【Windows11】 WindowsUpdate 2023年3月 不具合情報 - セキュリティ更新プログラム KB5023706 / KB5023698 PCが起動しなくなる既知の不具合あり [Update 3]

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Windows11 - WindowsUpdate

2023年3月15日にWindowsUpdateに配信されたWindows11用セキュリティ更新プログラムKB5023706 (22H2) / KB5023698 (21H2)の不具合情報です。(Windows Server固有の不具合は割愛)

前もっての注意点として、Windows11 22H2用KB5023706は、インストールすると環境によってはPCが起動しなくなる恐れがあるためお気をつけください。詳細は本記事内の既知の不具合をご覧ください。

以下、2023年3月15日に公開されたセキュリティ更新プログラムの不具合およびその回避策・解決策になります。

更新履歴
① 22H2にストレージが遅くなる不具合(ユーザー報告)を加筆。 [2023/3/17]
② 22H2および22H1にキオスクモード環境で自動的にログインしない既知の不具合を加筆。 [2023/3/17]
③ 22H2のWindowsが起動しなくなる既知の不具合の回避策を改訂。 [2023/3/17] [New]

Windows11 22H2用セキュリティ更新プログラム: KB5023706

基本情報

KB5023706はWindows11 バージョン22H2用のセキュリティアップデートを含む累積更新プログラムです。この更新プログラムを適用することで脆弱性が修正されます。

▼更新プログラムのハイライト・修正された脆弱性や不具合

  • Windowsの脆弱性を修正
  • Distributed Component Object Model (DCOM)のハードニングのフェーズ3を実装。詳細は『KB5004442—Manage changes for Windows DCOM Server Security Feature Bypass (CVE-2021-26414)』のページをご覧ください
  • 2022年10月12日以降にリリースされた更新プログラムをインストールすると、ドメイン参加に『0xaac (2732): NERR_AccountReuseBlockedByPolicy』エラーで失敗する不具合を修正
  • KB5023706には、2023年3月1日に配信されたプレビューリリースKB5022913の内容が含まれています

重要事項

2023年3月1日以降(KB5022913以降)の更新プログラムをインストールすると、PCが起動しなくなる恐れのある既知の不具合があります。この不具合は、Windowsの見た目・ユーザーインターフェイス(UI)を変更するカスタマイズアプリを使用している環境で発生する場合があります。詳細は下記の『既知の不具合』をご覧ください。(この不具合は、Windows11 22H2でのみ発生し、Windows11 21H2やWindows10では発生しません)

備考

Microsoftが公開しているKB5023706のページに書かれている既知の不具合の内容は一部間違っています。『プロビジョニングパッケージを使用した場合OOBEが完了しない不具合』と『ファイルのコピー速度が遅くなる不具合』があると記されていますが、前者は2022年11月30日に公開されたKB5020044にて、後者は2023年3月1日に公開されたKB5022913にて修正されました。

そのうち掲載内容を修正するだろうと思っていましたが、今回は一向に修正されないため、一応記しておきます。以下の『既知の不具合』は、KB5023706のページの誤った古い内容ではなく、最新情報に基づいた内容になります。

不具合情報

KB5023706には以下の既知の不具合があります。

既知の不具合
不具合概要回避策

ExplorerPatcherやStartAllBackなどのサードパーティ製のUIカスタマイズアプリを使用している環境において、Windowsが起動しなくなる恐れがあります。

この不具合はKB5022913以降(2023年3月1日以降の更新プログラム)をインストールした環境で発生する場合があります。

[New]

この不具合を回避するには、KB5022913およびそれ以降の更新プログラムをインストールする前に、サードパーティ製のUIカスタマイズアプリをアンインストールしてください。

StartAllBackを使用している場合、3.5.6以上に更新していると、この不具合を回避できるかもしれません。

解決策: ExplorerPatcherは、この問題を解決したバージョンをリリースしています。

備考: サードパーティ製のUIカスタマイズアプリを使用していて、この不具合やその他の問題が発生した場合は、使用しているアプリの開発元にお問い合わせください。

Microsoftは、この不具合を2023年3月17日(現地時間)付けで『解決済み』としています。詳細は以下の記事をご覧ください。
Windows11 22H2が起動しなくなる不具合が『解決済み』に。UIカスタマイズアプリ側で修正されたとし

2022年11月9日以降に公開された更新プログラムをインストールすると、DirectXまたはDirect 3Dを使用する一部のエンタープライズ(企業)向けアプリにおいて、断続的にapphelp.dllのエラーが発生する場合があります。

この不具合は、Intelグラフィックスドライバのバージョン26.20.100.7463から30.0.101.1190までを使用している場合に発生します。

この不具合は、主にエンタープライズ向け環境で発生し、一般的なホームユーザー環境で発生する可能性は低いとされています。

詳細は以下の記事参照。
DirectXアプリがエラーを吐く不具合。Windows10や11等で発生。対処方法あり

バージョン30.0.101.1190よりも新しいIntelグラフィックスドライバをインストールすることで、この不具合は発生しなくなります。

また、Microsoftは、この不具合の解決に取り組んでおり、今後のアップデートで修正を予定しています。

2023年1月11日以降にリリースされた更新プログラムをインストールすると、自動ログインを有効にしたキオスクモード環境において、自動的にログイン(サインイン)しない場合があります。

詳細は以下の記事参照。
キオスクモード環境で自動ログインできない不具合。Windows10やWindows11などで発生

Microsoftは本不具合の対処方法や回避策を案内していません。2023年1月11日以降の更新プログラムをすべてアンインストールすれば、本不具合は発生しなくなりますが、セキュリティ更新プログラムをアンインストールすると脆弱性が未修正のままになるため注意が必要です。

Microsoftは、不具合の解決に取り組んでおり、今後の更新プログラムで修正を予定しています。

ユーザー報告
不具合概要回避策

一部のWindows11 バージョン22H2環境において、SSDなどのストレージの速度が遅くなるという不具合報告が複数件出ています。その結果、PCの起動時間が以前より遅くなったり、ゲームのロード時間が長くなるなどの症状が発生しています。

この不具合は、2023年3月1日に公開されたWindows11 22H2用更新プログラムKB5022913以降をインストールした環境で発生が確認されています。

なお、この不具合は一部環境でのみ発生しており、すべての環境で発生するものではありません。

詳細は以下の記事参照。
Windows11 22H2にてSSDが遅くなる不具合。KB5023706やKB5022913をインストールしてから

更新プログラムをアンインストールすることで不具合が発生しなくなることが見込まれます。アンインストール手順は左記の記事をご覧ください。

また、一部のユーザーからは、一度更新プログラムをアンインストールしたのち、再び同じ更新プログラムをインストールすると不具合が発生しなくなったとの報告も出ています。

Windows11 21H2用セキュリティ更新プログラム: KB5023698

基本情報

KB5023698はWindows11 バージョン21H2用のセキュリティアップデートを含む累積更新プログラムです。この更新プログラムを適用することで脆弱性が修正されます。

▼更新プログラムのハイライト・修正された脆弱性や不具合

  • Windowsの脆弱性を修正
  • Distributed Component Object Model (DCOM)のハードニングのフェーズ3を実装。詳細は『KB5004442—Manage changes for Windows DCOM Server Security Feature Bypass (CVE-2021-26414)』のページをご覧ください
  • 2022年10月12日以降にリリースされた更新プログラムをインストールすると、ドメイン参加に『0xaac (2732): NERR_AccountReuseBlockedByPolicy』エラーで失敗する不具合を修正
  • KB5023698には、2023年2月3日に配信されたプレビューリリースKB5022905の内容が含まれています

不具合情報

KB5023698には以下の既知の不具合があります。

既知の不具合
不具合概要回避策

新しい日本語IMEを使用していると、アプリケーションにおいて、ローマ字/カナ入力モードが自動的に切り替わらない場合があります。

開発者向け情報: アプリケーションが『ImmSetConversionStatus』関数、またはVK_KANAキーエミュレーションを使用している場合、この不具合の影響を受けます。

詳細は以下の記事参照。
新しいIMEにまた不具合。入力モードが自動で切り替わらない。対処方法あり

以下のいずれかの対処方法をご検討ください。

< 対処方法A >
手動で入力モードを変更する。

< 対処方法B >
以前のバージョンのIMEを使用する。『設定』 → 『設定の検索』に「日本語 IME の設定」と入力して『日本語 IME の設定』を開く → 『全般』 → 一番下の『以前のバージョンの Microsoft IME を使う』をオンに変更することでこの不具合を回避できます。

『以前のバージョンの Microsoft IME を使う』をオンに変更

2022年11月9日以降に公開された更新プログラムをインストールすると、DirectXまたはDirect 3Dを使用する一部のエンタープライズ(企業)向けアプリにおいて、断続的にapphelp.dllのエラーが発生する場合があります。

この不具合は、Intelグラフィックスドライバのバージョン26.20.100.7463から30.0.101.1190までを使用している場合に発生します。

この不具合は、主にエンタープライズ向け環境で発生し、一般的なホームユーザー環境で発生する可能性は低いとされています。

詳細は以下の記事参照。
DirectXアプリがエラーを吐く不具合。Windows10や11等で発生。対処方法あり

バージョン30.0.101.1190よりも新しいIntelグラフィックスドライバをインストールすることで、この不具合は発生しなくなります。

また、Microsoftは、この不具合の解決に取り組んでおり、今後のアップデートで修正を予定しています。

2023年1月11日以降にリリースされた更新プログラムをインストールすると、自動ログインを有効にしたキオスクモード環境において、自動的にログイン(サインイン)しない場合があります。

詳細は以下の記事参照。
キオスクモード環境で自動ログインできない不具合。Windows10やWindows11などで発生

Microsoftは本不具合の対処方法や回避策を案内していません。2023年1月11日以降の更新プログラムをすべてアンインストールすれば、本不具合は発生しなくなりますが、セキュリティ更新プログラムをアンインストールすると脆弱性が未修正のままになるため注意が必要です。

Microsoftは、不具合の解決に取り組んでおり、今後の更新プログラムで修正を予定しています。