NVIDIA N1xがGeekbenchに掲載!NVIDIAのコンシューマー向けCPU。20コア搭載。その性能は
NVIDIAのコンシューマー向けCPUとされる『N1x』がGeekbenchに掲載されました。海外メディアのVideoCardzが報じました。
以前からNVIDIAがコンシューマー向けCPU市場に参入することが噂されていた。そのCPUは『N1x』と『N1』の2つバリエーションがあり、前者がデスクトップ向け、後者がモバイル・ノートPC向けと見られている。 そのN1xが、実際にGeekbenchに掲載された。そのリザルトが以下だ。
このリザルトはLinux / Ubuntu 24.04.1 LTS環境で測定されており、シングルコアスコアが3096ポイント、マルチコアスコアが18837ポイントを示している。 CPUのコア数は20スレッドととなっており、NVIDIA DGX Sparkで採用されているNVIDIA GB10 Superchipと一致する。GB10 Superchipと同じだと仮定するなら、これはARMベースのCortex-X925が10コア、Cortex-A725が10コア搭載されていることになる。 リザルトのベースクロックは2.81GHzと記されているが、Geekbenchの内部情報を見たところ最大4.05GHzまでブーストしていた。 このリザルトを見るに、N1xは、GB10 Superchipと非常に近いか、あるいは同等のスペックになると考えられる。残念ながら、GeekbenchのリザルトはCPU性能のみを示しており、GPUコア構成については不明だ。GB10 Superchipと同じであるなら6144CUDAになる。このCUDA数はGeForce RTX 5070と同じだ。 ― VideoCardz |
このN1xのスコアがどれほどのものかと申しますと、
Geekbench 6 | シングル | マルチ |
NVIDIA N1x ベース2.81?ブースト4.05? 20C20T | 3096 | 18837 |
Ryzen 7 9800X3D ベース4.7ブースト5.2 8C16T | 3345 | 18430 |
AMDのRyen 7 9800X3D (シングル3345 / マルチ18430)に近いスコアを示しています。
なお、このスコアはあくまでもGeekbench上の話で、実際のワークロードやゲーム性能には直結しないことはご留意ください。
はたして、Windows環境においてはどれほどのゲーム性能を見せてくれるでしょうか。あのNVIDIAが開発しているだけに、非常に気になるところです。