KB5070773インストール後もWindows回復環境でUSBマウス・キーボードが動作しない不具合。対処方法あり

KB5070773をインストールしてもWindows回復環境(Windows RE / WinRE)でUSBマウス・USBキーボードが動作しない不具合が発生しています。
不具合概要
日本時間で2025年10月15日に配信されたWindows11 25H2 / Windows11 24H2 / Windows Server 2025用セキュリティ更新プログラムKB5066835をインストールすると、Windows回復環境でUSBマウスやUSBキーボードといったUSB機器が動作しなくなるという不具合が発生しており、Microsoftは、この不具合を修正したKB5070773を日本時間で2025年10月21日にリリースしました。
しかし、KB5070773をインストールしてもWindows回復環境でUSBマウス・USBキーボードなどのUSB機器が動作しない不具合が発生しています。
この不具合は、Microsoft UpdateカタログからKB5070773をダウンロードして、手動でインストールした場合に発生します。
Windows11においてWindows回復環境用の更新プログラムは、累積更新プログラムを通じてインストールされます。本来であれば累積更新プログラムのKB5070773を通じて、この不具合を修正するWindows回復環境用更新プログラムKB5070762が同時にインストールされるところ、Microsoft UpdateカタログからダウンロードしたKB5070773を手動インストールすると、KB5070762がインストールされません。つまり、Windows回復環境のアップデート・修正が行われません。
対処方法・回避策
一度、手動インストールしたKB5070773をアンインストールしてください。アンインストール手順は以下。
▼更新プログラムのアンインストール方法 1.) 2.) |
不要かもしれませんが、アンインストール後は念のためもう一度PCを再起動してください。
その後、Windows Updateを実行して、Windows Update経由でKB5070773をインストールしてください。これでWindows回復環境用KB5070762も同時にインストールされて、Windows回復環境のバージョンが10.0.26100.6901になり、USBマウスやUSBキーボードが動作するようになります。
不具合がちゃんと直っているか確認したい場合、Windows上で[SHIFT]キーを押しながら再起動を行ってください。すると、Windows回復環境に入れますので、USBマウスやUSBキーボードが動作するかご確認ください。
























