Microsoft、Snipping ToolにOCR機能を追加。スクショや画像から文字起こしが可能に。まずはWindows11 Inisider Previewにて

WindowsUpdate

Snipping ToolにOCR機能

Microsoftは、Windows11 Insider PreviewのSinipping ToolにOCR機能を追加したことを発表しました。

OCR機能とは、画像から文字を抽出(文字起こし)してくれる機能。Snipping Toolでスクリーンショットを撮ったり、画像を開いて、新たに追加された『テキスト アクション』というボタンを押すと、画像内の文字が選択されます。

Snipping Tool - 画像内の文字が選択される
Snipping Tool - 画像内の文字が選択される

その後、『すべてのテキストをコピーする』を選択すればクリップボードに画像内の文字が保存されます。

保存されたテキストをメモ帳に貼り付けると以下のような具合。

Sinipping Toolで文字起こしした内容
Sinipping Toolで文字起こしした内容

精度は悪くなく、しっかりと文字起こしされています。

ただ、英語は問題ないのですが、日本語だとなぜか文字と文字の間にスペースが入ります。

Snipping Tool - 日本語だと文字の間に空白が入る
日本語だと文字の間に空白が入る

この辺は今後の改善に期待したいところです。

このほか、新たに『クイック編集』という機能も追加され、この機能を選択すると、画像内にメールアドレスや電話番号があれば自動で黒く塗りつぶしてくれます。

Snipping Tool - メールアドレスや電話番号は自動で黒塗りに
メールアドレスや電話番号は自動で黒塗りに

これらの機能は、Snipping Toolのバージョン11.2308.33.0にて実装されました。現在、Windows11 Insider Preview Canary版およびDev版向けに配信されています。特に問題がなければいずれ通常版のWindows11へも実装されるでしょう。

Windows11

Posted by にっち