PS6ポータブル(仮)用AMD APU Canisのスペックがリーク!ドックモード時はPS5に匹敵か

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PS6ポータブル(仮)用AMD APU Canisのスペックがリーク

ソニーの次世代携帯ゲーム機、PlayStation 6ポータブル / PS6ポータブル(仮称)に使われるとされるAMD APU『Canis』のスペックがリークされました。YouTubeチャンネルのMoore’s Law is Deadが報じました。

PS6ポータブル(仮称) & Canis APUスペックについて

PlayStation 6ハンドヘルド(以下、PS6ポータブル)で使用されるAPU『Canis』のスペックについて紹介したい。以下の内容は私が見た最新のドキュメントに基づいている。

▼PS6ポータブル(仮称) & Canis APUスペックについて

  • APUは約135mm2のモノリシックダイ。TSMCの3nmプロセスノードで製造される
  • CPU部分はZen 6cコアが4基、Zen 6 LPコアが2基、合計6コアとなる。Zen 6 LPコアはゲーム以外のタスクを担う。より具体的にいうとOS用となる。また、重要な点として、既存のPS5はZen 2世代だが、PS6ポータブルでははるかに高性能なZen 6世代になるということを覚えておいてもらいたい
  • メモリは192-bit LPDDT5X-8533。最大48GBまで搭載可能な仕様だがおそらく36GB程度になるものと思われる
  • iGPU部分はRDNA 5 (UDNAとも呼ばれる)世代のGPUコアを16基搭載する。携帯モードでは最大1.2GHzほど、ドックモードでは最大1.65GHzほどの動作クロックになる。注目点として、PS6ポータブルはNintendo Switch 2のようにドックモードに対応していることだ
  • PS6ポータブルは2027年中頃に製造され、2027年秋頃に発売予定とされている

ここまでが私が見たドキュメントに基づく内容だ。

以下は上記の情報を基にした私の推測だ。

▼PS6ポータブル(仮称)の推定パフォーマンス

  • ドックモード時、PS5と比較して通常のラスタライズ性能は0.55~0.75倍、レイトレーシング性能は1.3~2.6倍が期待される
  • FSR 4とレイトレーシングに対応したゲームであればPS5を上回ることが期待される。しかし、そうでないゲームはPS5よりも若干低いパフォーマンスとなると予測される
― Moore’s Law is Dead

Moore’s Law is Deadによると、PS6ポータブル / Canis APUは、CPUがZen 6世代の6C12T、iGPUがRDNA 5世代の16CUになるとのこと。

既存のPS5はCPUがZen 2世代の8C16T、iGPUがRDNA 2ベースの36CUです。PS6ポータブルのドックモード時ではこれに匹敵する性能が期待されています。

PS6ポータブルのCPU / iGPUコア数はPS5より少ないですが、各アーキテクチャの世代差を考えれば、Moore’s Law is Deadの推測通りになっても不思議ではありません。

はたして、PS6ポータブルは実際にはどれほどのゲーム性能を見せてくれるでしょうか。今後の情報に注目が集まります。

なお、上記は早期のリーク情報のため、今後、仕様が変更となったりする可能性があることはご留意ください。

Posted by にっち