【Windows10】 WindowsUpdate 2023年6月 不具合情報 - セキュリティ更新プログラム KB5027215 | 21H2のサポートが終了 [Update 2]

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2023年6月14日にWindowsUpdateに配信されたWindows10用セキュリティ更新プログラムKB5027215の不具合情報です。

『悪意のソフトウェア削除ツール』『.NET Framework』などの更新プログラムやWindows Server固有の不具合は割愛しています。以下、2023年6月14日に公開されたセキュリティ更新プログラムの不具合およびその回避策・解決策になります。

更新履歴
① Officeが起動しない不具合(ユーザー報告)を加筆。 [2023/6/15]
② Officeが起動しない不具合(ユーザー報告)が修正された旨を加筆。 [2023/6/29] [New]

Windows10 22H2 / 21H2セキュリティ更新プログラム: KB5027215

基本情報

KB5027215はWindows10 バージョン22H2 / 21H2用のセキュリティアップデートを含む累積更新プログラムです。この更新プログラムを適用することで脆弱性が修正されます。

▼更新プログラムのハイライト・修正された脆弱性や不具合

  • Windowsの脆弱性を修正
  • ファイルの保存やファイルコピーの際にエラーが発生したり、断続的に失敗する不具合を修正
  • Windows Kernelに影響する脆弱性(CVE-2023-32019)を修正。ただし、修正はデフォルトでは有効になっておらず、有効にするにはレジストリを設定する必要があります。詳細は『KB5028407: How to manage the vulnerability associated with CVE-2023-32019』(英語)のページをご覧ください(日本語での詳細はこちらの記事にまとめました)
  • KB5027215には2023年5月24日に配信されたプレビューリリースKB5026435の内容が含まれています

追加情報

Windows10 バージョン21H2 November 2021 Updateは今回の更新プログラムをもってサポートが終了となります。21H2の方はなるべく早めに22H2へとアップデートすることが推奨されます。

不具合情報

KB5027215には以下の既知の不具合があります。

既知の不具合
不具合概要回避策

カスタムオフラインメディアまたはカスタムISOイメージからWindows10をインストールした環境だと、この更新プログラムによってMicrosoft Edge Legacyが削除されても、新しいMicrosoft Edgeに自動的に置き換えられない場合があります。

この不具合は、カスタムオフラインメディアまたはISOイメージが、2021年3月29日以降にリリースされたスタンドアロンのサービススタック更新プログラム(SSU)を最初にインストールせずに、この更新プログラムをイメージにスリップストリームして作成された場合にのみ発生します。

なお、WindowsUpdateに直接接続して更新プログラムを受信するデバイスは影響を受けません。これにはWindows Update for Businessを使用しているデバイスも含まれます。

この不具合を回避するには、最新の累積更新プログラム(LCU)をスリップストリームする前に、まず2021年3月29日以降にリリースされたスタンドアロンのサービススタック更新プログラム(SSU)をカスタムオフラインメディアまたはISOイメージにスリップストリームしてください。

1. 以下のコマンドでmsuからcabを抽出します。(KB5000842での例)

expand Windows10.0-KB5000842-x64.msu /f:Windows10.0-KB5000842-x64.cab <保存先のパス>

2. 以下のコマンドでcabからSSUを抽出します。

expand Windows10.0-KB5000842-x64.cab /f:* <保存先のパス>

3. これでSSU cab『SSU-19041.903-x64.cab』が作成されます。このファイルを最初にイメージスリップストリームして、次にLCUを入れてください。

カスタムメディアを使用してOSをインストールした際にこの不具合が発生した場合は、新しいMicrosoft Edgeを直接ダウンロードして手動インストールすることで、この不具合に対処できます。新しいMicrosoft Edge for businessを広範囲に展開する必要がある場合は、『ビジネス向け Microsoft Edge をダウンロードして展開する』を参照してください。

備考: 2023年1月20日に公開されたKB5019275および2023年4月26日に公開されたKB5025297の『修正された不具合』に

  • タスクバーがチラついたり、エクスプローラーが応答しなくなる不具合を修正。この不具合は『ニュースと関心事項』が原因で発生していました

という一文があります。以下の不具合と類似しているため、以下の不具合は修正されたのかもしれません。しかし、Microsoftが公開している不具合情報では、まだ以下の不具合が修正されたという記述はありません。別問題なのか、Microsoftが情報を更新し忘れているのかは定かではありません。

修正されたという情報が記されていないため、引き続き掲載いたします。

2022年9月21日公開のプレビューリリースKB5017380以降をインストールすると、タスクバーが正常に動作しなくなったり、システムが不安定になる場合があります。具体的には、以下のような症状が発生する場合があります。

  • タスクバーが応答しなくなる
  • Windows Explorerが応答しなくなる
  • タスクバーの『天気』や『ニュースと関心事項』のウィジェットおよびアイコンの表示がちらつく
  • これらの問題発生時にMicrosoft WordやExcelなどのOfficeアプリを開いていると、巻き添えでOfficeアプリも応答しなくなる
詳細は以下の記事参照。
タスクバーやシステムが不安定になるなどの不具合。WindowsUpdateに起因。Windows10で発生

この不具合は、Known Issue Rollback (KIR / 更新プログラムをアンインストールしなくても問題の部分だけをロールバックできる機能)を使用して修正されます。一般的なPC環境や、企業や組織に管理されていないPC環境の場合、放っておいても最大で24時間以内に自動的に修正されます。PCを再起動すると、早く修正される場合があります。

企業や組織等で管理されているPCでは、以下の特別なグループポリシーをインストールして設定することで解決できます。

詳細は『グループ ポリシーを使用して既知の問題ロールバックを展開する方法』(日本語ページは機械翻訳で意味不明な箇所あり。英語ページはこちら)をご覧ください。

ユーザー報告
不具合概要回避策

2023年6月14日にWindowsUpdateに配信されたセキュリティ更新プログラムをインストールすると、一部環境でWordやExcelなどのMicrosoft OfficeアプリやAdobe Acrobatが起動しなくなる場合があります。

この不具合は、32ビット版アプリで発生が確認されています。この不具合が発生すると、イベントビューアには『0xc0000005』のエラーコードが記録されている場合があります。

詳細は以下の記事参照。
WordやExcelなどMicrosoft Officeが起動しない不具合。2023年6月のWindowsUpdateに起因。KB5027215、KB5027231、KB5027223インストール後に発生する恐れ。対処方法あり

[New]

この不具合はTrellix Endpoint Securityのバージョン35.31.25未満を使用するアンチウイルスソフトやセキュリティソフトをインストールしている環境で発生します。Trellix Endpoint Securityのバージョン35.31.25以降でこの不具合は修正されたため、アンチウイルスソフトやセキュリティソフトをアップデートすることで修正されます。

もし、その他のアンチウイルスソフトやTrellix Endpoint Security Agentをインストールしてこの不具合が発生した場合は、アンチウイルスソフトのメーカー側に問い合わせるようMicrosoftは案内しています。

詳細は以下の記事参照。
WordやExcelなどのOfficeや32ビットアプリが起動しない不具合が修正。2023年6月14日のWindowsUpdate後に発生していた不具合。一部のアンチウイルスソフトに起因