AMD Software: Adrenalin Edition 24.2.1公開

2024年2月28日RADEON

AMD Software: Adrenalin Edition 24.2.1ドライバ(旧名: Radeon Software)が公開されました。2024年2月中旬に『AMD Software: Adrenalin Edition 24.2.1 for HELLDIVERS 2』が公開されましたが、それとはまた別物です。修正された不具合と既知の不具合が若干異なっています。

サポートの追加・最適化されたゲームタイトル

AMD Software: Adrenalin Edition 24.2.1ドライバには、以下のゲームタイトルのサポートの追加・最適化が含まれています。

• スカル アンド ボーンズ (Skull and Bones)
• Nightingale
• Vulkanの拡張機能を追加。詳細はこちらのページをご覧ください

AMD Software: Adrenalin Edition 24.2.1ドライバ対応製品

AMD Software: Adrenalin Edition 24.2.1ドライバは、以下の製品をサポートします。

• Radeon RX 7000シリーズ
• Radeon RX 6000 / 6000Mシリーズ
• Radeon RX 5000 / 5000Mシリーズ
• Radeon iGPU内蔵CPU。対象かどうかはドライバ検索ページよりご確認ください

AMD Software: Adrenalin Edition 24.2.1ドライバで修正された不具合

AMD Software: Adrenalin Edition 24.2.1ドライバでは、以下の不具合が修正されています。

• HELLDIVERS 2プレイ中にゲームがクラッシュしたり、ドライバのタイムアウトが発生する不具合を改善しました。引き続き、この不具合の調査を行っています
• 『バトルフィールド2042』『Destiny 2』『オーバーウォッチ2』『モンスターハンター：ワールド』『PUBG: BATTLEGROUNDS』『Star Wars バトルフロント II』などのさまざまなゲームにおいて、ゲーム中に酷いカクつき(スタッター)が発生する不具合を改善しました
• Radeon RX 6900 XTなどの一部のAMDグラフィックス製品において、Deathloopのロード時間が長くなる不具合
• Radeon RX 6800など一部のAMDグラフィックス製品環境において、RTAOを有効にするとDead Spaceがクラッシュする不具合
• Radeon RX 7000シリーズグラフィックス製品環境において、Enshroudedの初回起動時やアンチエイリアシング設定の変更時に、ゲームがクラッシュする不具合
• Radeon RX 7000シリーズグラフィックス製品環境でEnshroudedをプレイすると、影が明るく表示されたり、反射の表示がおかしくなったりする不具合
• 龍が如く8など特定のゲームにおいて、HDR設定が有効にならない不具合
• Radeon RX 7900 XTXなどの一部のAMDグラフィックス製品環境でCounter-Strike 2をプレイすると、ゲームがクラッシュしたりドライバのタイムアウトが発生する不具合
• 一部のVulkanゲームにおいて、Graphics APIメトリックがDirectX 12と誤認される不具合
• Radeon RX 7900 XTXなど一部のAMDグラフィックス製品環境において、システム再起動後にParsecホストアプリケーションがクラッシュする不具合
• AMD Ryzen 7 7840Uプロセッサーなどの一部のAMD製品仕様環境において、Microsoft Teamsを使用中にカメラが断続的にループした映像を表示する不具合
• Radeon RX 7000シリーズ環境において、Oculus Rift Sの表示が緑色になる不具合
• 特定のハイブリッドグラフィックス構成において、AFMFをサポートしていないにも関わらず、サポートしていると表示される不具合
• AMD Ryzen 9 6900HSとAMD Radeon RX 6800SモバイルGPUなどを組み合わせたモバイル環境において、dGPUをメインディスプレイとして選択すると、マウスの遅延やスタッター(カクつき)が発生する不具合

既知の不具合

AMD Software: Adrenalin Edition 24.2.1ドライバには、以下の既知の不具合があります。

• Radeon RX 7900 XTXなどの一部のAMDグラフィックス製品環境において、GPU使用率100%の状態でHELLDIVERS 2をプレイしていると、ドライバがタイムアウトしたりゲームがクラッシュする場合があります
• Radeon RX 7000シリーズ環境でStarcraft IIをプレイすると、ゲームがクラッシュしたりドライバのタイムアウトが発生する場合があります
• Radeon RX 6000シリーズ以降の環境でRadeon Boostを有効にしてオーバーウォッチ2をプレイすると、ゲームがクラッシュしたりドライバのタイムアウトが発生する場合があります。この不具合の一時的な回避策として、Radeon Boostを無効にしてください
• Radeon RX 6800などの一部のAMDグラフィックス製品環境において、DirectX 12 APIでWorld of Warcraftをプレイすると、最初のロード時間が想定よりも長くなる場合があります
• アクセント記号付きのWindowsのユーザー名だと、シェーダーのキャッシュに失敗する場合があります。この不具合は24.3.1で修正を予定しています
• ゲームが最小化されていると、FPSパフォーマンスメトリックの値が正しくない場合があります。この不具合は24.3.1で修正を予定しています
• Parsec Virtual Display Driverがインストールされていると、AMD SmartAccess Videoが「使用可能」と誤って表示される場合があります
• Topaz AIで特定のDirectMLワークロードを使用すると、パフォーマンスが低下する場合があります
• AV1コーデックを使用してAMD Software: Adrenalin Editionで録画すると、音声とビデオが同期しない場合があります。この不具合は2024年4～6月頃の修正を予定しています

AMD Software: Adrenalin Edition 24.2.1ドライバ ダウンロードリンク

ドライバのダウンロードは以下のリンクからどうぞ。

　　AMD Software: Adrenalin Edition 24.2.1

ドライバのページには以下の2種類のドライバがあります。

• AMD Software: Adrenalin Edition 24.2.1 Driver
• AMD Software: Adrenalin Edition 24.2.1 Driver Including Vega and Polaris Series

前者はRDNA世代のRadeon RX 5000 / 6000 / 7000シリーズのみのサポートして約700MB、後者はRDNA世代に加えVegaとPolaris世代のRadeon VII / RX Vega / 500 / 400シリーズもサポートして全部入りで約1.3GBとなっています。

後者の説明欄には「RDNA製品とPolarisまたはVega製品を組み合わせたシステム用」と記されており、RDNAとVega / Polarisが混在するPC向けとして公開されています。そのため、Polaris / Vegaカードにアップデートはありません。