MS、Windows Updateの更新プログラム名簡略化を一部撤回。反発を受けて。新しい名称には年月が復活

Microsoftは、Windows Updateの更新プログラム名の簡略化を一部撤回しました。
2025年10月末、Microsoftは、Windows11などのWindows Updateに表示される更新プログラムを以下のように簡略化したことをアナウンスしました。
| 更新プログラムの種類 | 簡略化された名称例 | 
| 毎月のセキュリティ更新プログラム | セキュリティ更新プログラム (KB5034123) (26100.4747) | 
| 毎月のセキュリティ以外のプレビューリリース | プレビュー更新プログラム (KB5062660) (26100.4770) | 
| .NET Frameworkのセキュリティ更新プログラム | .NET Framework セキュリティ更新プログラム (KB5056579) | 
| .NET Frameworkのセキュリティ以外のプレビュー | .NET Framework プレビュー更新プログラム (KB5056579) | 
| ドライバーアップデート | Logitech ドライバー更新プログラム (123.331.1.0) | 
| AIコンポーネントの更新 | Phi Silica AI コンポーネント更新プログラム (KB5064650) (1.2507.793.0) | 
これまでは『2025 年 09 月の累積更新プログラムのプレビュー (Windows 11 Version 24H2、x64 ベースのシステム向け) (KB5065789) (26100.6725)』という長い名称だったところ、2025年10月は『プレビュー更新プログラム (KB5067036) (26100.7019)』と、非常に短くなりました。
しかし、年月も削除してしまったため、更新プログラムがいつリリースされたものか、その名称からわからなくなりました。年月を頼りに更新プログラムについて調べたり管理している人にとっては改悪となってしまっています。
そのため、この変更に対して複数ユーザーやIT管理者などから「年月は残すべき」との反発の声が、Microsoftのブログや、Microsoft従業員のX (旧Twitter)上に寄せられていました。
この反発を受けてMicrosoftは、今後の更新プログラムでは、上記の簡略化された名称に加えて年月も表示するよう変更することを明らかにしました。
年月が表示されなくなって困っていた人にとっては朗報と言えるでしょう。

























