KB5070311に複数の不具合報告。マケスピ2にパスキーログインできない、CADアプリARESのフォント表示がおかしい、インストールに失敗

2025年12月2日にWindowsUpdateに配信されたWindows11 25H2 / Windows11 24H2用プレビューリリース(プレビュー更新プログラム)KB5070311に、複数の不具合報告が出ています。
不具合1: マーケットスピードIIでパスキーログインができない
楽天証券のアプリ、マーケットスピードII (マーケットスピード2 / マケスピ2)において、KB5070311をインストール後からパスキーでログインできなくなったとの不具合報告が出ています。
対処方法としては、KB5070311をアンインストールすることで、ログインできるようになったと報告されています。
同様にパスキーでログインできなくなった方は、KB5070311のアンインストールをお試しください。
不具合2: CADアプリ『ARES』の表示がおかしくなる
KB5070311をインストールすると、CADアプリのARESの表示がおかしくなるとの不具合報告が出ています。具体的には、メニューなどの一部の横書きフォントが、縦書きになります。
ARESの使用自体には問題はありません。
Windows側、ARES側、どちらに原因があるのかは定かではありませんが、修正をお待ちいただくか、もし、気になるようならKB5070311をアンインストールして改善するかご確認ください。
不具合3: KB5070311のインストールに失敗する
一部環境において0x80070306エラーでKB5070311インストールに失敗するとの不具合報告が出ています。KB5070311には新たな脆弱性の修正は含まれていないため、無理にインストールする必要はありませんが、どうしてもインストールしたい場合や、今後のWindows Updateでも同様の失敗が懸念される場合は、以下の手順をお試しください。
Windows Updateが失敗する場合の対処方法
Windows Updateに失敗する場合の解決策として、システム要件を満たした通常のWindows11 PCは、『設定』 → 『システム』 → 『回復』 → 『Windows Update で問題を解決する』をお試しください。
その後、Windows Updateを実行して更新プログラムがインストールされるかどうかご確認ください。多くの場合、これでWindows Updateに成功するようになります。(もし、上手くいかなかった場合は、インストールメディアを使用してWindowsの上書きインストールをお試しください)
なお、Windows11のシステム要件を満たしていない環境(TPM要件を満たしていないなど)に無理矢理Windows11をインストールしている非対応PC環境の場合は『Windows Update で問題を解決する』を実行しないでください。
Windows11非対応PCで実行すると、システム要件のチェックに引っ掛かって修復バージョンをインストールできず、以下のように、
『問題の修正』と表示されたままになります。Windows11非対応PCでは『Windows Update で問題を解決する』を絶対に実行しないでください。
Windows11非対応PC環境の場合は、インストールメディアを使用したWindowsの上書きインストールをお試しください。Windows11非対応PC向け手順は記事下部に記しています。




























