Intel CEO、将来的にCPUにSMTを復活させることを発表
Intel CEOであるLip-Bu Tan氏は、将来的にSMTを復活させることを発表しました。
Lip-Bu Tan氏は以下のように述べています。
▼Intel x86エコシステムの再活性化 当社(Intel)は、クライアントおよびサーバーセグメントにおけるシェアの拡大に注力してまいります。この目標を達成するために、プロダクトチームおよびエンジニアリングチームと緊密に連携し、ロードマップの強化に取り組んでまいります。 クライアント分野ではPanther Lakeを最優先事項としています。このCPUはコンシューマーおよびエンタープライズ向けノートPCにおける当社の強みをさらに強化します。また、Nova Lakeの継続的な開発も推進し、ハイエンドデスクトップ市場におけるギャップの解消を目指します。 データセンター分野ではGranite Rapidsの拡大を図りながら、ハイパースケールワークロードへの対応能力を向上させることで、シェア回復に注力しています。この取り組みを支える一環として、SMT (Simultaneous Multi-Threading)を再導入します。SMTの廃止は競争上の不利になっており、再導入することでパフォーマンス差を埋めることができます。 ― Intel CEO, Lip-Bu Tan |
Intelによると、少なくともデータセンター向けCPUではSMTを復活させる予定とのこと。以前のハイパースレッディングテクノロジー(HTT)をそのまま復活させるのか、それとも何かしらの改良を加えて別ネーミングで復活するのかまでは語られていません。
また、SMTの復活についてはデータセンター向けCPUについての話で語られており、これがコンシューマー向けCPUにも適用されるかどうかは定かではありません。
筆者の個人的な意見としては、ぜひともコンシューマー向けCPUもSMTを復活させてもらいたいところです。