ゲームやCPUのパフォーマンスが低下する不具合。Windows11 23H2で発生

WindowsUpdate

ゲームやCPUのパフォーマンスが低下する不具合

一部のWindows11 23H2環境にて、ゲームやPCのパフォーマンスが低下する不具合が発生しています。

不具合概要

Windows11 23H2にしてから、ゲームやPCのパフォーマンスが低下したとの報告が出ています。該当ユーザーは以下のような症状を訴えています。

  • ゲームパフォーマンスの低下
    • フレームレートの低下
    • カクつき(スタッター)が発生する
    • ゲーム中、GPU使用率が急に下がる
  • CPUパフォーマンスの低下
    • 以前よりCPUベンチマークスコアが大幅に低い

これらの症状はRedditMicrosoftコミュニティにて報告されています。

なお、この不具合はあくまでも一部環境で発生しているものであり、すべての環境で発生するものではありません。

対処方法・回避策

本件についてMicrosoftに問い合わせたRedditユーザーによると、以下の手順を実行するよう案内され、やってみたところパフォーマンスが改善されたと報告しています。ほかのRedditユーザーも同様に改善したと報告しています。本不具合にお困りの方は試してみる価値はあるでしょう。

  1. 『Windows PowerShell』(管理者として実行)を起動して、以下のコマンドを実行してください。「実行ポリシーの変更」が表示されたら、『Y』を選択してください。コマンドの実行後はPCを再起動してください。
    Set-ExecutionPolicy Unrestricted


    Get-AppxPackage Microsoft.SecHealthUI -AllUsers | Reset-AppxPackage

  2. マザーボードのBIOS/UEFIからCPUのVirtualizationを有効にしてください。Intel環境だと『Intel Virtualization Technology』、AMD環境だと『SVM Mode』です。(マザーボードによってネーミングに若干の差異があります)
  3. スタートメニューの検索ボックスに『Core Isolation』と入力して、検索結果に出てきた『コア分離』を選択してください。『メモリ整合性』を『オン』にしてください。
    『メモリ整合性』を『オン』に
  4. PCを再起動してください。

これで完了です。ベンチマークやゲームを実行してパフォーマンスが改善されているかご確認ください。