のプレビューリリースKB5014019以降をインストールした環境において、Microsoft EdgeのIEモードタブが応答しなくなる場合があります。この不具合は、表示したサイトがモーダルダイアログボックを使用していると発生する場合があります。

詳細は以下の記事参照。
Microsoft EdgeのIEモードタブが応答しなくなる不具合。KB5014699やKB5014668等で発生

この不具合は、Known Issue Rollback (KIR / 更新プログラムをアンインストールしなくても問題の部分だけをロールバックできる機能)を使用して修正されます。一般的なPC環境や、企業や組織に管理されていないPC環境の場合、放っておいても最大で24時間以内に自動的に修正されます。PCを再起動すると、早く修正される場合があります。

企業や組織等で管理されているPCでは、以下の特別なグループポリシーをインストールして設定することで解決できます。

詳細は『グループ ポリシーを使用して既知の問題ロールバックを展開する方法』(日本語ページは機械翻訳で意味不明な箇所あり。英語ページはこちら)をご覧ください。