【Windows10】 WindowsUpdate 2023年5月 不具合情報 - プレビューリリース KB5026435 [Update 1]

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2023年5月24日にWindowsUpdateに配信されたWindows10用更新プログラムKB5026435の不具合情報です。

月例の翌々週以降に公開・配信される更新プログラムは『プレビューリリース』と呼ばれており、新たなセキュリティアップデートを含んでおらず、不具合の修正や機能改善のみの更新プログラムとなっています。特に問題がなければ次の月例に同梱されます。

『プレビューリリース』は文字通りに早期公開のプレビュー版なため、すぐにでも適用したい不具合の修正がない場合や、人柱になりたくない場合はスルーを推奨いたします。不具合の修正内容の詳細については各更新プログラムのリンク先よりご確認くださいませ。

以下、2023年5月24日に公開された更新プログラムの不具合およびその回避策・解決策になります。

更新履歴
① ファイルの保存やコピーが失敗する既知の不具合を加筆。 [2023/5/25] [New]

Windows10 22H2 / 21H2用プレビューリリース: KB5026435

基本情報

KB5026435はWindows10 バージョン22H2 / 21H2用のプレビューリリースと呼ばれる累積更新プログラムです。この更新プログラムを適用することで、機能の改善や不具合の修正などが施されます。ただし、あくまでもプレビュー版であることには注意が必要です。

この更新プログラムに新たな脆弱性の修正は含まれておらず、インストールしなくてもセキュリティ上の問題はありません。

▼機能改善や修正された不具合・更新プログラムのハイライト

  • 一部の多機能ラベルプリンターのインストールに影響する不具合を修正
  • 日本語および中国語の一部の音声認識アプリが正常に機能しない不具合を修正
  • 大きな再解析ポイントに影響する不具合を修正。NTFSを使用してアクセスすると、ブルースクリーンエラー(BSoD)が発生することがありました
  • MSIXアプリのアップデートに失敗する不具合を修正
  • SMB共有フォルダーにアクセスできない不具合を修正
  • タッチキーボードのレイアウトがおかしい不具合を修正
  • タッチキーボードが開けない不具合を修正
  • Windowsファイアウォールにおいて、Captive Portal Addressesを選択した場合、すべてのCaptive PortalのIPアドレスに接続されない不具合を修正
  • Azure Active Directory (Azure AD)に参加している場合、Windowsファイアウォールが正しいドメインとプロファイルを適用できない不具合を修正
  • Azure Virtual Desktop (AVD)を使用時、Local Security Authority Subsystem Service (LSASS)が動作しなくなる不具合を修正
  • タスクが失敗する不具合を修正
  • Storage Spaces Direct (S2D)クラスターに影響する不具合を修正。この不具合によりオンラインにならないことがありました
  • Windows PowerShellでクラス定義を含むファイルが失敗する不具合を修正
  • PublishDfsRootsポリシーがMobile Device Management (MDM)を持つクライアントに正しく適用されない不具合を修正
  • 特定のモバイルプロバイダのInternational Mobile Subscriber Identity (IMSI)範囲を変更
  • Windows Defender Application Control (WDAC)に影響する不具合を修正。この不具合により、Secure Boot有効時、Seure Kernelに適用されませんでした
  • タスクバーの検索ボックスのユーザーエクスペリエンスを改善
  • 優先度の高いトースト通知を最大3つまで同時に表示できるように変更。例えば、優先度の高い通知が3つ、通常の優先度の通知が1つあった場合、トースト通知自体は最大4つまで同時に表示される場合があります
  • IEモードサイトのタブ設定へのアクセスに影響する不具合を修正
  • Windowsのアクティベーションに関するインドのMicrosoftの電話番号を変更

不具合情報

KB5026435には以下の既知の不具合があります。

既知の不具合
不具合概要回避策

カスタムオフラインメディアまたはカスタムISOイメージからWindows10をインストールした環境だと、この更新プログラムによってMicrosoft Edge Legacyが削除されても、新しいMicrosoft Edgeに自動的に置き換えられない場合があります。

この不具合は、カスタムオフラインメディアまたはISOイメージが、2021年3月29日以降にリリースされたスタンドアロンのサービススタック更新プログラム(SSU)を最初にインストールせずに、この更新プログラムをイメージにスリップストリームして作成された場合にのみ発生します。

なお、WindowsUpdateに直接接続して更新プログラムを受信するデバイスは影響を受けません。これにはWindows Update for Businessを使用しているデバイスも含まれます。

この不具合を回避するには、最新の累積更新プログラム(LCU)をスリップストリームする前に、まず2021年3月29日以降にリリースされたスタンドアロンのサービススタック更新プログラム(SSU)をカスタムオフラインメディアまたはISOイメージにスリップストリームしてください。

1. 以下のコマンドでmsuからcabを抽出します。(KB5000842での例)

expand Windows10.0-KB5000842-x64.msu /f:Windows10.0-KB5000842-x64.cab <保存先のパス>

2. 以下のコマンドでcabからSSUを抽出します。

expand Windows10.0-KB5000842-x64.cab /f:* <保存先のパス>

3. これでSSU cab『SSU-19041.903-x64.cab』が作成されます。このファイルを最初にイメージスリップストリームして、次にLCUを入れてください。

カスタムメディアを使用してOSをインストールした際にこの不具合が発生した場合は、新しいMicrosoft Edgeを直接ダウンロードして手動インストールすることで、この不具合に対処できます。新しいMicrosoft Edge for businessを広範囲に展開する必要がある場合は、『ビジネス向け Microsoft Edge をダウンロードして展開する』を参照してください。

備考: 2023年1月20日に公開されたKB5019275および2023年4月26日に公開されたKB5025297の『修正された不具合』に

  • タスクバーがチラついたり、エクスプローラーが応答しなくなる不具合を修正。この不具合は『ニュースと関心事項』が原因で発生していました

という一文があります。以下の不具合と類似しているため、以下の不具合は修正されたのかもしれません。しかし、Microsoftが公開している不具合情報では、まだ以下の不具合が修正されたという記述はありません。別問題なのか、Microsoftが情報を更新し忘れているのかは定かではありません。

修正されたという情報が記されていないため、引き続き掲載いたします。

2022年9月21日公開のプレビューリリースKB5017380以降をインストールすると、タスクバーが正常に動作しなくなったり、システムが不安定になる場合があります。具体的には、以下のような症状が発生する場合があります。

  • タスクバーが応答しなくなる
  • Windows Explorerが応答しなくなる
  • タスクバーの『天気』や『ニュースと関心事項』のウィジェットおよびアイコンの表示がちらつく
  • これらの問題発生時にMicrosoft WordやExcelなどのOfficeアプリを開いていると、巻き添えでOfficeアプリも応答しなくなる
詳細は以下の記事参照。
タスクバーやシステムが不安定になるなどの不具合。WindowsUpdateに起因。Windows10で発生

この不具合は、Known Issue Rollback (KIR / 更新プログラムをアンインストールしなくても問題の部分だけをロールバックできる機能)を使用して修正されます。一般的なPC環境や、企業や組織に管理されていないPC環境の場合、放っておいても最大で24時間以内に自動的に修正されます。PCを再起動すると、早く修正される場合があります。

企業や組織等で管理されているPCでは、以下の特別なグループポリシーをインストールして設定することで解決できます。

詳細は『グループ ポリシーを使用して既知の問題ロールバックを展開する方法』(日本語ページは機械翻訳で意味不明な箇所あり。英語ページはこちら)をご覧ください。

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2023年3月22日公開のプレビューリリースKB5023773以降をインストールすると、ファイルの保存やファイルコピーの際にエラーが発生したり、断続的に失敗する場合があります。この不具合はLarge Address Aware (LAA)とCopyFile APIを使用する32bitアプリケーションで発生する恐れがあります。特にネットワーク経由でファイルの保存やコピーをした場合、この不具合の影響を顕著に受ける恐れがあります。

32bit版のMicrosoft WordやMicrosoft ExcelといったMicrosoft Officeアプリは、この不具合の影響を受けて保存に失敗する場合があります。その際、「Document not saved」(ドキュメントを保存できませんでした)というエラーが表示される場合があります。

また、拡張ファイル属性を使用する一部の商用・企業向けのセキュリティソフトウェアを使用する場合、この不具合の影響を受ける可能性が高くなります。

詳細は以下の記事参照。
ファイルの保存やコピーに失敗する不具合。Windows10およびWindows11にて発生

この不具合は、Known Issue Rollback (KIR / 更新プログラムをアンインストールしなくても問題の部分だけをロールバックできる機能)を使用して修正されます。

一般的なPC環境や、企業や組織に管理されていないPC環境の場合、放っておいても最大で24時間以内に自動的に修正されます。PCを再起動すると、早く修正される場合があります。

企業や組織等で管理されているPCでは、以下の特別なグループポリシーをインストールして設定することで解決できます。

詳細は『グループ ポリシーを使用して既知の問題ロールバックを展開する方法』(日本語ページは機械翻訳で意味不明な箇所あり。英語ページはこちら)をご覧ください。