KB5032190に複数の不具合。タスクバーからアイコンが消える、仮想デスクトップのアニメーション異常

WindowsUpdate

Windows11 Issue

2023年11月15日にWindowsUpdateに配信されたWindows11 バージョン22H2 / 23H2用セキュリティ更新プログラムKB5032190に、複数の不具合報告が出ています。

仮想デスクトップ切り替え時のアニメーションの動作異常

KB5032190をインストールすると、仮想デスクトップ切り替え時のアニメーションが追加されます。環境によっては、仮想デスクトップを切り替えるのが非常に遅くなるという報告が出ています。

このほか、仮想デスクトップを切り替えると壁紙が不自然に動く、仮想デスクトップごとに違う壁紙を設定していると[CTRL] + [Win] + 矢印キーで仮想デスクトップを素早く切り替えるとカクつく、フェードアウトのアニメーションが異常な表示などが発生しています。

このアニメーションを無効にしたい場合は以下の手順で無効化できます。

  1. [Windows] + [R]キーを押して『ファイル名を指定して実行』を開いてください。
  2. 『SystemPropertiesPerformance』と入力してエンターを押してください
  3. 『パフォーマンス オプション』が開いたら『Windows 内のアニメーション コントロールと要素』のチェックを外して『OK』を押してください。
    『Windows 内のアニメーション コントロールと要素』のチェックを外す

これで仮想デスクトップ切り替え時のアニメーションが発生しなくなります。ただし、この設定をすると、スタートメニューの表示など、その他のWindowsのアニメーションも無効化されます。

タスクバーのアイコンが消える

以下のようにタスクバーのアイコンが消えるという不具合が発生しています。

タスクバーのアイコンが消える

Microsoftはこの不具合を認識しており、修正に取り組んでいます。この不具合が発生した場合、一時的な対処方法として、タスクマネージャーから『エクスプローラー』(explorer.exe)を再起動することで再びアイコンが表示されるようになります。